正門良規主演「ヴィンセント・イン・ブリクストン」開幕!

正門良規主演「ヴィンセント・イン・ブリクストン」開幕!1

 関西ジャニーズJr.でアイドルグループ『Aぇ! group』正門良規が1日、東京グローブ座で主演舞台『ヴィンセント・イン・ブリクストン』(演出:森新太郎)初日公演の幕を開けた。

 本作は画家になる以前の若きゴッホを描いた戯曲。2002年にロンドンのナショナル・シアターにて初演され、2003年にはイギリス最大の演劇賞である第27回ローレンス・オリヴィエ賞を受賞しており、日本でも『若き日のゴッホ~ヴィンセント・イン・ブリクストン~』のタイトルで上演されている。 主演の正門のほか、夏子、富田健太郎、佐藤玲、七瀬なつみがキャスティングされている。

 初日へ、演出の森氏、正門、夏子、富田、佐藤、七瀬からそれぞれコメントが寄せられた。以下全文。

 ●演出:森新太郎
 あらためて素晴らしい戯曲だと感じています。稽古場では5人の俳優たちと共に、試しては削いで、削いでは試しての繰り返しでした。そして今、ようやく、この戯曲の核となっている“愛”のかたちが見えてきました。小さなキッチンで紡がれるささやかな人間ドラマですが、ふとした瞬間に彼らを包み込む無限の宇宙が立ち現れる、そんな底の知れない作品です。まるでゴッホの絵のようです。

 かの画家の若き日を演じる正門くんの眼にも、ついに尋常ならざるものが宿り始めました。無邪気とも狂気とも呼べる、真っすぐな何かです。そんな彼に激しく惹かれる未亡人の喜びや哀しみを、七瀬さんが余すところなく体現して下さっています。
 作者の仮説に基づく物語ですので、けっして史実どおりのゴッホというわけではありませんが、お時間がございます方はぜひゴッホの画集を眺めてからのご観劇をオススメします。特に「古靴」や「星月夜」あたりをおさえておきますと、作品世界の味わい方が全然違ってくると思います。どうぞこの機会にゴッホの絵にも触れてみて下さい。

 ●ヴィンセント役:正門良規
 無事スタートを切れる事、そしてここから1公演1公演積み重ねていけることが本当に幸せで楽しみです。
 けいこ場で愛情あふれるご指導をたくさん頂き、日々この作品への愛が増していきました。
 みなさんの元にお届けできる事がとても幸せです。
 ユーモア、愛、情熱がたっぷり詰まったこの作品を余す事なく感じていただけるよう、ヴィンセントとして懸命に舞台の上で生きたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 ●ユージェニー役:夏子
 森さんの演出を受けられることが何より楽しい稽古の日々です。そして、ついに初日。私たちの知るヴィンセント・ファン・ゴッホがまだ絵を描き始める前のお話です。もしかしたら、こんな出会いがあったから、今でも多くの人を魅了する作品達が誕生したのかもしれない。そんなドキドキを観て下さるお客様に届けたいと思います。
 芸術が生まれる瞬間にも、芸術が届く瞬間にも、そこには人がいることを学びました。

 ●サム役:富田健太郎
 世にゴッホの作品が多数ある中で、珍しい売れる前のゴッホのお話。
 恋に燃え、芸術に燃え、それぞれが選んだ幸せの道。この戯曲の作者、ニコラス・ライトさんの繊細な愛が溢れています。
 そして、その愛を森さんの演出の元、丁寧に紡ぎ上げています。
 みなさんに見てもらえることを楽しみにしています。

 ●アンナ役:佐藤玲
 今作は、座長の正門さん演じるヴィンセントを含め、5人しか登場しない小さな物語ではありますが、その繊細さは果てしなく、どれだけ稽古を重ねても全てを零さずに積み上げられるか……途方もない気持ちになった日もありました。でも今、初日を目前にし、スタッフ・キャスト一丸となって今作を何ひとつ逃さないようにお届けできることを確信し、とてもワクワクしております。
 どうぞみなさま楽しみにご来場ください、劇場でお待ちしております!

 ●アーシュラ役:七瀬なつみ
 森新太郎さんの繊細かつ情熱的な演出で、スタッフ・キャスト全員が力を合わせ、儚く美しく力強い愛に満ちた素晴らしい作品を作り上げることができました。そしてこれからもまだまだ進化します!
 正門さんのヴィンセントがとにかく魅力的で、私は舞台上で毎日ときめいています。きっとお客さまもときめきが止まらなくなると思います。ぜひ劇場に足を運んでいただき、同じ空間で体感していただきたいです。

 舞台『ヴィンセント・イン・ブリクストン』東京公演は10月1日から同22日まで東京グローブ座にて、大阪公演は10月26日から11月3日まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演予定!

 ■あらすじ
 未亡人のアーシュラ(七瀬なつみ)が営むブリクストンのある下宿屋に、二十歳の青年ヴィンセント(正門良規)が、空き部屋の貼り紙を見たと訪ねてきた。実のところは家から出てくる美しい娘・ユージェニー(夏子)に惹かれて、この下宿屋に部屋を借りに来たのだ。何も知らないアーシュラは、ヴィンセントに部屋を貸すことを決める。
 ほどなくして先に下宿していた画家志望のサム(富田健太郎)とヴィンセントが口論となり、それをきっかけに娘のユージェニーが下宿をする目的だと知ったアーシュラは、ヴィンセントに部屋を貸せないと話すが…。

 ※正門良規過去記事
 ・正門良規&福本大晴 岐阜・高山市で童心に帰って“雪遊び”や温泉露天風呂賭けた対決も!「やっぱり本場で食べる飛騨牛は最高」
 ・Aぇ! group6人で初冠ラジオ番組放送へ!Kis-My-Ft2はじめ先輩たちが担当してきた枠で放送で正門良規「僕たち6人ならではの空気感を楽しんで」【6人意気込み全掲載】
 ・加藤シゲアキ原作・脚本でAぇ! group・正門良規主演舞台「染、色」上演は5月29日から!ビジュアルも解禁に

 ※記事内写真は「撮影:阿部章仁」

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