キングコング西野亮廣 アイデアを形にする力は「努力との掛け算」!「えんとつ町のプペル」や美術館建設を引き合いにトーク

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『Rethink Creator Project』キックオフイベントが開催!

 お笑いコンビ『キングコング』の西野亮廣(37)が25日、都内で『Rethink Creator Project』キックオフイベントに登壇した。

 「Rethink-視点を変えて考える-」をキーワードに、時代とともに多様化するひとつひとつの価値を大切にした上で、過去の常識や慣習にとらわれることなく、新しい文化やライフスタイルを生みだしていくことに挑戦するという考えのもと、JTが昨年から『JT Rethink PROJECT』を実施中。この『JT Rethink PROJECT』が、同日からキックオフする株式会社クリエイターズマッチの視点を変えて考え(Rethink)―考えを形にし(Creative)―伝えることができる人財(Rethink Creator)を生み出していく新プロジェクト『Rethink Creator Project』に協賛し、展開していくものとなる。  

 西野は柳澤大輔氏、鯨本あつこ氏、平田麻莉氏の3人とともに今年12月に『Rethink Creator Project』が作成したアイデアや作品を表彰する『Rethink Creator AWARD』の特別審査員として参加することに。それだけに西野は「芸人やったり絵本を描いたりいろいろやっています。素敵な人がいたら引っこ抜いてやろうかと思っています」と、意欲を見せる。

 西野といえば芸人と絵本作家での活動がよく知られているが、かけはなれた2つの職業で視点が変わのかと問われると、自身が絵本作家として活動を始めたときのことを熱弁。

 「自分が絵本を描こうと思ったのが12年前の25歳のときなんです。絵本でディズニーを超えて世界一になると言ったときに、自分の勝てるところで戦おうと思って。プロの絵本作家さんにはできない、かけられる時間なら勝てるなと思って。いま自分の職業が20個くらいあって、絵本は10年かけることかかるような作り方をすれば、プロの方のようなものができるなって考えたんです。なので専業と副業の違いだなって思うんです。副業だから物理的に力をかけられて、副業であったからこういう選択肢ができた。絵本を出した当時は芸人のくせに絵本を描きやがってと言われましたけど、芸人だったからそれができたと」と、振り返る。

 その絵本『えんとつ町のプペル』(幻冬舎)という作品ができあがった際にはクラウドファンディングで約1万人の支援者から5600万円集めたということも話題となったが、「5600万円集まったからって、リターンで5500万円かけていたら使えるお金が100万円なんです。それで、『プペル』には送料やスタッフの給料まで入れると5800万円使っているんです。こっちがお金を払っているんですが、支援者数が欲しかった。作り手が消費者数になればと思って。1万人で作ったのでヒットが決まっていたんです。その1万人が親とか恋人とかに宣伝してくれたから」と、30万部以上のセールスになった仕掛けの裏側を。

 イベントでは参加者が作ったポスターも数点公開され、沖縄県のPRポスターに西野は、「今の時代はみんなスマホを持ってるし、SNSで発信できるのでニュースを出す方よりニュースになる方が価値がある。『良いでしょ!』とポスターを出してもこっちも知ったこっちゃねーと。でも、このポスターは面白いから写真を撮って広めたくなる。僕みたいなのを記者として使えるからいいですよね」と、総評したり、平田氏からも「わからない単語とか調べたくなる次のアクションにつながるポスターだなって」と、感想を寄せ西野もうなずきながら聞き入っていた。

 続けて、西野が故郷の兵庫県の川西市を盛り上げるようなキャッチコピーを作るならと振られると、『お客さんゼロ』とした西野は、以前から進めている美術館を建てるプロジェクトのことを引き合いにし、「兵庫県の川西市はほんとになんもなくて、おじいちゃんおばあちゃんばかりの廃れゆく田舎の典型なんです。友達とこの街を盛り上げるのは難しいから、美術館作るかと。それで大きく土地を買ったんです」と言いつつ、「美術館を作るときもまずパッと頭が浮かぶのがお金のことなんです。集金のタイミングこそ集客のタイミングなんです。みんなで100円出していると、『俺がこの100円出した』ということで、おそらく来てくれるだろうと。全員作り手にしようということで考えているんです」と、プランを話ていた。

 ほかにも、自身が主催し今年8月下旬の時点では会員数8600人いるというオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の話も広げる。西野が美容院を探した際に同サロンのメンバーに美容師スタッフがいるのではないかと思い、実際に同サロンで聞いてみたところ近くに、同サロンメンバーで美容師がおり、その店に行ったという例を挙げながら、地方都市に住む方が商売をするにあたって、「商品で差別化を図るのが難しくなってきている。地方だったら自分をブランディングした方がいいと思うんです。そうすると、急に近い人になるので」と、意見を寄せていた。

 そして西野から「言ってしまえばアイデアはいっぱいあるけど形にしないといけないので、努力してください。最後、努力との掛け算になってくる。まず下地として努力を超してください」と、参加者たちに呼びかけていた。

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