俳優・小澤廉（28）、植田圭輔（30）が8日、都内でドラマ＆舞台『チョコレート 戦争～朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり～』取材会を開催した。
今年1月から1クールで放送されたドラマ『チョコレート 戦争～朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり』。その本作のDVD BOX及びBlu-ray BOXの発売が24日に、舞台版の上演が2021年1月に決定したことから取材会が開催。なお、舞台版では、ドラマ最終話で学園を去った仁科智也（小澤廉）に代わり、舞台版の主役は彼のアイドル時代のライバルだった久保南碕（植田圭輔）が務める。
会見に2人はドラマ・舞台衣装で臨むこととなったが、2人ともフォーマルめな装いと、多く集まった記者たちを前に机を挟んで会見することへ、植田が思わず「謝罪会見みたい（笑）」と、漏らして、記者たちを和ませてスタート。
まずはドラマ撮影時の共演エピソードの質問があがると小澤は「僕は“うえさま”（植田）が僕をけなしてくる……」と言い出し、植田が「役でね！（笑）」と、思わず補足して楽しげ。植田は「ガッツリ一緒に演じたは初めてで、結構楽しかったなって。現場の空気が良くて、なんでだろうなと思ったら小澤廉がこの現場を盛り上げていたからで」と褒めると、小澤は「僕のおかげでもあるのかな（笑）」と、乗っかり和気あいあい。
ドラマから舞台になるにあたり主演を小澤から植田へバトンタッチすることとなる。この状況へ植田は「小澤さんから引き継ぐプレッシャーで潰されそうなんですけど（笑）」と、冗談めかしつつ、「『チョコレート戦争』感をドラマから舞台版に反映していければというのと、（小澤が）すごく大切な作品だと思うので、（その思いも）引き継いでいけたら」と、しっかり宣言することも。
そんな2人へ、役者として本気でライバル視している部分はないかとの問いかけに、小澤は、「本当に思いつかなくて。（俳優として）一生仕事に困らないんだろうなって。僕ごときがというのもあれですけど、かなわないところが1つも見つからなくて。信頼もできるし」と、相当に信頼が厚く、「しいていうなら、『大乱闘スマッシュブラザーズ』です。本当にしいて言うなら」というほど。では、植田はといえば、「なんだろうなぁ。いっぱいありますよ。美貌……。あと笑顔がいい。でも、ライバル視しているかというとそうでもないんですけど」と、バチバチといった感はなくといったよう。
ほかにも、新型コロナウイルスのため自粛期間なにか新しくはじめたことはないかと質問があったが、植田は「こんなに長いこと家にいることがなかったので、家にいる間にやれることやってみようと思って、もともとギターを触っていたんですけど、エレキギターで1曲マスターしようというので、できるようになったり、筋トレとか。あとは歌詞とか書いてました。みなさんいろんなものを封印されちゃって息苦しい時期があったんですけど、ある種これを利用して、つなげていかないとという仕事だと思うので書き留めたりしてましたね」と、自分磨きをしていたそう。
それを聞いた小澤は少々申し訳なさそうに「仕事につながるようなことまったくしてなくて。iPhoneでゲームをしていて、それが進化してiPadでした。（操作が）2本指から4本指に進化したんです」と話していたが、それだけではなく、「自炊を極めようと思って麻婆豆腐を作りました」と、実はちゃんと自分磨きをしていたそうだ。
会見終盤には舞台タイトルにかけたチョコレートの思い出話の質問も飛んだが、植田が「幼稚園で同級生の親からチョコレートをもらいました。お返しが大変でした」と話していると、小澤は、「俺もそれ言おうと思ってました！」と、共通点もあったようだった。
■舞台『チョコレート戦争～a tale of the truth～』詳細
演出：久保田唱
脚本：堀内博志
出演：植田圭輔、立石俊樹、小南光司、古谷大和、星元裕月、TAKA（CUBERS）、杉山真宏(JBアナザーズ)、小早川俊輔／大平峻也
公演日程：
大阪公演 2021年1月16日（土）～17日（日）
会場 大阪メルパルクホール
東京公演 2021年1月23日（土）～31日（日）
会場 シアター1010
公式サイト：https://chocolatewars-stage.com/
