松田元太玉木宏から「人懐っこくて、みんなから愛されキャラ」！まさかの“ターニングポイント”違いでイベント和ませやこれからの言葉を「重くしていきます」！？

ジャニーズJr.でアイドルグループ『Travis Japan』の松田元太（22）が14日、都内で『連続ドラマW だから殺せなかった』（WOWOW）完成報告会に俳優・玉木宏（41）、渡部篤郎（53）、権野元監督（48）とともに出席した。

　本作は作家・一本木透氏が第27回鮎川哲也賞優秀賞を受賞した同名小説を連続ドラマ化した作品。大手新聞社に「俺の殺人を言葉で止めてみろ」という一通の手紙が届く。首都圏を震撼させていた無差別連続殺人犯は一本木記者（玉木）を指名する。さらに、新聞紙上での公開討論を要求し、新たな殺人を予告する犯人に対し、一本木は報道記者として言葉の力で立ち向かうが、この前代未聞の対話は、劇場型犯罪として世間を揺るがしていくこととなり……。渡部は太陽新聞社の編集担当取締役で一本木の過去を知る吉村隆一役、松田は物語の鍵を握る大学生・江原陽一郎役を演じ、本作でWOWOW初出演を果たした。

　松田は黒のスーツ姿で登場。「緊張しています」と、硬い笑顔を浮かべつつ、今回の出演へ、「まず一般的な日本語でいうと、大御所の方々と共演させて頂いて」と、切り出し、玉木が「一般的な日本語っていうのが……」と、ちょっとひっかかったと松田を見て2人で笑いあう姿が。

　続けて松田は、「すごい方々に囲まれて、ありがとうございますの感謝の気持ちと、大学生の江原陽一郎を演じて、ちょっと抱える部分やトラブルであったりするなか、玉木さんが演じている一本木記者と出会って、そこでいろんなものが出て……。とにかく全力で演じました」と、撮影中の気持ちを。

　玉木とはしっかりコミュニケーションをとっていたという松田は、「ジャニーズの先輩というくらい優しくして頂いて、楽しかったです」と、目を輝かせて隣の玉木を見る。これに、玉木は「本当に転がすのがうまい。人懐っこくて、みんなから愛されキャラで。それにお芝居への情熱も高いですね」と、目を細める。

　すると権野監督から松田が撮影の休憩中に玉木へお古の服をもらえないかと持ちかけていたというエピソードを披露するとともに「そのときに、玉木さんは『お店紹介してあげるよ』って言ってて」と、実はうまく話をそらされたと話していたが、ここですかさず松田が玉木に「今度頂きにまいります」と、食らいついていき、玉木もこれには笑顔で受ける。

　さらに、玉木のお芝居を間近で感じたという松田だが、「後ろ姿を拝見していて」というと、玉木は「あんまり後ろ姿を見せて芝居してないと思うけど」と、イジると、松田は大慌てで「雰囲気感じたりして。すごい方からすごいものを教わっているなと感じて」と、言葉を継ぐ。ここで畳み掛けるように権野監督が「ちょっと言葉軽いよね」というと、玉木も「言われれば言われるほど……」と、松田を見つめ、これには松田もただただ苦笑いを浮かべながら「重くしていきます」と、からくもコメントを絞り出していた。

　その後、作品にかけてターニングポイントになった出来事は？という質問が。しかし、松田は質問を受け取り違えたのか、「家に帰る前のコンビニで1回後ろに戻ったりするんです」と、まさかの進行方向的なターニングポイントのことを言い出して場内を和ませ、玉木も「ほんとすごいんですよ（笑）」と、楽しげ。

　気を取り直して、人生のターニングポイントのエピソードへ松田は、「小学校のときに書き初めで、ジャニーズって縦に書いたんです。『漢字で書いて』と言われたのですが、担任の先生は、『松田くんの夢は叶えるべきです！』と言われて。そこから始まったので、書き初めがターニングポイントです」と、アピールしていた。

　ほかにも、一本木記者のように取材したい人物はいる？との問いかけに、松田は渡部篤郎を指名。「ドラマとか映画で拝見させて頂いていて、警察庁の怖い方なのかなというイメージがあって。実はどういう方なんですようと思って」と、興味の視線を向けたが渡部は「こういうときどう答えたらいいの（笑）」と困惑の表情で玉木にパスしたりと、イベントの空気をしっかりメイクしていた。

　『連続ドラマW だから殺せなかった』は2022年1月9日午後10時より全5話で放送・配信予定で第1話は無料放送となっている。