『第15回 衛星放送協会 オリジナル番組アワード』授賞式が7月23日に都内で開催。作家・浅田次郎氏、俳優・宮本信子、声優で歌手・茅原実里、岩井俊二監督、元プロ野球選手の佐々木主浩氏、お笑いコンビ『バッテリィズ』寺家が登壇した。
一般社団法人 衛星放送協会が、会員社が制作した優れた番組や、話題性のある編成企画、番組宣伝、広告事例を表彰するイベント。第15回では、「ドラマ」「ドキュメンタリー」「文化・教養」「バラエティ」「中継」「ミニ番組」の6ジャンルに分けて審査をするものとなる。
浅田氏は番組部門 ドラマ 最優秀賞に選出された『特集ドラマ「母の待つ里」』の原作者として、宮本は本作の主演として。茅原は番組部門 中継 最優秀賞に選出された『Lemino presents ANIMAX MUSIX 2024 SPRING ~LIVE & BACKSTAGE~』に出演していることから。岩井監督はコンテンツ展開部門 最優秀賞に選出された『路上のルカ』のメガホンをとったことからゲストに。
一方、佐々木氏は昨年2024年で日本プロ野球が誕生から90年を迎えたこと、これまでプロ野球中継が衛星放送の普及に寄与されたことを称え、日本野球機構を特別表彰することとなりこのスペシャルゲスト。寺家は『スカパー!プロ野球アンバサダー』を務めていることからゲストとなった。
茅原は出演アーティストを代表し「たくさんの方が携わっているイベントで出演アーティスト、全18組のみなさん、MCの吉田尚記アナウンサー、こんなに大きなイベントを企画して作り上げてくださっているみなさんの力が1つになっているステージだと思います。カバーソングやゲームソング、企画コーナーを挟むタイミングが素晴らしいですし、6時間を超えるイベントですが、びっくり箱のような構成で、多くの方に楽しんで頂けるコンテンツになっています。アニメ音楽を愛していらしゃる方へ心に刺さる構成でもあると思います」とアピールしていた。
佐々木氏と寺家は2人で登場。寺家は壇上で「もし可能なら佐々木選手の球を受けられたら」と願望を口にすると、どこからかキャッチャーミットとグローブとボールが用意され、その場でキャッチボールを実際に行うことに。
「嬉しい大魔神の球を受けることができました!」とテンションの上がる寺家だったが、ここで相方のエースが「おーい!何してる!バッテリーは俺やで」と、VTRで登場。エースは、佐々木氏の現役時代にフォークボールが落ちるあまり、「モグラに当たって泣いた」「(フォークの)握りで電信柱を抜いた」「箸を使わず、(フォークの握りで)ご飯食べる」という“伝説?”を披露。これに佐々木氏はちゃんと否定しつつニコニコと見守っていた。
そんなやりとり後に、寺家は「きょうでキャッチボールをしましたし、新生バッテリィズとして、今までのは解散しまして、M-1グランプリ準優勝を目指して頑張りたいと思います」と、冗談を言い出し、佐々木氏もニコニコと乗っかって、その場を楽しんでいた。
そして今回のグランプリに番組部門 ドラマ 最優秀賞を受賞した『特集ドラマ「母の待つ里」』となったことがアナウンス。宮本から、「嬉しいです!とっても嬉しいです!本当に好きな」と感激で声を震わせながらコメントを寄せ、浅田氏は「原作者はこういうときにどうしたらいいか分かりませんね(笑)」とチャーミングな笑みを浮かべていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ