蓮佛美沙子 松田龍平「想像2倍喋る」『鵜頭川村事件』イベ開催

蓮佛美沙子 松田龍平「想像2倍喋る」『鵜頭川村事件』イベ開催2

 俳優・蓮佛美沙子(31)、工藤阿須加(31)が2日、都内で『連続ドラマW 鵜頭川村事件』完成報告会を入江悠監督とともに開いた。

 作家・櫛木理宇氏の同名小説のスリリングな物語展開や人間の本性に迫る心理描写はそのままに、時代や設定を改編、壮大なスケールで映像化!舞台は日本の片隅にある鵜頭川(うずかわ)という名の村。行方不明の妻を捜す医師・岩森(松田龍平)は娘を連れて妻の故郷の村を訪れるが、村は集中豪雨による土砂崩れで孤立。不安が渦巻く中、殺人事件が発生し、村人たちは暴徒化していき……。村に根深く残る因習や権力闘争に巻き込まれながら、岩森は妻の行方に繋がる新事実にも辿り着くのだが―― 。果たして、岩森は娘と共に妻を連れてこの村から無事に帰ることができるのか!?蓮佛は妻・仁美役とその双子の姉・矢萩有美の2役を、工藤は鵜頭川村青年団の団長の降谷辰樹役で出演している。

 この日は主演の松田龍平と、伊武雅刀が体調不良のため大事をとって欠席に。蓮佛も「すいません。裏でどうしようかと話していて、私達も戸惑っていますが、この作品の魅力を伝えられたらと思います」と、気合が入ったようだが、入江監督としては「大きな秘密を抱えた役柄の2人なので、どう話をしたらいいんだろうって(笑)」と、探り探り語りだすことに。

 また、この場にいない松田のこともガンガンに語られていくことに。入江監督は「普段一緒にご飯食べたりしないんですけど、以前になぜか、黙っておでんをつついて食べにいったことがあるんです。そのときに言ってたのが、『入江さんの脚本で映画やりたい』っって。この作品は自分が脚本を書いてないですけど、『脚本面白いです』と言ってくれたのがエネルギーにないましたね」と、思い出を。

 その話を聞いていた蓮佛は、首をかしげながら「想像の2倍喋る人だったんです。私だけなのかな?結構ノンストップでしゃべっていて。妻役だったからなんでしょうか。あと娘役の子もいて3人でゲームをしたりとかしました。平等に話される方で、娘役の方とケンカもしていたんです。『バミリの位置が違う、そこじゃないんだよ!』と、ヒートアップしていってどこが冗談でどこからが本気なんだろうって」と、多弁だったと食い違う証言が。

 すると入江監督は、「冬の長野の撮影で過酷だったこともあって『蓮佛さんが癒やしだ』と言ってました」と、蓮佛の疑問に返答。そこに工藤が松田は「怖いイメージがあったんです。撮影のときも何か言われるんじゃないかと思っていたんです。そうしたら松田さんが、休憩中に真顔でこちらにやってきたんです。なんて言うのか緊張してたら『寒いね』『工藤くん気持ちあるからさ、良いと思う』と言ってもらって。その後も、松田さんから近づいてくるということが多かったですね」と、工藤を感激させていたという。そんな松田のいい話で終わるかと思いきや、入江監督は「それはあんま考えてないと思いますよ」と、解説し、工藤をがっくりさせる結果となっていた。

 ほかにも役作りの話題になった際に、俳優業と並行して農業にも力を入れている工藤は、農作業の演技が本職のように見えたと入江監督から褒められ、「そう言われたときに嬉しくて」と、手応えを感じる様子も見せていた。

 主演不在ながらしっかりとトークを回しきった3人。終盤には蓮佛から、見どころとして、「荒ぶる龍平さんが見られる感じです。他の作品を拝見していると、朴訥とした語り口の印象ですが、この作品の中では、わめいたり怒鳴ったりとかしている龍平さんをたくさん見られると思います。新鮮な新たな龍平さんだなというところを個人的に推したいです」とアピールしつつ、「猛暑にハラハラ・ドキドキ楽しんでもらえると思います」と、メッセージを寄せていた。

 『連続ドラマ W 鵜頭川村事件』は28日午後10時より全6話で放送・配信スタート!

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