柳楽優弥 映画「HOKUSAI」へ「何かを目指す情熱を維持する追い風に」と思い!田中泯 自身と「相違ない言葉」がセリフに喜び噛みしめる

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 俳優・柳楽優弥(30)、田中泯(75)が9日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された『第33回 東京国際映画祭』(通称:TIFF2020)クロージングセレモニー内で映画『HOKUSAI』(監督:橋本一/配給:S・D・P)舞台あいさつを橋本監督、脚本を担当した河原れん氏とともに登壇した。

 代表作『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』などで知られる浮世絵の葛飾北斎の知られざる生涯を描いた作品。柳楽は北斎の青年期を、田中は老年期を演じW主演している。

 柳楽は「クロージングに『HOKUSAI』を選んで頂いて嬉しく思います」と喜びを語るとともに、「日本で有名なアーティストを時代劇で演じるというのは初めてだったので、とてもやりがいのある最高の時間を過ごせました」と、充実した撮影になったよう。

 田中は撮影へ「とにかくひたすら光栄な時間をありがとうございました。ときには、このセリフは言いたくないということもあるのですが、ほとんど納得する言葉ばかりを、少ない言葉ではありましたが喋らせて頂いて、本当に幸せでした」と、笑みを浮かべた。

 続けて、司会の中井美穂から田中へ「舞踊家として世界中で踊ってこられたわけですが、北斎と通じるところはありましたか?」との質問をすると「難しいなぁ。でも、まずは私を踊り手としてご紹介頂いたこと感謝します。小さな子どものときから踊りが好きで、長じて踊りを習うようになって60年になります。僕は体の中に自分が生きているということを誰よりも意識して生きている人を神様と呼んでいます。このダンサーが北斎を演じる、自分の体の中に引き受けるというのはみなさんご想像つくかわかりませんが、こんなに光栄なことはありませんでした。その私の口から出る言葉も私の体の中で育ちます。ほとんど相違ない言葉を台本としてセリフとして頂きました。本当にダンサーとしても喜びを味わいつつ、撮影の現場を過ごさせて頂きました。本当にみなさんに感謝致します」と、スピーチしていた。

 そして柳楽から、「2020年が大きな転換期として感じています。そういうなかでも何かを目指すという情熱を維持する追い風になってくれたらいいなぁっていう気持ちがこの作品にあります。日本映画が大好きなので、俳優として負けずに盛り上げていきたいなと思いこれから頑張っていきます」と、前を向いて話していた。

 映画『HOKUSAI』は2021年5月よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー予定!

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