【平昌五輪】ノルディック複合 個人ノーマルヒル・クロスカントリー 渡部暁斗選手、銀メダル!「完敗かなという感じ」

【平昌五輪】ノルディック複合 個人ノーマルヒル・クロスカントリー 渡部暁斗選手、銀メダル!「完敗かなという感じ」1

 平昌オリンピックは14日、ノルディック複合 個人ノーマルヒル 渡部暁斗選手(29=北野建設)を行い、ノーマルヒルジャンプを3位で終え、後半のクロスカントリー(10キロ)で2位となり、銀メダルを獲得した。

 渡部(暁)選手は、ワールドカップ上位者が風の影響を受け、立て続けに距離が出ない失敗ジャンプをする中、105.50mを飛び123.7で3位。後半のクロスカントリー(2.5km×4周で10km)は、首位から28秒遅れでスタートした。

 渡部(暁)選手は、ゆったりした表情でスタート。1周でトップとの差を13秒つめる。2周目(5キロ)でトップ2人に追いつき、ジャンプの2位のヤールマグヌス・リーベル選手(ノルウェー)、3位の渡部暁斗選手、4位のルーカス・クラプファー選手(オーストリア)、5位のエリック・フレンツェル選手(ドイツ)が集団になる。

 そのまま3周目~ラスト4周目の途中まで一進一退で進み、いつ、スパートをかけるかの駆け引きが行われる。そして、残り1.1kmの揺るい上り坂で、フレンツェル選手がギアを上げる。渡部(暁)選手もついていき、2人が抜け出す。最後のキツイ上り坂でも渡部(暁)選手はフレンツェル選手に引き離されていく。

 あっという間に差が開き、フレンツェル選手がトップでゴール。続いて渡部(暁)選手が4.8秒遅れの2位でフィニッシュ。2大会連続の銀メダルを獲得。

 渡部暁斗選手は、「メダル獲れてほっとしているというのが半分と、あとちょっと自分が目指していたところにたどり着かなかった悔しさが半分という感じですね。
 (クロスカントリーになってからは、先頭集団が長く続きましたが、あのあたりの駆け引きはどう考えていたんでしょうか?)きょうはかなり風が強くて、誰も前に出たがらない中で、フレンツェルと僕で、ある意味、痛み分けではないですけど、彼が引っ張ったら、ボクも引っ張ってという形で、僕はフェアにレースしたいなぁと思っていたので、出るとこは出て、後ろに下がるとこは下がってということで、様子を見ながら体力残して。最後、あそこで来るなとわかっていたんですけど、僕も行く気ではいたんですけど、彼のほうがスピードあったんで、完敗かなという感じですかね、今日は。
 (レース後に苦笑いのような表情もあったと思うんですけど、それはそのあたりですか?)
そうですね。自分で来るなぁと思っていたところで、力の差を見せつけられたところあったんで、その辺の・・・4年前とは違った気持でゴールしたかなという感じですね。
 (2大会連続の銀メダル。そして、ラージヒル、団体と続いていきますが?)4年前はノーマルヒル終わってメダル取れて嬉しいという気持ちで、若干、気は持ちがキレていたと思うんですけど、今回は『金メダルを摂りに来る』と、自分で宣言してきているので、気持を切らさずに、また、頭切り替えて、ラージ、そして団体でも、メダルを取れるようにベストを尽くしたいと思います」

 また、渡部善斗選手(26=北野建設)104.0mを飛び114.3で8位。永井秀昭選手(34=岐阜日野自動車)101.0mを飛び104.2で14位。山元豪選手(23=ダイチ)97.5mを飛び104.0で15位で後半のクロスカントリーに向かった。

 結果、渡部善斗選手は総合記録26:16.2で12位。永井秀昭選手は総合記録26:30.5で14位。山元豪選手は総合記録27:57.1で33位。


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