久保史緒里 主演「桜文」花魁演じ「時代を超えてお届けしたい」

久保史緒里 主演「桜文」花魁演じ「時代を超えてお届けしたい」7

 アイドルグループ『乃木坂46』久保史緒里が4日、東京・渋谷のPARCO劇場で主演舞台となる『パルコ・プロデュース 2022「桜文」』(演出:寺十吾)取材会を俳優・ゆうたろう、石倉三郎、榎木孝明、演出の寺氏とともに開いた。

 本作は、古き良き日本を舞台に、幽玄でエロティック、情感あふれる物語をユニークな感性で美しく描きだすことに定評のある秋之桜子氏による書下ろし。明治期、吉原随一の花魁をめぐる耽美な悲恋の物語が、機微に触れた情感たっぷりの演出で描き出される。久保は花魁の桜雅(おうが)役を演じる。

 以下、キャスト・スタッフ陣コメント。

 ●寺十吾氏
 久保さん・ゆうたろうさんは稽古に取り組む中で、自分がやるべきことにまっすぐに向き合っていて、眩しいくらいに雑念がなく、未熟であるということは希望や可能性に満ち溢れていて、マイナスなことではないんだと2人を見ていて感じました。初めてパルコ劇場さんでお世話になります、どうぞお手柔らかに。

 ●久保史緒里
 初めての花魁という役柄への挑戦で触れたことのない世界で、何も知らないところからのスタートだったので、緊張や不安はありましたが、出演者のみなさまやスタッフの方々に支えられて明日、初日を迎えることができます。感情の波や表現の仕方が今の時代とは違いますが、素直な感情の交じり合いを、桜雅(おうが)として時代を超えてお届けしたいと思います。健康第一で、舞台に立てるということを噛みしめながら駆け抜けたいと思います。

 ●ゆうたろう
 こんなに大きな劇場で、豪華なキャスト・スタッフの方達と一緒に1つの作品を作れることは嬉しいことですし、とても感慨深いです。毎日和服を着ながらお稽古をしていて、最初は立ったり座ったりすることも大変でしたが、榎木さんや石倉さんに着付けの練習をしていただいたり、江戸時代のイントネーションを教えていただいたりして、皆様に支えられながら、やっと明日初日を迎えることができます。全力で霧野として生きて、舞台に立ちたいと思います。

 ●石倉三郎
 久保さんとゆうたろうさんの若さのパワーがとても凄くて、2人に引っ張られながら、ここまできました。ベテランというのはおこがましいですが、少し長いこと俳優をしている私が、第一線で活躍している子たちはすごいもんだと勉強になりました。大したもんです。コロナに気を付けながら、完走したいと思います。宜しくお願いします。

 ●榎木孝明
 最初台本を読んだとき、プレッシャーとさえ感じるくらいに、とても素晴らしくて感動しました。脚本・演出・舞台セット・音楽、全てが素晴らしいことずくめで、素敵な作品です。物語を引っ張ってくれるような2人のパワーに支えられながら、頑張りたいと思います。みなさまも必ず感動できる作品ですので、どうぞ期待して観にきてください。

 パルコ・プロデュース 2022「桜文」東京公演は9月5日から同25日までPARCO劇場にて、大阪公演は10月1、2日にCOOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールにて、愛知公演は10月5日に名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)にて、長野公演は10月8日にサントミューゼ(上田市交流文化芸術センター) 大ホールにて上演予定。

 ※記事内写真は「撮影:御堂義乗」

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