歌手・TRUEが4月5日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでアニメーション『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』(監督:菊地康仁/配給:バンダイナムコフィルムワークス)スペシャルライブ付き舞台あいさつを開催した。
スライムに異世界転生した元サラリーマン、リムル=テンペストが、仲間たちとともに理想の国作りを目指して奮闘する異世界ファンタジー『転生したらスライムだった件』(通称:転スラ)。シリーズ累計発行部数は5600万部を突破。TVアニメシリーズは第4期の制作も決定している話題作となっている。劇場版の本作は原作・伏瀬氏が原案&完全監修を担当している。水竜を守り神と崇め争いのない海底にある平和な国【カイエン国】が舞台。平和を揺るがせようとする者が現れることとなる。リムルたち魔国連邦(テンペスト)の面々は、開国祭を終えて、束の間のバカンスのために【カイエン国】を訪れたが、騒動に巻き込まれていく。
TRUEといえば、転スラシリーズで多くの楽曲を手掛けており、今回の作品でも主題歌『ユートピア』を担当している。舞台では、エンドロールの興奮覚めやらぬ中での生歌唱を披露した。
以下、公式レポート部分。
上映後の熱気あふれる会場でミニライブからスタート。1曲目はアニメ第1期のエンディング「Another colony」。「『転スラ』の楽曲を8年間務めています」と笑顔のTRUEさんは「『転スラ』と共に奏でてきた楽曲をみなさんにお届けしようと思います」と挨拶。「楽しかった人――?」と観客に呼びかけたTRUEさんは「声出ししていいんですよね?」とスタッフに確認し、「はーい!という感じでお願いします」と呼びかけて、声出しOKでライブを進行。
ネタバレを気にすると、作品の話がなかなかできなかったというTRUEさんは「トークパートでたくさんお話ししようと思います!」と意気込みましたが、「忘れないうちに好きなシーンを!」と切り出し、本作のお気に入りシーンを語り始めます。TRUEさんの好きなシーンはユラとゴブタがリムルを探しに街中を歩くシーンだそうで、「ゴブタがポールのようなものの上に立つところ。ユラとの身長差をひょいと飛び越えてしまうゴブタがめっちゃ素敵!」とし、どんな立場であろうと相手のことを知ろうと思ったシーンだと語り、「ゴブタ、イケメンだなって思いました」と目を輝かせ、「印象的な演出が散りばめられているのも『転スラ』の面白さ。深読みして楽しんでください!」と呼びかけていました。
続いてギターを持って本作の主題歌「ユートピア」を披露。「映画館のような環境で歌うことがあまりないので、みなさんが真剣に聞いてくださって緊張しました」と珍しい環境でのパフォーマンスに触れます。会場を見回したTRUEさんは「今日、実は頭に、リムルをのせてきたんです。みなさんの緊張をほぐそうかなと。冒頭で言うのを忘れていました!」と髪型について茶目っ気たっぷりに語り、大きな拍手を浴びていました。
3曲目の「Storyteller」歌唱前にはコールアンドレスポンスの呼びかけも。会場もすっかりあたたまり、観客の声もどんどん大きくなっていき、歌唱後「サイコー!」の声が会場のあちこちから飛び出す様子によろこぶTRUEさん。「『転スライブ』の時のペンライトを持ってきている人がいる!うれしー!」と観客に向かって手を振る場面もありました。
トークパートではまず、作品の感想を語り、「最初からめっちゃ面白い。ゴブタの熱血ラブロマンスになるとは思っていなかったので、すごく驚きました。主題歌を担当する際は、だれよりも早く作品を知ることになるのですが、絶対ヒットするなという強い予感を感じて制作しました」と振り返ります。楽曲が発注された段階では「ラブソングではなく、ミディアムテンポでバトルシーンなどにフィーチャーして、という発注でした」と明かしたTRUEさん。「でも、私がゴブタに心を掴まれてしまって。初めて『転スラ』でラブソングを作ってみたいと思いました」と続けたTRUEさんは「とはいえ、好きだ、嫌いだ的なラブソングではなく、調和、共存といった『転スラ』のテーマを落とし込んだラブソングにしようと思いました」と説明していました。
MCから「歌詞を読んだ時に『ユラ!』って入っていて。さすがだと思いました」との感想が飛び出すと、「劇場版で流れる楽曲とオリジナルでは、アウトロの尺が違っていて。最後のコーラスで『♪ユーーラーー』って言っていることに気づいて。最初は『♪ハーーハーー』だったんです。何回もRECしているうちに『♪ユーーラーー』ってなって。完成版を観て初めて知りました」と運命的なコーラスが出来上がったとうれしそうに話したTRUEさん。MCが「『♪ゴブター』はなくてよかった」と反応すると、TRUEさんはその場で「♪ゴブター」とのコーラスにトライし、「悪くない(笑)」とニヤリとして、観客の笑いを誘っていました。
TRUEさんが『転スラ』で劇場歌唱するのは、2018年のTVアニメ第1期以来とのこと。当時と歌う時の心境の違いがあるのかとの質問に「全然違う!」と答えたTRUEさんは「当時はここから『転スラ』がアニメになりますという時だったので、原作ファンの方にどんなふうに受け取っていただけるのか、期待と不安が入り混じった感じでした」と懐かしそうに話します。会場をゆっくりと見回したTRUEさんは「今日は半分ホーム。知っている顔ばかりですし…」と長年のファンの顔もちらほら見られると微笑み、「歳をとりましたね」と笑い飛ばす場面もありました。
「Storyteller」の制作を振り返ったTRUEさんは「エンディングのSTEREO DIVE FOUNDATIONさんと、初めは全く同じタイトル案だったのですが、デモの提出がタッチの差で早かったので私が勝者になりました」と胸を張ります。そして、再びゴブタのカッコよさに触れたTRUEさんは「ゴブタであるから意味がある。サーフィンのごとく波にライドしていて、キュンキュンしました。ワンパンでゾドンを倒す時のカッコよさ!」と熱弁していました。「まだまだ話し足りない!」と語ったTRUEさんは最後の挨拶で「8年目で5年ぶりの主題歌を歌えたことに感謝しています。『転スラ』はまだまだ続き、第4期へ突入しています。作品をますます楽しむと共に、そこに付随するアーティストを愛してください」と元気に呼びかけ、イベントを締めくくりました。
※記事内写真は(c)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会




