花江夏樹「鬼滅の刃」LA舞台挨拶に観客熱狂!Aimer熱唱も

花江夏樹「鬼滅の刃」LA舞台挨拶に観客熱狂!Aimer熱唱も7

 『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』(監督:外崎春雄/配給:東宝・アニプレックス)ロサンゼルス舞台あいさつが18日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催され竈門炭治郎役の花江夏樹、英語版炭治郎役のZach Aguilar、アニメ「鬼滅の刃」プロデューサーの高橋祐馬氏、歌手・Aimerが登壇。現地のファンを熱狂させた。

 漫画家・吾峠呼世晴氏が少年誌『週刊少年ジャンプ』に連載していたシリーズ累計発行部数1億5000万部を突破した漫画『鬼滅の刃』。2019年に2クールでTVアニメ放送され人気に火がつき、20年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の公開、21年から22年には、『テレビアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編』『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』を放送・配信され、いづれも大きな反響を呼んだ。本作はその続編までが描かれており放送・配信された『遊郭編』の第十話、第十一話とともに、その後の新たな任務地での霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃との出会いや無限城に集められた上弦の鬼の姿を描いた『刀鍛冶の里編』へつながるものとなる。ワールドツアー上映と銘打った本作は世界95の国と地域で上映される。

 以下、公式レポート部分。

 開場前から炭治郎や禰豆子らをはじめ、それぞれお気に入りのキャラクターのコスプレをしたり、グッズを身につけた大勢のファンが会場前に行列で並び熱い盛り上がりをみせていた。オープニングを飾る映像とカウントダウンのあと、待ちに待った舞台挨拶がはじまると会場を揺らすほどの大きな歓声に包まれ、ステージの方へ熱い眼差しを送りキャストの登場を待ちわびるファンのボルテージは一気に上昇。

 炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助の4体の着ぐるみも駆けつけ会場が笑顔に包まれる中、炭治郎役の花江夏樹、英語版炭治郎役のZach Aguilar、アニメ「鬼滅の刃」プロデューサーの高橋祐馬らが登壇。花江が「俺と禰豆子の絆は誰にも引き裂けない!!」と炭治郎の名セリフとともにあいさつ、そしてZachも同じく英語版のセリフを披露すると会場のファンたちが盛り上がりは最高潮に達し、現地のファンたちから「カマドサー――ン!タンジロウ―――!!」と日本語で叫ぶファンもみられ、盛大な盛り上がりでキャストたちを迎え入れた。

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 日本、そしてアメリカで炭治郎を演じる花江と、Zach、“日米の炭治郎”が初めて顔を合わせた印象を聞かれると「とても良い方だと思いました。話している時にすごい子犬のようなキラキラした目で僕のことを見つめてくるんです(笑)。これから仲良くなって一緒にゲームとかしたいと思っています」(花江)、「ずっと花江さんの声を追いかけて演じてきたので、(お会いできたことが)本当に信じられません。(花江さんは)信じられないほど才能があり、とても親切で思慮深く、炭治郎のように本当に素晴らしいお手本となるような人です。彼と会って話ができたことは本当に素晴らしいことで、これからもっともっと彼を知ることができるのが楽しみです」(Zach)と、国を超えて同じキャラクターを演じることへの喜びを語り、互いの声優としての魅力についてもコメント。

 また昨年7月のAnime Expo以来2回目のロサンゼルスへと足を運んだという花江は「マリブビーチに行って、ロブスターサンドを食べながら海を見て、“うまい!うまい!”と言ってました」と炎柱・煉獄杏寿郎のセリフも交え、華やかなロサンゼルスという街の魅力に触れる。満を持して対面することができた花江と一緒にやりたいことについてZachは「2人でディズニーランドもいってみたいですね!あとIn-N-Out(アメリカのバーガーショップ)にも…明日にでも(笑)秘密のメニューを紹介します!」と一緒に行きたい場所をプッシュすると、花江は「絶対行きます!(笑)ぜひ行きましょう!」と快く応えた。

 本イベント会場であるOrpheum Theaterは鬼滅の刃の舞台である大正時代に建てられた由緒ある建造物。「初めてこうして(Orpheum Theaterに)入って、とてもいい場所だなと思いました。【鬼滅の刃】とアメリカが時代を超えて繋がったような気がしました」と高橋氏は語り、このような場所でワールドツアー上映を行い、世界各地をこれからキャストたちがまわっていくことに対して「今回のワールドツアーはスタッフの想いから生まれました。アニメを作ることは決して簡単ではなく時にハードなものですが、ファンのみなさんの応援がスタッフの力になっています。そしてその応援に感謝をこめてこうして直接みなさんに“ありがとう”を伝えることがこのワールドツアーの1番の目的だと思います。こうして伝えられる場に出会えて、とてもうれしいなと思っています」(高橋氏)、「ファーストシーズン(『竈門炭治郎 立志編』)の時は日本の映画館で今より少ない館数で上映していたのが気づけばこうして世界に広がっていくのが本当に嬉しく思っています」(花江)と初となるワールドツアーが開催できたことへの感動もひとしおの様で、世界中のファンに会えた喜びを熱く語った。

 4年間英語版の炭治郎を演じてきたZachはいままで演じてきたことについて「人生が変わったと言ったら、控えめな表現になるかもしれませんね。本当に信じられないようなことなんです。この素晴らしいシリーズの一員になれたこと、炭治郎のような、特別なキャラクターを演じたことは、大きく私の人生を変えました」と、いちファンとして、そして炭治郎役を演じる声優として、自身にとってもとても特別な作品であることを明かした。

 そして今回この日米の炭治郎コラボレーションを記念し、同じセリフでの生アフレコが実現。「負けるな!燃やせ、燃やせ!燃やせ!心を燃やせ!!ヒノカミ神楽!烈日紅鏡!」(花江)、「Don’t go down in your feet Burn!Burn!Burn, Set your heart ablaze!Hinokamikagura Rasing sun!」(Zach)と、花江とZachによる大迫力の炭治郎のかけあいによりロサンゼルスのファンたちを興奮の渦に引き込んだ。

 今回披露してくれたように、熱きセリフが飛び交う本作は、炭治郎、音柱・宇髄天元たちと上弦の陸・堕姫と妓夫太郎との激闘のクライマックスを描いた《遊郭編》の第十話、第十一話が劇場で初公開。戦闘シーンのアフレコについて花江は「炭治郎としてはあまり事前に作りこまずに何も考えない状態でスタジオに行って感じたままに彼の気持ちを表現できるように心がけました」と炭治郎と同じように自身も全身全霊をかけたアフレコの様子を振り返る。

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 対してZachは初めて《遊郭編》の第十話、第十一話の映像をみて「花江さんの演技を聞くたびに、尊敬の念が湧いてきました。あの叫び声を聞くだけで私はただ、“素晴らしい”としか思えなかったのです。この人は鋼鉄の肺を持っているに違いないと(笑)。あの演技を真似しようと思っただけでも、間違いなく難しい。だから、彼には心から尊敬します」と、同じく炭治郎を演じてきたZachでさえも花江による壮絶な戦闘シーンにはとても感動したと熱く語った。

 さらに、公開されてからますます注目されている本作では《遊郭編》の他、初公開となる《刀鍛冶の里編》第一話が公開される。上弦の鬼が無限城に集結する一方、炭治郎たちが刀鍛冶の里へ向かい物語が新たな局面を迎えるのも見どころの一つ。そんな久々のアフレコを経験した花江から、これから《刀鍛冶の里編》のアフレコに入るZachに対し「炭治郎から感じたことを本当に炭治郎として発してくれれば僕をあんまり気にせずに、自分の炭治郎を貫いていただければいいなと思っています」とエールを送ると、Zachは「がんばりまーーす!」と日本語で答え、会場を沸かせた。

 作品を送り出してきたプロデューサーの高橋氏は長年ともに力を合わせ作品を作り上げてきた『鬼滅の刃』のスタッフに対して、「作品に対してすごく真摯な方ばかりです。彼らは常にその時自分たちにできるベストな映像を目指して、どんなときも炭治郎や宇髄たちのように諦めずに常に心を燃やしてその作品に取り組んでいます。本当にその姿はとても美しく、いつも彼らに対して尊敬の念を抱いています。」と敬意をもって絶賛。本作の映像でも披露されたその技術力を世界中の人々に観てもらえることへの喜びを語った。

 そしてワールドツアーの開幕を祝し、Aimerによる生歌唱パフォーマンスがお披露目!《遊郭編》の主題歌については「最高ですよね!聞くだけでテンションもあがるしぱっと映像が浮かび上がってくる素晴らしい曲だと思います」(花江)「オープニングとエンディングテーマ、両方とも素晴らしい楽曲だと思います。Aimerさんらしさもあり、一方で『鬼滅の刃』らしさもあり、私自身も大好きな楽曲です。楽しんで頂けたら嬉しいです」(高橋氏)と、その魅力について語り、舞台が暗転するとともにAimerがバンドメンバーとともに登場。

 演奏が始まると会場の熱気はさらに上昇し、スクリーンに映し出される宇髄天元の“ド派手“なアクション満載の戦闘シーンとAimerの『残響散歌』の見事なシンクロにファンたちは手を挙げてリズムをとり大合唱するなど、まさに会場が一体となった大熱狂のステージを飾った。その後《遊郭編》のエンディングテーマ「朝が来る」も一言一言に想いを込めながら力強く歌い上げ、会場からは拍手と歓声が鳴りやまない。圧巻のパフォーマンスが終わり、熱気が残るステージでは、花江が「That was amazing!」Zachが「すごい!(日本語)」、「宇髄のようにド派手なステージでとても素敵でした」(高橋氏)と興奮収まらない中、その歌唱力とパフォーマンスを絶賛。

 最後に「みなさん今日はありがとうございました。これから上映がはじまりますが楽しみですか??皆さんの期待値がここだとしたら(自身の背丈くらいの位置に手を挙げる。)実際はこのOrpheum Theatreの天井に届くくらい素晴らしいものになっていると思います!『鬼滅の刃』は鬼殺隊としてみんなで鬼と戦っていく、そんな作品です。みなさんも鬼殺隊の一員としてぜひ一緒に鬼と戦って作品盛り上げていってくれますか?」(花江)と問いかけると、会場を揺らすほどの大きな歓声があがった。

 続けて「この素晴らしいシリーズに参加できただけで、どんなに幸せなんだろうと思います。花江さんが言ったように、『鬼滅の刃』は期待を上回り続けています。このエピソードを皆さんと一緒に見れることに、とても興奮していますし、このプレミアに参加することで、『鬼滅の刃』の未来が見えてくるような気がします。素晴らしいですね、今日はありがとうございました!」(Zach)「今日はこうして来て頂き、また配信で観て頂いてありがとうございました。直接会えない間も僕たちは世界中のファンのみなさんの応援を感じていました。本当に今日この機会に恵まれて、直接感謝を伝えられたことはとても嬉しいですし、ぜひこれからも「鬼滅の刃」を楽しんで、このワールドツアーや「刀鍛冶の里編」も期待して頂けたら嬉しいなと思います!」(高橋氏)と締めくくると、割れんばかりの拍手が贈られた。これから世界中で上映される本作に胸を高鳴らせながらキャスト達の弾ける笑顔とともにトークセッションを終えた。

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 ※記事内写真は(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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