「カメラを止めるな!」ミシェル・アザナヴィシウス監督の手でフランスでリメイク発表!上田慎一郎監督 脚本を「大興奮で読みました」

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 2018年に劇場公開され社会現象を巻き起こした映画『カメラを止めるな!』(上田慎一郎監督)が、ミシェル・アザナヴィシウス監督の手によってフランスにて『Final Cut』 というインターナショナルタイトルにて2022年に映画化されることが7日、発表となった。

 『カメラを止めるな!』は上田慎一郎監督の劇場長編デビュー作として、2018年に都内2館公開から始まりました。和田亮一の舞台作品「GHOST IN THE BOX!」に上田監督がインスパイアされ、ENBU ゼミナールで製作した作品ですが、有名人の出演もなく、ネタバレ厳禁の内容ながらも、その斬新で衝撃的な内容が映画ファンから高い評価を得て、連日満席が続出。その口コミがさらなる話題を呼び、公開劇場が続々拡大し、最終的には、公開館数350館以上、動員数220万人超え、興行収入は31億円を突破するという異例の大ヒットを遂げたことでも知られている。

 世界でも、『ONE CUT OF THE DEAD』という英題で海外公開。中でもフランスでは、フランス最大の日本映画祭『KINOTAYO(キノタヨ)現代日本映画祭』でオープニング作品として上映され大ウケ。観客投票で決定される最高賞『ソレイユ・ドール』を受賞し、2019年3月からは劇場公開もされ、話題を呼んだ日本映画となっている。

 アザナヴィシウス監督は、アカデミー賞(R)受賞でも知られる。監督・脚本・編集を手掛けた白黒のサイレント作品『アーティスト』で2012年の第84回アカデミー賞(R)作品賞、監督賞を始めとする5部門を獲得している。

 このことに上田監督からは、「話を聞いたのは去年の秋ごろでした。フランス版リメイク!?監督は『アーティスト』のミ、ミシェル・アザナヴィシウス監督!?ワクワクが止まりませんでした。脚本を読んでワクワクは更に増しました。アイツはこんなキャラになるんだ!あの台詞こう変わるんだ!うお、こんな展開も!大興奮で読みました」と、脚本をめくる手が止まらなかった様子。

 さらに、「映画は、お国柄や国民性が色濃く出ます。カメ止めが、フランスの地で、フランスの方々によって創られる事でどう生まれ変わるのか?今から楽しみでなりません。カメ止めは『ものづくりの楽しさ』を描いた映画でもあります。創り手のみなさん自身がものづくりを思いっきり楽しんで撮影して頂ければ嬉しいなと思います。よろしくでーす!」と、メッセージを寄せている。

 一方、アザナヴィシウス監督からは、「“Final Cut”の撮影開始に本当にワクワクしています。オリジナル作品の素晴らしいコンセプト、夢のような出演者たち、そして陽気でやる気満々のスタッフがそろって、この愛すべき映画を作れることに興奮しています。まさに映画を撮ることについての作品でもありますからね!」と語っている。

 ■『Final Cut(原題)』概要
 提供:ギャガ、ENBU ゼミナール
 配給:ギャガ
 監督:ミシェル・アザナヴィシウス
 出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツほか

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ミシェル・アザナヴィシウス監督