舞台『桶狭間の義経』(脚本・演出:鈴木おさむ)が10月29日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで開幕。そのキャストコメントと舞台写真が公開となった。
1185年の壇ノ浦の戦いを終えた源義経(尾上松也)が、兄・源頼朝の襲撃を受け、“時の祠”へ向かったことから動き出したことで、戦国時代にタイムスリップしてしまう。そこで織田信長(北山宏光)の家臣となった義経が、信長の軍師として活躍するという、時代を超えた壮大な物語が展開される。
取材会が開催され主演で源義経を演じる尾上松也、織田信長役の北山宏光、静御前と濃姫の2役を演じる北乃きい、脚本・演出を手がけた鈴木おさむが出席した。
以下、公式レポート部分。
「僕の妄想である『もし義経が信長のもとに現れたら』というアイデアが具現化した作品です」と話す鈴木は、稽古を振り返り、「演者もスタッフも全員がプロだと実感できる、見ごたえのあるエンターテインメントに仕上がりました」と手応えを語った。
主演の松也も「早い段階から何度も通し稽古を重ねてきました。おさむワールドの中で切磋琢磨(せっさたくま)し、笑いながら楽しみつつ作り上げてきた作品を、いよいよ皆さまにお見せできるのが楽しみです」と開幕への期待を口にした。
本作は、時代劇ならではの迫力ある殺陣に加え、笑いを誘うアドリブシーンも見どころの一つ。通し稽古では「毎回、違うアドリブでやってくれ」と求められていたという北山は、プレッシャーも感じていたようで、「その呪縛からやっと解放され、ようやくお客様にお見せできるのがうれしい」と笑顔を見せた。
北乃は、稽古場での印象的なエピソードを披露。「内容を知っているスタッフの皆さんが、毎回初めて見るかのように新鮮に笑い、驚いてくれていたことがとても印象的でした」と振り返り、「内容を知っている人が何度見ても楽しめる作品になっています」と自信をのぞかせた。
物語の軸となるのは、信長と義経の関係性や2人の成長、そして愛。義経の叱咤激励を受け、当初は弱々しかった信長が、戦国武将へと成長していく姿にも注目したい。「誰もが知る歴史上の人物ですが、『信長は実はこういう奴だったんじゃないか』という視点も込めています」と鈴木。2人の関係性についても「儚さや男同士のストーリーがエモい」
と、その魅力を語った。
戦国時代を舞台にした作品だけに、迫力ある殺陣シーンも豊富に登場する。服部清丸役の大地洋輔(ダイノジ)は、54歳にして初めて殺陣に挑戦。北山はその姿について「ラスト、背中を見ていると泣けてくるほどエモい」と大地の熱演を称賛した。
舞台上で縦横無尽に動く手動の舞台装置も見どころの一つ。装置を操作し、舞台を支えるスタッフについて、松也は「僕らより(舞台上に)出ずっぱりのスタッフの皆さんの頑張りにもご注目ください」とアピールした。
さらに、着物デザイナー・紫藤尚世による絢爛豪華な衣裳も見逃せない。北乃は「絞りや金糸が施された本物の重みがある着物で、身が引き締まる思いです」と、その魅力を語った。
最後に松也は「舞台上でできるエンタメ要素が全て入っている作品。歴史を知らなくても十分楽しんでいただける内容になっているのでは」とPR。鈴木も「キャスト、演出、美術、映像、衣装を含めた“プロの技の融合”をぜひ体感してください」と呼びかけた。
舞台『桶狭間の義経』は、2026年10月29日(木)~11月3日(火)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールでの大阪公演を皮切りに、11月6日(金)~7日(土)仙台・電力ホール、11月11日(水)~20日(金)東京・EX THEATER ROPPONGI、11月24日(火)~25日(水)福岡・クラフティア劇場(旧キャナルシティ劇場)にて、上演される。
撮影:福羅広幸









