岸優太「めっちゃ聞いてますから」と言った数分後に“聞いてない”行動で場内大爆笑

岸優太「めっちゃ聞いてますから」と言った数分後に“聞いてない”行動で場内大爆笑1

“キンプリ”ことアイドルグループ『King & Prince』元メンバーの岸優太が26日、東京・丸の内TOEIで主演映画『Gメン』(監督:瑠東東一郎/配給:東映)公開記念舞台あいさつを俳優・竜星涼、恒松祐里、矢本悠馬、アイドルグループ『SixTONES』森本慎太郎、瑠東監督とともに開いた。

漫画家・小沢としお氏が2014年から18年まで『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載していた作品。問題児ばかり集う男子校G組に転校してきた門松勝太が、クラスメイトや上級生ら仲間たちと全力で生きる姿を、アツく楽しく描いたヤンキー青春漫画となっている。岸演じる門松勝太は、全くモテない問題児ながらまっすぐで芯が強い役どころとなる。

グレースーツ姿で登場した岸。イベント冒頭、本作に出演している、お笑いコンビ『EXIT』りんたろー。も登壇予定だったが、急きょ劇中の敵対組織の者たちに“襲撃”を受け休みとなったことが伝えられていたが、岸が「遅刻って聞きましたよ。寝すぎちゃったみたいな」と事情をバラし、爆笑を誘うことに。

本作イベントと岸といえば、7月の完成披露イベントでは「感じるな。感じろ!」、今月16日のイベントでも、「俺がやってたから、マリリン・モンローがやってた」など、自身のワールド全開の発言で、その都度、会場を爆笑に巻き込んでいる。この日も冒頭から岸ワールド全開に。

岸は「初日、みなさんおめでとうございますということでですね」と、作品や主演の自分を祝福するのではなく、観客を祝福しだして、キャスト陣をビックリさせたり、「(公開まで)あっという間でしたよね、気づけば。8月25日って意外とまだまだだなと思ってたら、もうすぐ、気づいたら昨日だったっていう。みなさんが映画館に入る様子とか見ていたんですけど、なかなか、楽しみで待っている後ろ姿とかね……楽しげな感じだったのですごいですね」と、正面からではなく後ろ姿をアピールした後、観客からのレスポンスがそんなに返らなかったことに「みんな寝てます?」と、不安げな表情を浮かべ、次々と話が飛ぶ岸に、キャスト・観客とも視線が釘付け!

本イベントは、上映後のものとなったが「この後ね、面白い、絶対笑えていろんな感情になる映画が待ってますので」と、まるで上映前にするようなコメントを言い出し、キャスト陣から上映後だと総ツッコミ!なぜ、そう思ったのかへ、「みなさん、観る前だから体力温存しているのかなって。きょうはね、盛大にね、8月25日だから……あっ、26日か。楽しんで、ともに盛り上がってもらえたら嬉しいです」と、マイペースに話す。

さらに、会場に入場する際に岸は「もっと『キャー』って、来るのかなって思ってたんです。そうしたら、みなさん大人な方が多くて『頑張ってください』って」と、静かめだったのだとか。竜星が「キャー求めてるの?」と、振ると岸は「当たり前じゃないですか」と肯定。ということで、竜星が「キャーが足りません。もっとキャーを」と客席に呼びかける。こういったイベントでは、こういったコメントを機に「キャー!」の声が上がりがちだが、ほとんど起こらず、静かに見守る観客が多かったようで岸が「本当にね、ありがたいことです」と感謝しつつも、どこか哀愁を漂わせる。これを不憫に思ったのか矢本が「やんないと言っても、やったりするじゃないですか」とフォローしようとしたが、岸は「そういうんじゃないんです。作る“キャー”は大丈夫です」と顔の前に手をやって、自身なりのこだわりの“キャー”がある仕草を見せていた。

前日25日に公開され、その反響は?との話題が振られ、岸は「まあまあまあ……すごいです!『めっちゃ面白かった!』とか『アクションがすごかった』『みんなのバランスが良かった』とか頂きました。僕もいい意味で驚きがありました。嬉しかったですね」と笑顔を浮かべる。その瞬間、竜星が「四文字熟語でいうと?」と尋ねれば、矢本がテンポよく今月16日のイベントで岸が答えた「えっ、森羅万象?」ではと、振られてタジタジになる様子も。

X(旧Twitter)で募集した質問にも回答していくコーナーも展開。その1問目、共演前と共演後で意外に感じた人はという質問が。矢本が岸を挙げ、「TVでずっと見ていて、結構すごいな、特別だな、見たことない生き物だなって思っていたんです。そうして本人に会ってみたら、思っていた以上に見たことなくて(笑)。よくこれ撮影、全部撮り終えられましたよね。刺激的な日常でしたよ」「基本しゃべり出すと、人の話聞いてない。立ち位置とかも怪しい。結構ビックリしたよ」と、告白。

森本も「そのうち岸優太都市伝説とか出てきそう。実は宇宙人説みたいな」と、ボソリとツッコむなか、それでも、矢本は、そんなキャラクター性の岸が「俺はこの先の岸が楽しみで仕方がない」と、期待が膨らんでいるそう。

これに岸は「聞いてない、聞いてないとマジ死ぬほど言われるんですよ」と苦笑いしながら、「でも、めっちゃ聞いてますからね!」と、キリッとした表情で猛アピール!

しかし、その数分後、コーナー2問目の、本作を2度、3度と楽しむときのポイントは?との質問の際に、それは起こった。恒松が「エンドロールで2分間くらいアドリブで(岸と)会話しているんです。あれ何言っていたか自分でも分からないくらい早口でしゃべっていて、あれ本当にキツかったんですよ監督!長すぎですよ」とグチを話していたが、竜星が岸に「あれは何を話していたの?」と振ると、岸は「あれ、いつすか?」と、まるで恒松の話を聞いていないかのようなコメントが飛び出し、場内は爆笑に包まれ、矢本も「ほらー!」と声をあげる。

そのわちゃわちゃから一拍置き、そのときの状況を整理して仕切り直し。岸も状況を理解したであろうところで恒松が「何喋ったかちゃんと覚えてないんです。けれど、すごく面白くてあれがよう出てくるなって。普通の俳優さんじゃ絶対に出てこないもので、さすが岸さんだなって感じましたね」と称えたが、岸は「へー」と、生返事で場内はドッと沸き返る。そのエンドロールの話題は続き、岸は「なんか覚えてるんですけど、ちょっと漠然としてるんです。そこは緊張はしていたんですけど」とコメントしだし、瑠東監督も思わず「それは覚えてないだよ!」と、ツッコんでいた。

ちなみに、岸はこの話題の際に挙げたのは「2回目以降は、僕で言うとカニ挟みのシーンですかね。本当に早い流れのなかで、あれは格好いいです」とのこと。すると竜星が「じゃあ3回目は?」と問うと、「3回目は久々な感じで……あと、足」と、発言し、会場にははてなマークを頭に浮かべる人が続出!これを矢本が「りんたろー。さんがリバウンドしてるってことだね。足は臭かったってシーンだね」と、見事な解説をするなか、岸はまだなにか挙げられないか頭を絞った結果「毎回着眼点って変わりますよね」と、言い出し、竜星から「面倒くさくなってる」と、ツッコまれていた。

イベント後半には、瑠東監督がキャストに対して成績をつける『Gメン通信簿』なるものを公開。岸について瑠東監督から「全力以上の全力で120%で駆け抜けてくれました。期待通りの天然ボーイが連日炸裂しつつも、現場のテンションをあげる愛され座長。大変よく頑張りました、おつかれさまでした」と真面目に伝えると、岸は「みんなに真面目なコメントですね。瑠東さん普段そういう真面目なというより、どちらかというと楽しんでる方なので、マジなコメントを頂くと恥ずかしくてしょうがないです」と照れくさげだった。

その通信簿コーナーの最後に竜星が「さっき打ち合わせのときに、偉い方が来て、『すごい面白い!』って言ってくれて、『できれば「2」やりたいんだよな』って言ってて。あとはもう岸くん次第」と伝えると、岸は「あとはみなさんがどれだけ楽しんでくれるか次第です」と、呼びかけていた。

記念撮影後には、公式Xアカウントで実施したGメン夏祭り企画 『Gメンポイントキャンペーン』で集まったポイント=G(グラム=重い=想い)にちなみ、集まったポイント分をグラムに換算しそのグラム数が入った米俵(= Gohan)が用意されるものに。これは、「末広がりに運が開けていく」縁起物であるお米で初日をお祝いするという趣旨で、23日時点では4万6527G=46.527キログラムが集まっていた。壇上では本日までに集まった、その重さが発表。60726G=60.726キログラムであることが明かされるとともに、岸も「みなさんの思いが、これくらい集まったんですね」「ほぼ僕の重さですよ」と、感慨深げ。

その“想い”をかつぐことができるのかという無茶振りがされたがしっかり挑戦。気合を入れると、「だいぶ重いっすね」と、足のスネのあたりまで持ち上げる岸。拍手に沸き返る場内だったが、その上がったところまで納得いかなかったのか、「もう1回行きます」と再度チャレンジ。森本から腰までと言われ、観客たちからも「頑張れ!」の大合唱が起こるなか、足のひざ上にあげた岸は「さっきより上がりましたね。お客さまの気持ちが重いってことで。たくさんの方から頂きましたから」と、しみじみだった。

締めのあいさつでは先に本日ライブビューイングで参加された方に先にメッセージを寄せることになり「みなさんこんにちは……って、これずっと繋がってるんですか?」と確認してひと笑い起こすと、「この後、みなさん(映画本編を)観るんですか?」と言い出し、冒頭と同じようなくだりを言い出して、再び場内は大爆笑の渦に包むなか「おもしろい映画ですので、みなさんにとって夏の思い出になってくれたら嬉しいです」と、呼びかけた。

その後、会場に向けてのあいさつでは、「これからも愛されるような作品であってほしいです。男女問わず、老若男女問わず楽しめる作品ですね。幅広い年齢の方に来てほしいです。一緒に『Gメン』を盛り上げていただいて、Gポーズもありますので、ツイッターやXで拡散して盛り上げてくれたら嬉しいです」と、X(旧Twitter)が同じであることを意識しないまま発言し、最後の最後まで天然な姿を見せるままイベントを終えていた。

映画『Gメン』は公開中!

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岸優太「めっちゃ聞いてますから」と言った数分後に“聞いてない”行動で場内大爆笑3

米俵を持ち上げる岸