長谷川博己 リトグリ生歌唱見て「泣きそう」や共感できない役でも「嘘ついてやるしかない」としみじみ!綾瀬はるかのスタンスは「いいところを増やす」

長谷川博己 リトグリ生歌唱見て「泣きそう」や共感できない役でも「嘘ついてやるしかない」としみじみ!綾瀬はるかのスタンスは「いいところを増やす」2

 俳優・長谷川博己(45)、綾瀬はるか(37)が11日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『はい、泳げません』(監督:渡辺謙作/配給:東京テアトル リトルモア)公開記念舞台あいさつを渡辺監督(51)、主題歌『magic!』と『生きなくちゃ』を担当した“リトグリ”こと音楽グループ『Little Glee Monster』かれん(24)、MAYU(22)、アサヒ(23)とともに登壇した。

 本作は泳げない男と泳ぐことしかできない女の、希望と再生の物語。頭でっかちな言い訳ばかりするカタブツな哲学者・小鳥遊雄司(たかなし・ゆうじ)を長谷川、主人公に水泳を教えるコーチ・薄原静香(うすはら・しずか)を綾瀬が演じる。

 上映後、全国272館でライブビューイングされるなか登壇したキャスト陣。本作の前半と後半では、ガラリと様相が変わるそうだが、長谷川は「後半は映画的なものに入るので、作っていく上で『前半でやり過ぎると後半行きづらくなるね』というので相談しながらでした」と、舞台裏を話す。

 さらに長谷川は、「後半で、この人がなぜ水を克服したいのかというが分かってからサスペンスに変わってきて。結末を知ってはいましたが、自分もワクワクしていたんです。感動的なシーンもわかっているけど、客としても楽しめて。終わった後にふわっと楽しめるようなものなんです」と、アピールしつつ、ふと思い返して「でも、自分でこれ言っちゃだめだなと」と、苦笑い。

 一方の、綾瀬は「私は8割がプールで指導しているので、まあ……とくになくです(苦笑)。最初はちょっと慣れてない生徒が反抗をはじめて。でも、監督からは『小鳥遊!』という感じで『もっと怒れ!』と言われて」と、強く指導している演技を求められたという。そこで綾瀬としても、後のシーンのためにもう少し言い方をソフトにしたほうがいいのではと、監督に意見を申し入れたことも明かしていた。

 話題がリトグリによる楽曲へ。長谷川は、「元気をもらえるような曲でありがとうございますという感じで」というと、綾瀬も「水の中の透明感と『Little Glee Monster』さんの透明感が作品の中に連れて行ってくれている感じがいます」と、伝える。

 そんなリトグリが『生きなくちゃ』を生披露。これを目の前で聴いていた綾瀬は「鳥肌が立って一瞬で世界観に引き入れて頂いて感動しました!綺麗な歌声で」と、目を輝かせれば、長谷川は「ちょっと感動しましたね。最初の3人でハモられたときにググっときて、泣きそうになっちゃって……いかん、いかなんと(苦笑)癒やされます。これを聴けたのがきょう僕の1番の幸せです!」と、声をかけるとリトグリが感激。

 かれんは「お三方が見守ってくださるのが伝わってきて」と話すと、MAYUは「本当にみなさん映画を観終えられて余韻に浸っている中なので、その中で歌わせて頂いたのは嬉しかったですし、歌い出しだったので緊張しました」と、しみじみ。アサヒは舞台あいさつで歌唱したことで「より沁みるものになればと思って歌っていました」と、気持ちを語っていた。

 イベント後半には、作品にかけて人生において大切にしていることはという問い掛けが。綾瀬は「なるべくあるものに目を向けるというか、ないものに目を向けやすいこともあると思うんです。でも、あるものに目を向けて、ささいな元気に仕事できているとか、そういうふうなものを忘れないようにしていたりして。いろんなことが起きますけど、なるべくいい面を見るようにと思っています」とスタンスを話す。ここで司会から落ち込んだときはどうする?と追加で振られると、「この中で自分が感謝できることってなんだろうと考えたりします。いいところを増やすというか」と、前向きな姿勢を。

 続く、長谷川は「難しいですよねこの質問は……。でも、俳優の仕事をしているので、自分の気持ちを偽ったりしないといけないんですけど、大事なことは自分の中では自分に正直に、内側では正直に思っていることを持っていたいという感じです」という。もし、共感できないキャラに向き合うときは?との問いかけにも、「共感しようとしますね。そのときは、完全にそっちになりたいタイプで、自分の中から出すというより染まりたいので嘘ついてやるしかないですね」と、方法論を語っていた。

 そして綾瀬から「しっかりしたテーマですが、割と監督の映像で不思議な世界観のもので、余韻がすごくあるなと思っています。何度も観たくなるような作品だと思うので、また観に来てください!」と、呼びかけると、長谷川からは「この映画は生きることへの讃歌がある作品になっていると思います。作品を観て、少しでも前向きになってもらえたら嬉しいなと思います。小鳥遊が泳ごうとして泳げないけど、それでも泳ごうとしていく姿が映画づくりと重なって、撮影中は辛かったんですけど、やってよかったと思っています。終わった後になんか前向きになれるような作品になっています。みなさんもそう感じたなら、口コミで広げて頂ければ」と、メッセージを寄せていた。

 映画『はい、泳げません』は全国公開中!

 ※長谷川博己過去記事
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 ・長谷川博己「愛の結晶」へしみじみや偶然重なりミラクル発生!原田泰造「こっちの方がおいしい!」と“宗旨変え”も
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生歌唱を披露

長谷川博己 リトグリ生歌唱見て「泣きそう」や共感できない役でも「嘘ついてやるしかない」としみじみ!綾瀬はるかのスタンスは「いいところを増やす」4