伊藤健太郎主演舞台『背信者』ゲネ開催!真実の探究に情熱

伊藤健太郎主演舞台『背信者』ゲネ開催!真実の探究に情熱10

 俳優・伊藤健太郎主演の舞台『背信者』(作・演出:小御門優一郎)公開ゲネプロが3日、東京・本多劇場で開催された。

 300年後の雑誌編集部『CAESAR』を舞台にした「真実と虚構」をテーマにした物語。。何が真実か、何が虚構なのか曖昧になった世界で、真実を追い求める主人公を伊藤が演じる。劇場チケットは当日券を除き完売しており、配信チケットは全ステージ販売中の舞台となる。

 以下、公式レポート部分。

 雑誌CAESARの第3588号の編集会議から舞台は始まる。CAESARが創刊されてから300年あまり、前号の発行部数は666万部を記録。記録は右肩上がりで増えていた。編集長のイザクラ(演:和田聰宏)、副編集長のアオタ(演:青山郁代)、編集員のオオシコウチ(演:相田周二(三四郎))、ミハラ(演:新田桃子)、デザイナーのババゾノ(演:石山蓮華)、営業のカンダ(演:上谷圭吾)、校閲のセキ(オツハタ)ら、CAESAR編集部の面々は今日も誌面の特集を考え、CAESARを売って売って売りまくる。

 なぜ紙の雑誌がこんなにも売れるのか。その理由は25年前に起きた記録的な電子災害「ビッグ・クラック」にある。当時世界はありとあらゆる記録をデータにして保管しており、そんな中で起きた電子災害「ビッグ・クラック」は、すべての記録は吹き飛ばし、文明は数百年分後退した。その後、CAESARは失われた記録を綿密な取材で作られた誌面の特集によって蘇らせる役割を担い、人々はCAESARを読むことによって失われた記録を取り戻した。

 そんなCAESAR編集部が恐れるのは、世界の真実を認定する機関・真理省。すべての記録が失われた世界で、何が正しく、何が誤っているのを決められるのは真理省だけであり、彼らにとってCAESARが垂れ流す不確かな情報は摘発の対象であり、何人ものCAESAR編集部員がこれまで消されてきたという。

 CAESAR編集部の男・クスノキ(演:伊藤健太郎)は、誰よりも確かな真実の探究に情熱を捧げる男。彼は失われた記録を蘇らせるために、カメラマンのスナカメ(演:鍛治本大樹)と共に様々な場所へ取材に出かける。失われたシェイクスピアの戯曲を復元する劇団、失われた量子力学を復元する科学者、世界を疑う陰謀論者。彼らを取材するうちに、クスノキはある真実へと辿り着く…。

 ある日、CAESAR編集部のもとに一人のパパラッチ・キリエ(演:田中真琴)が訪れる。彼女は、CAESAR編集部の誰もが持ち得ないとっておきのスクープを持ってくる。彼女の写真を掲載することになるCAESAR。しかし、彼女には別の目的があった…。

 舞台『背信者』は、何が真実で、何が嘘か分からない不確かな世界で、信じられる真実を探す物語。クスノキが最後に見る真実とは一体何なのか。背信者とは一体誰なのか。いよいよ舞台の幕が上がる。

 以上

 また、3月3日正午から実施されたゲネプロの冒頭シーン計14分を生配信で公開。ノーミーツのYouTubeチャンネルでアーカイブを楽しむことができる。(https://www.youtube.com/watch?v=-qJE2plfU60

 ※伊藤健太郎過去記事
 ・伊藤健太郎 映画「静かなるドン」主演発表!神妙面持ちカットも
 ・伊藤健太郎 主演映画「冬薔薇」は「ラストカットが象徴している」……インタビュー&メイキングをおさめた特別映像が解禁
 ・伊藤健太郎 主演映画「冬薔薇」舞台挨拶に立ち「この景色を見れていること非常に嬉しく思っています」 阪本順治監督の「待っている方たちの前にお連れする」に天を仰ぐ

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