お笑いコンビ『和牛』の水田信二（40）、川西賢志郎（36）が19日、東京・スペースSF汐留で開催された『ノートン（TM） ID アドバイザー』製品発表会に登場した。
株式会社ノートンライフロックが、個人情報流出を検知し、お知らせ、対応策をアドバイスし、不正被害に遭った場合は復旧支援スペシャリストが電話でサポートするソリューション『ノートン（TM） ID アドバイザー Powered by LifeLock（TM）』を全国の携帯ショップおよび家電量販店で販売開始することをPRするというもの。
2人は『1日限定特別復旧支援スペシャリスト』なるものに就任。その文字が書かれたタスキをして登場したが、川西は「文字数多すぎてタスキ史上文字が多いのでは」と、さっそくツッコんだり、「この日のために1年間仕上げてきたので、よろしくお願いします。このために『M-1グランプリ』に出てないので。それと、予選勝ち抜いてきたので、負けた人たちがいま『M-1グランプリ』に出てます」と、こちらはボケ倒して笑いを誘った。
自身たちのSNSなどが乗っ取られたかどうかについてボケとツッコミでネタとして話していたが司会から「リアルな事態はありますか？」との問いかけに、川西は「ありますあります。乗っ取られたというのは聞いたことがあります」といい、水田は「『乗っ取られたから触らないでください』みたいな連絡もありました」と、芸人の間でもよくあることだという。
さらに、川西は「迷惑メールがすっごいくるんです。あの手この手でAmazonを名乗ってみたり、Appleを名乗ってみたり、ジャニーズのタレントさんみたいに送ってきたり、幅広くなってますね。（プレゼントを装った）迷惑メールが本当であれば、“総資産は50億円”くらいあるんですよ」と、呆れるほどのメールが来ていることを挙げ注意喚起を促した。
イベント中盤には、若手芸人のメールアドレスが100人中35人が流出しているというデータも示されつつ、2人の個人情報流出状況も発表されることに。水田は『SAFE！』との判定で、「ヤッター！めちゃくちゃ嬉しいですね」と、会心の笑みを浮かべる。
対する川西は、なんと『OUT！』のジャッジが！これに川西も「どうしましょう。流出してますやん。イベント始まる前にメールアドレス打たされてチェックしてもらって『本番で発表します』と言われましたが」と、困惑。しかし、ここで川西は事前にスタッフから2人のどちらかが個人情報が漏れているとネタバレされたといい「そこの流出チェック甘いやんって」と、チクリと話すこともあった。
続けて、2020年マル秘エピソードを披露するというコーナーも展開。川西は水田が「結構ひどいけがをして」と切り出すと、水田は仮眠をとっている際に、「夢にムカデのようなサソリのようなものが出てきて蹴りまくっていたんです。そうしたらどこかにぶつかったのか起きたら、内出血してて。きのうのラジオ収録でも言おうとして言わなかったんですけど」と、苦笑いしながら話すこともあった。
さらに、“復旧”にかけて事前にSNSで一般人からお悩みを集めたが、「クリスマスを前に彼女に振られてしまいました。復旧したいのですがどうしたらいいですか？」という悩みに、川西は、「この時期にフラれるのは厳しいよね」と同情すれば、水田は「クリスマスなんとかしたいというのは厚かましいし、なんで振られたか理由も書いてない」と、辛口。
そんな2人だが、返答することとなり、川西は新喜劇を挙げ「王道ですね。友達に協力してもらい、絡まれている彼女を助けて復旧する新喜劇スタイルです。あの台本をもらってきてやればいいのでは。新喜劇やから1度破綻するけど、ひと悶着あって収まるから。わかってうまくいくのが新喜劇やから」と、指南。
水田は「お遊びはここまでですよ。僕のやつはクリスマス当日会いに来てくれます」とニヤリと切り出し、「君のためにモノマネを3つできるようになったから来てほしいと言います」と、提案。水田は続け、「許す気がなくても見たくなるでしょ。これはレストランに行くでしょ」と、実演することとなり、レストランで高田延彦風のモノマネでつかみ、食べて喜ぶときに謝って、すかさず安倍晋三前首相のマネを盛り込み、そして最後はお笑いコンビ『銀シャリ』の橋本直風というゴニョゴニョ話すということで締めるよう伝える。この水田のモノマネはクオリティーが高かったこともあり、女性司会は「これ見れるなら行かないと」と、声をあげて笑っていた。
終了後には記者から、情報が流出していたことをあらためて尋ねると川西は、「本当に残念で仕方がないですね。ショックです。気づいてなかったから、このイベントがなかったら気づかなかったから、助かりました」と、感謝したり、あらぬ方向に話が飛び、水田は「人生で初めてパーマ当てようかなと思います」と、パーマを検討していることを明かしていた。
そして、『和牛』が“卒業”を発表した『M-1グランプリ』の話題へ。今の心境について水田は「今までは大会に出ていた側で、大会の問題が起きた時に嫌な思いをしていたんです。『スーパーマラドーナ』武智さんのいろんな件があったのでね」と話しつつ、「今年は出ていないので、その心配はないな～と」と、心境を。それでも水田には懸念があるそうで、「武智さんは、今年も何かやらかすと思う」と予言したり、「僕は今、（武智から）被害を受ける立場ではない。今年は外から見て、『M-1』に文句を言うやつがいたら、僕が取り締まろうと思います！」と、意気込んでいた。
一方、川西は「開催されてよかったですよね。『M-1』でいろんな仕事をもらえるような僕たちからしたら、本当によかったと思います」と、開催へこぎつけたことを喜ぶ。そして、水田は「今年の役割は、予選敗退した奴を慰めて回るということをやろうと思います。楽屋に行って、負けたメンバーに『わかるで！でも、もっと努力したらよかったんちゃうか？』『わかる！でも、もっと努力できたんちゃうか？』と。そうすれば来年に向けてみんなスタートできるので」と、出場者の尻を叩いて回りそうな様子も見せていた。
