土屋太鳳 主演「マッチング」役作りで追い込みで「意識的に辛いニュースを見る」

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 俳優・土屋太鳳が17日、東京・イイノホールで主演映画『マッチング』(脚本・監督:内田英治/配給:KADOKAWA)完成披露試写会にアイドルグループ『Snow Man』佐久間大介、金子ノブアキ、杉本哲太、斉藤由貴、内田監督とともに登壇した。

 マッチングアプリのプロフィールがウソだったら?マッチングしたのが危険な人物だったら?さらに、あなたの大切な人の別の顔が暴かれてしまったら?──出会いの裏に仕掛けられた“罠”の恐怖が増大していく様子を描いた内田英治監督によるオリジナル脚本のサスペンス・スリラー作品。土屋はマッチングアプリでの出会いをきっかけに、次々と襲い掛かる先の読めない恐怖に見舞われる恋愛に奥手な主人公・輪花(りんか)役で主演。マッチングアプリ運営会社のプログラマー・影山役を金子、あちこちのアプリでトラブルを起こしているというストーカー・吐夢役を佐久間が演じている。

 会場にはマッチングアプリにちなんで、巨大スマートフォンが出現。開演自家となると映像が上映され、その終了とともに幕が落とされ、登壇者がマッチングアプリ画面から登場するという2次元から3次元にというど派手な登場を決めた。

 まずは土屋が、あいさつ前に1月1日に発生した能登半島地震へ心を寄せ「ごあいさつをさせて頂く前に、激しい揺れによって大変な状況にいらっしゃる方々にお見舞いを申し上げるとともに、心を寄せたいと思います」と、目をつぶってしばらく間をとった。

 そこから作品のことへ。土屋は「監督がオリジナル作品を書いてくださったので、ある意味、自由度はあったと思います。役作りのうえで、あれがダメ、これがダメいう苦労がなかったんです」と、自由にやれたそうだが、輪花を演じるにあたって「本当に撮影でつらいことがあったんです。毎日必死に役についていって。目から感情が伝わるので、意識的に辛いニュースを見るようにしていて心がつらくなっていた時期もあります」と、気持ちを追い込んだ役作りをしていたそう。

 さらに役作りのトークが進んだが、土屋はどうやらネタバレすれすれの話を繰り広げてしまったらしく、キャスト陣がいつ止めに入ろうかハラハラしている一幕が。

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ネタバレスレスレを止められ顔を隠す土屋だが口元は笑っているものに

 そんな状況を経て運命的な出会いの話題へ。土屋は「小学3年生の頃に『シザーハンズ』という作品を観て、衝撃を受けすぎて。作品は、助けたいと思って好きな女性を斬り刻んでしまうんです。そのときに、『自分はこんなお仕事はできない!』と思って……今ついているんですけど(笑)。それくらい衝撃を受けて、お芝居、演技はこれくらい人の心を動かすんだなって。それから、いろいろな役をやらせていただくときにいろいろ思い出しています」と、自身の俳優を志す原点のような話題を繰り出していた。

 イベント後半は、登壇者自身がもしもマッチングアプリに登録した場合、効果的にアピールするためにどんなプロフィールにするかを考えたものを発表するコーナーを開催。観客たちはマッチしたい場合配布されたうちわのピンク色面を掲げ、マッチしたくない場合は裏面の青を掲げるというアンケート方式で展開。土屋は自身のプロフィールのなかで一緒の登山を挙げており「一緒に登山したい方はよろしくお願いします!」とアピール。結果、観客の一部に青を出した方もいたということで「つらくなったら、私がマッサージしますよ!」と、豪華な追加条件を出してトークを盛り上げていた。

 そして土屋から「伝えたいのは人の本質とか『丁寧に繋がっていこうよ』ということです。もしかしたら、観た方によって感想が違うかもしれません。よかったらSNSでぜひ感想を送ってください」と、メッセージを寄せていた。

 映画『マッチング』は2月23日より全国公開予定!

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イベントのために描き込んだプロフィール