作間龍斗「苦しみながらやっていました」と苦悩したシーン吐露で首藤凜監督へセリフ変更の提案も!映画「ひらいて」山田杏奈、芋生悠とともに開催で舞台挨拶で猫背になりきった役作りも

作間龍斗「苦しみながらやっていました」と苦悩吐露で首藤凜監督へセリフ変更の提案も!映画「ひらいて」山田杏奈、芋生悠とともに舞台挨拶で猫背になりきった役作りも1

 ジャニーズJr.でアイドルグループ『HiHi Jets』の作間龍斗(19)が23日、東京・新宿ピカデリーで映画『ひらいて』(監督・脚本:首藤凜/配給:ショウゲート)公開記念舞台あいさつを俳優・山田杏奈(20)、芋生悠(23)、首藤監督とともに開いた。

 芥川賞作家・綿矢りさ氏の青春の愛憎を描いた同名作を実写映画化。成績優秀、明るくて校内では人気者の高校3年生の木村愛(山田)。そんな彼女はクラスに馴染めない少年・西村たとえ(作間)に高校1年生のころから恋をしていた。しかしたとえには、学校内でも目立たない愛の同級生・美雪(芋生)という秘密の恋人がいることを偶然知ってしまう。そこで愛は自らの気持ちを隠して美雪に近づいていくのだが……。

 全国62館で生中継が入るなかでキャスト陣がそれぞれ笑顔で手を振っていたが、作間は手に持ったマイクで「見えてますか~」と、声入りで手を振り場内の雰囲気を届けた。

 作間は自身の演じたたとえとは違うというところで、「ここに立っているのはジャニーズ事務所から来た作間龍斗です(笑)」とお茶目に切り出す。

 本作が映画初出演の作間は「役作りとか演技とかそういうものにはかかわってこなかったので、そういうところから今回初めてで。『第一印象はたとえくんみたいにクールで寡黙みたいに思ったんだけど、喋ってみるとなんかぶっ飛んでるね』と言われることが多かったんです(苦笑)。なので、中身の作間を封印して、佇まいだけの作間で挑んでたという感じです。でも、やっぱり感じるままにやってみたというところが多かったですね」と、役作りの裏話を。

 作中、たとえからは愛に対して辛辣なセリフを投げかけることもあるという。このセリフを言うときに作間は「苦しかったですね。普段は喋らない子ですけど、苦しみながらやっていましたね」と、振り絞るような感じだったという。

 すると、首藤監督から「あそこだけ、作間くんから、『こういう言い方はどうですか?』という提案を頂いて、原作ではたとえはもっと冷たい感じがしていたんですけど、ちょっと優しい部分が見られた感じでした」と、セリフを変えるよう提案があったという。その真意について、作間は「演じている僕自身も泣きそうになるくらい苦しくて、さすがにちょっと変えていいですかという感じで」と、張り裂けそうな気持ちからだったそうだ。

 ほかにも役作りへ、首藤監督がこの舞台あいさつ時点の作間へ「こういう場に立つとあまり面識のない方という感じがするんです。台本も読み込んできてくださった感じがしてたとえとしていてくれて、なんか伝わっているなという感じで」と、対面のときから作り込んでいたと証言。

 これに作間は、「最初監督にお会いしたときに、地味の猫背を意識して歩いてと言われたんです。それで、意識してやってるうちに、猫背になったんですよ。いま首が痛いくらいで」と、いまもたとえをひきずっている部分があると笑いながら話しつつ、「監督の伝え方というのも、僕的に本当にありがたいもので、言葉として監督と会話はたくさんしたわけではない感じでしたけど、自分的にはコミュニケーションを取っていた感じで」というと首藤監督も「なんか伝わってるなという感じがしていて」と、うなずいていた。

 一方、山田は愛のキャラクターへ「ゴミ箱を投げるくらいの思い切ったことができるのが羨ましいなと感じました。ただ、近くにいると嫌だろうなと(苦笑)。でも、この作品の中では素敵な人物でした」と、振り返ったり、芋生は、「オーディションで美雪という役を頂いて、私ができるかなという嬉しさと同時に不安もありました」と心情を吐露。そんな芋生に作間は「美雪がいるときは、ふわふわ~とした空気で」と、ムードを作っていたと証言していた。

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“ふわふわ~とした空気”をジェスチャーで表現

 そして芋生から、「自分のことを好きじゃない子に見てほしいし、大丈夫だよと肯定できる作品になっていると思います。気に入った方はこの作品をいろんな方に勧めてもらえれば」と呼びかけ、山田からは「闘った記録を、生み出したものを感じてもらえたら嬉しいなと思います。本当によかったら(SNSなどで)感想を書いてくださったらすごく力になりますし、映画を生み出す側として力になります」と、メッセージを。

 作間からは、「ここにいるみなさん、全国62の映画館で観ているみなさん、映画の後に僕が出てくることで消化の悪い感じになっていたらすみません。きょうも眩しい青(い衣装)で登場して(苦笑)。僕にとっては初めての舞台あいさつで……って、先日の完成披露試写会にも立ちましたけど、中身は、しみじみとしているんです。関係した方に感謝を伝えたいと思います。人生が豊かになる映画ですので観て頂ければ!」と、胸いっぱいにあふれる思いを伝えて終演を迎えていた。

 映画『ひらいて』は公開中!

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