鎌倉殿の13人、silentがギャラクシー賞月間賞に

鎌倉殿の13人、silentがギャラクシー賞月間賞に1

 2022年12月度ギャラクシー賞月間賞が20日、発表されテレビ部門に大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、木曜劇場『silent』などが輝いたことが20日、発表された。

 『ギャラクシー賞』は、テレビ、ラジオの番組、関係者といった放送文化の発展と向上に貢献した番組や個人、団体等を称える賞として毎年開催されている賞となる。この活動の一環として、毎月、自主的に番組を推奨する『月間賞』を選定している。なお、日常視聴に基づく「月間賞」と、各社からの応募作品を併せて審査を重ね、毎年の受賞作を決定している。

 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は小栗旬演じる主人公・北条義時を描き、源平の合戦などを経て鎌倉幕府が誕生する過程で繰り広げられる権力闘争などをコミカルかつ、ときに冷酷に描いた。

 一方、木曜劇場『silent』は川口春奈演じる主人公・青羽紬と、紬と高校時代に付き合うも一方的に別れを告げた佐倉想(『Snow Man』目黒蓮)がひょんなことから再会を果たした2人を軸に描いた脚本家・生方美久氏の脚本によるオリジナル作品

 ●大河ドラマ『鎌倉殿の13人』受賞理由
 三谷幸喜の大河ドラマ3作目。兄宗時の「坂東武者の世をつくる」という理想を受け継ぎ、源頼朝との出会いで学び、自ら権力者となる北条義時の孤独と苦しみがよく伝わってくるドラマ。次々と粛清されていく人物や最後まで生き残る政子、義時、三浦義村まで、それぞれ輝きをもって丁寧に描かれ、見ごたえのある大河ドラマとなった。

 ●木曜劇場「silent」
 切ない恋愛ドラマとしても惹きつけられたが、人と人とがわかり合うことの普遍的な困難と希望が描かれたドラマでもあった。生方美久の脚本は、メインの2人だけでなくその周囲の人々の物語も説得力豊かに描いて秀逸。特に夏帆の演技には何度も感心させられた。言葉では伝わらない空気感を繊細にすくい取った演出も評価したい。

 ほか2022年12月度ギャラクシー賞月間賞には、『ETV特集「デザインには希望がある~三宅一生のまなざし~」』、『エルピス-希望、あるいは災い-』が輝いた。

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