映画「全員死刑」大ヒット舞台挨拶が開催！
俳優・間宮祥太朗（24）、毎熊克哉（30）、藤原季節（24）が30日、東京・テアトル新宿で映画『全員死刑』（監督：小林勇貴／配給：日活）大ヒット御礼舞台あいさつを小林監督（27）とともに開いた。
本作は、強い家族の絆、熱い親子愛がどんどんエスカレートし、監禁、暴行、絞殺、毒殺、銃殺と連続殺人へとつながってしまう、被告である家族4人全員に死刑判決が下った異例の事件を扱った作品。主演の次男・タカノリ役は本作で映画初主演となると間宮が、長男・サトシ役は毎熊克哉、その父に六平直政、母に入絵加奈子らと豪華キャストが集結している。
もともとは間宮1人の登壇予定だったが急きょ3人が追加されるという豪華ななかでのものに。間宮は傘を銃に見立てて異様な動きをする藤原が気になるようで、「藤原季節が初めて舞台あいさつをすることができました。裏で着替え始めたんですけど、内容については分かりません（笑）一緒に舞台あいさつに立てて嬉しいです」と、いきなりイジって笑わせる。
藤原は最初の犠牲者となるキャラクターだが、なかなか死なないという設定。毎熊は「祥ちゃんが首を締めているときに、祥ちゃんの顔が怖いんですよ」と話したり、間宮がスタッフから注意されているのに藤原が勢い良く飛び出し、案の定跳ねた拍子に頭をぶつけたというエピソードもテンション高く披露。
さらには、藤原が殺されかけたときに痙攣するというシーンを小林監督に伝授したということで、小林監督が「痙攣対決するか！」と、壇上で2人とも痙攣する（演技）を披露したり、藤原は撮影中のバナナの話が出たこともあって、持参のバナナを壇上で2本食べるフリーダムさを見せていた。
イベント後半には観客からの質問に答えるコーナーへ。合宿はどうだったかという質問が上がると、間宮は深夜に小林監督らが話が盛り上がりすぎて、寝ていたスタッフに怒られたという話や、間宮の枕の下に大きなクモがいたそうで、間宮は「部屋に入ったときに、何を思ったか枕を持ち上げて、手のひらサイズの枕の下にいて『おおう！』ってなって。『みんなクモいるよ！大きいからおいで』みたいな感じで」と、どこか可愛らしいエピソードも。
そんななか、本作を7回観ているという方から、さらなる裏話を求められ、藤原から間宮が役に入り込むあまりか、「異様になってたよね。休憩時間中いきなり寝るんですよ。それで、『タカノリ本番！』って言ったら、『おらーっ！！！！！』て。朝からずっと、そんな感じで」と証言すると、毎熊も「こんなに爽やかじゃないですよ、現場では」と、うなずく。
当の間宮は自覚がなかったようだが、「ロケバスで季節から『お前いま顔やばいよ』って言ってて」と、言われたと苦笑い。とはいえ、藤原からは「でもあの撮影アガりましたよ」と、褒め言葉も飛び出した上、「祥太朗は本当に芝居が好きで小劇場にも観に来ていて僕らの存在を僕が19歳くらいのときから知ってくれているんですよ。そういう男の初主演映画に出演できて幸せです！」とのメッセージに、間宮も感激していた。
最期に藤原から、「まだまだ祭りは終わらないぜ！」と景気のいいコメントや、毎熊から、「ツイッターとかでお客さんの反応を見ているんです。あの映画ダメだなという感想書いている人が好きで、ちゃんと映画を観て言ってくれているなと思うことが多くて。ですので、この映画がどうだったかというのを周りと一緒に酒でも飲みながら振り返ってもらえたら嬉しいです」と、呼びかける。
そして間宮は「本当に公開して日にちは少し経ちますけど、こうして観に来てくれて、毎日ツイッターとかで自分も感想を観ていて、熱を帯びた感じで嬉しいなって思うんです。（上映）回数が増えれば、長くやっていければいいって思うんです。愛される映画というか、映画を観る人が求めてくれる映画というか。それをみんなで作れた自信があります。愛される映画になればいいなと思っています」と、思いの丈を語り小林監督も、「批判であっても感想を書いてくれるとそれがすごく力になります。観てくださったことが嬉しいです。また、心の飯を食いに来てもらえれば」と、4人で丁寧にお辞儀し、その場を後にしていた。
映画『全員死刑』はR15+で18日より公開中！なお、イベントでは台湾での上映が決定したこともアナウンスされ日程などは後日公式から発表されることも明かされた。
痙攣の演技をする藤原
バナナを食べる藤原