越岡裕貴初単独主演舞台リベンジ上演へ喜びとともに「みんなイケメンなんで、全員に負けたくない」で投げキッス！小川優“無茶振り”予行で大好きな亀梨和也のポージング

　アイドルグループ『ふぉ～ゆ～』の越岡裕貴、ジャニーズJr.・小川優が21日、東京・有楽町のヒューリックホール東京で舞台『This is 大奥』（脚色・演出・構成・振付・出演：玉野和紀）公開ゲネプロを前に玉野と取材会を開いた。

　株式会社サイバードが運営する、女性向け恋愛ゲーム『新章イケメン大奥◆禁じられた恋』の舞台設定、キャラクター設定を原案とした、ゲームとは全く違う、完全オリジナルストーリーの舞台作品。将軍が女性だったら？大奥がイケメンの男たちばかりだったら？といった設定で展開される。女将軍・トクガワイエミツの正室の座を奪うべく、さまざまな特徴を持った男たちが群雄割拠する“男ばかりの大奥”を舞台に、あの手この手の趣向、陰謀、策謀が渦巻き、イエミツの心を奪おうとする男たちの熾烈な恋の戦いが繰り広げられることとなる。

　越岡は、五摂家出身の高い家柄でありながら、やや傍若無人な俺様キャラの自由人・タカツカサ役で主演。一方、小川はタカツカサの元世話役で、現在は将軍の湯殿係を務めるナツ役を演じる。

　本作は昨年けいこ途中で新型コロナウイルス拡大防止の観点から中断となっていた舞台なだけに、越岡は、「1年越しにかなうというか、リベンジできるというか……。この日をずっと待っていたので。幕が開くということが、まだ実感はないですけど明日の初日が楽しみです。これまで当たり前にできていたことが当たり前じゃないなと再確認できました。ステージ上からは感染対策して、来てくれるお客さんにできるだけエネルギーを伝えられたらと思っています」と、初日を目前にして喜びを噛みしめる。

　小川も、新型コロナウイルス禍によって「いままで満杯にいたお客さんが、いまこの状況下で満杯でいるということが難しくなって、いままで当然のように見ていた光景が見られなくなって、最初はびっくりしたのが多かったです。それでも、いろんな感染症対策をして観に来てくださるお客さんは本当にありがたくて、いままで以上に、より頑張ろうと思いましたね」と、気持ちを語る。

　玉野は昨年の公演からほぼ同じキャストで上演できることへ「ちょっと嬉しくて」と話すとともに、昨年上演予定だった本作が越岡にとって単独初主演の作品だったと振り、越岡は「去年なくなってしまったので、1年越しですけど待ってくださっていたみなさんに届けられたらと思いますね」と、より気合が入るようだった。

　続けて、『ふぉ～ゆ～』が活動10周年を迎えた話題へ。しかし、越岡はとしては、「10周年はそうなんですけど、ジャニーズとしてはやっぱりCDデビューがあるじゃないですか、10周年だとアルバムとかも出されますけど、僕らはCDとか出していないので、いかんせん10周年という感じがしていないんです。ジャニーズのなかで一番静かな10周年を迎えていますね」と、そこまででもないよう。そこで、「僕ら『ふぉ～ゆ～』としては形に残っているものがあまりなくて、ファンのみなさんがいつでも手にとって見られるような、なにか形に残せるものを届けたいなという気持ちはありますね。具体的には決まってませんけど」と、頭に描くものはあるようだった。

　舞台の話に戻り、けいこ中のことへ。越岡は「男だらけで、エネルギッシュで楽しかったですね。男子高校生のノリみたいな感じで。ジャニーズ事務所にいるような感覚というか」と、熱気が楽しかったのだとか。すると小川が「いろんなところ（事務所）からみなさん来ているので、なんかちょっと違うよね」と話し、具体的な違いへは小川は「おそらく、系統の違うイケメンなんですよ。やはりジャニーズはジャニーズ系なのかも」と、比べ、そのイケメンたちのなかで越岡のセールスポイントとしては「爽やかさですね」と、アピールしていた。

　また、劇中には“無茶振り”をキャスト陣が振られるコーナーもあるという。これは玉野がいきなりキャストの誰かを指名するという。具体的にけいこではどんな無茶振りが飛んだのかとの質問に、越岡は観客たちが“上様”というキャラクター設定のことを前置きしつつ、「“上様”へ『ごめんなさいの歌を歌え』とか、『ごめんなさいの舞を舞え』と言われて」と難儀したといい小川も、「あそこのコーナーは怖いですよ。全員怖がってます」と、戦慄が走るのだとか。

　では実際にその“無茶振り”をジャニーズというお題で、披露してもらうことに。小川はしばし逡巡した後に、「僕、亀梨（和也）くんが好きなんですよ。亀梨くんがたまにやる動きです。まねする人多いんですけど、歌いながら……これです！」と披露したり、越岡は5回以上の投げキッスを飛ばし大サービスをしていた

　そして、越岡から「みんなイケメンなんで、全員に負けたくない！」と、バチバチな感じを窺わせつつ、「去年中止になった作品ですが、またリベンジできるということで、僕たちからはエネルギーを届けたいと思います！」と、意気込んでいた。

　舞台『This is 大奥』東京公演は22日から同25日までヒューリックホール東京にて全8回、大阪公演は4月29、30日にクールジャパンパーク大阪TTホールにて全3回で上演予定！

　※記事内舞台写真は「撮影：立川賢一(studio cyan)、福島正大」