TVアニメ『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』第8話～10話の振り返り上映会が10日、東京・新宿ピカデリーで開かれヨハネ役の小林愛香、ライラプス役の日笠陽子、ルビィ役の降幡愛、リコ役の逢田梨香子が登壇した。
スクールアイドルプロジェクト『ラブライブ！』の新シリーズとして2015年2月に『電撃G’sマガジン』誌上でプロジェクトが発表され高海千歌役の伊波杏樹、桜内梨子役の逢田梨香子、松浦果南役の諏訪ななか、黒澤ダイヤ役の小宮有紗、渡辺曜役の斉藤朱夏、津島善子役の小林愛香、国木田花丸役の高槻かなこ、小原鞠莉役の鈴木愛奈、黒澤ルビィ役の降幡愛で活動しているスクールアイドルグループ『Aqours』（アクア）。静岡・沼津市の海辺の町・内浦を舞台としたオールメディアプロジェクト『ラブライブ！サンシャイン!!』としてスタートを切り、2度のTVアニメ化と劇場作品化され、18年末には紅白歌合戦への出場、22年6月には東京ドーム公演を開催し盛況となった。本作『幻日のヨハネ』は『ラブライブ！サンシャイン!!』の公式スピンオフプロジェクト作品で、ヨハネを中心に、おなじみのキャラクターによるヌマヅを舞台にしたファンタジックな日常を描いている。
上映前に黒と白のトーンでまとめられた『幻日のヨハネ』仕様衣装で、ニコニコと手を振りながら小林＆降幡＆逢田と、ライラプスのグレーを取り入れた衣装の日笠が拍手に迎えられて登壇。さっそく衣装のポイントを挙げることとなり、降幡は「ちょっと大人な私達」とシックめな衣装を表現したり、指にはめていたリングがそｚれぞれメンバーカラーのものになっているとアピール。一方、日笠は隣にいた逢田の腕の部分を開くことができるということで、開いて閉じてと楽しげに動かしていた。
トーク序盤は『第1話～第7話までのヨハネ、ライラプス、ルビィ、リコのお気に入りシーン！』コーナーを開催。まずは降幡が、ルビィが第1話に登場した際のことへ、「『ラブライブ！サンシャイン!!』の黒澤ルビィは人見知りだけど、『幻日のヨハネ』のルビィは『シー』ってヨハネに言えるくらいの余裕がある子で」と、本編との違いが楽しかったという。さらにルビィの大きさへ降幡が「ヌマヅのミカン4、5個分くらい」と明かすと、逢田が「キティちゃんかな」と、ボソリとつぶやいたり日笠は、実寸を両手で作ってみて、「意外とデカくない！？」と、驚く様子も。
逢田は2話のハナマルのシーンがお気に入りだそうで、仕事の対価に対して「“お仕事はそれだけじゃ、お金だけじゃないずらよ”というのが、『ラブライブ！サンシャイン!!』では無いシーンだったし、お金に対しての向き合い方が違って現実味があって。その後にヨハネちゃんがしっかり謝るシーンも心温まったんです。悲しさもあるけど笑顔もあるシーンでグッと来ました」とのこと。降幡も気持ちは同じだったらしく、「ハナマルちゃんとヨハネちゃんのシーンはいいよね」と、笑顔でうなずく。すると日笠が、「あのシーンいままでの『ラブライブ！サンシャイン!!』とは違った感じで、難しかったみたいで。相談して、トライしながらセリフを込めてました」と、スタッフ・キャストともに苦労しながら作り上げたものだったと裏話を。
ちなみに、日笠もハナマルが気になるのだとか。第8話上映前にその話をしようとしかけて、しれっと1・2話に軌道修正する起用なトークスキルを見せつつ、「お仕事の大変さを伝えるのはもちろんなんですけど、そこに特別なものも作ってくれるんです。その他大勢のお客さんたちじゃなくて、お客さん1人1人を見ていて、それを自分が伝えられる愛情をどうしたら伝えられるんだろうと考えていていて。すごい考えてるんだって思ったんだよね」と、キャラクターを深掘りしたコメントが。小林も「圧倒的ヒロイン感があって」といえば逢田も「元々可愛かったけど、『幻日のヨハネ』のハナマルは可愛すぎて、可愛すぎて。お顔も言動も可愛くて圧倒的ヒロイン！」と熱を込めていた。
小林は1話で挿入歌『Far far away』を歌唱するシーンだそう。「この作品で歌うのか？とか、アイドルなのか？の前に、ヨハネの世界観を広げられたと思って。あそこで歌ってよ、聴きたいよ、と求めてくれたから歌えた歌だと思う」としみじみ。
すると日笠は楽曲まわりでは「OPも私は好き！めちゃくちゃ格好いいよね」と、『Aqours』が歌唱する楽曲『幻日ミステリウム』を挙げる。これに逢田は「“オトナAqours”という感じがしているんです。いままでスクールアイドルとしてやってきたから、『幻日ミステリウム』みたいな曲をそんなにやったことなくて」と、『Aqours』内での雰囲気の違いを語り、小林も「アーティスト『Aqours』として歌っている感じがして」というと、降幡も「世界が広がったよね」とうなずいていた。
そんななか、逢田は思わず第8話の話をはじめようとする一幕もあり、小林が「それってネタバレですか……？」と問うと、逢田は本イベントの前の上映後イベントと同じようにその場に苦笑いして突っ伏してしまう一幕もあった。
（参照記事：小林愛香と逢田梨香子が推す「幻日のヨハネ」で「圧倒的ヒロイン」なキャラ？）
さらに第7話の女子会の話題になると、逢田は第6話から本格登場したリコ自身が「初めて会う女子と女子会はしんどいですよね。仲良くなれてたら」と願いを込めたり、降幡は第7話でヨハネが倒れてしまうシーンのことを話している際に、そのヨハネの表情を小林が再現するなど遊び心を見せることも。
そこから日笠と女子会するなら？という質問も挙がったが、日笠は「私はお寿司が好きかな」とつぶやくと、逢田は「この後、沼津のイベントに行くから実現するかも」とすぐにできる可能性も窺わせていた。
○CAST
ヨハネ:小林愛香／ハナマル:高槻かなこ／ダイヤ:小宮有紗／ルビィ:降幡 愛／チカ:伊波杏樹／ヨウ:斉藤朱夏／カナン:諏訪ななか／リコ:逢田梨香子／マリ:鈴木愛奈
文：水華舞
※『幻日のヨハネ』過去記事
・幻日のヨハネ第11話場面写＆あらすじ！解決できたと自惚れていた自分を責め……
・幻日のヨハネ第8話あらすじ＆場面写！町の“異変”を止めることができるか
※記事内画像は（C）PROJECT YOHANE
