WBB舞台「ミクロワールド・ファンタジア」ゲネプロが開催！
WBBvol.12舞台『ミクロワールド・ファンタジア』（演出：佐野大樹）公開ゲネプロが26日、東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターで開かれ、キャスト陣が熱量の高い仕上がり具合を見せた。
佐野瑞樹と佐野大樹による兄弟エンターテイメントワールド『WBB』の12回目となる公演。自分以外を見ていなかった冷徹な男・篠崎（佐野瑞樹）が、ある日、ミクロな虫たちの世界で目覚めたことから始まるファンタジックなワールドで巻き起こるドラマとなる。
公演チラシには『WBB版ミュージカル“風”ファンタジックコメディー』と明記しているだけあり、ゲネプロでも歌ってキレキレのダンス＆殺陣しまくりとともに、その間で人情劇も展開とメリハリの効いたもので観る物を飽きさせない。セリフの掛け合いなども、テンポがよく、思わずクスリと笑ってしまう部分も満載のものとなった。
終演後には囲み会見が開かれ佐野瑞樹（43）、松田元太（18）、岡幸二郎（49）、佐野大樹（38）による囲み会見が開催。この後の初日へ瑞樹は「いままでやってきた中で1番緊張してます。“風”とはついていますけど、まあまあミュージカルになってて（苦笑）。もっと行こうぜとなっていって、気がついたらこうなりました」と、ミュージカルと謳っても遜色ない内容になっているとアピール。それだけに松田は「過呼吸になりそうでした。きょうも緊張とか全部混ざって」と、力が入ったのだとか。
瑞樹としてはジャニーズ事務所の後輩である松田とともに演じることも「余計、緊張しちゃうんですよ。“げんげん”とも踊らないといけないし。いままで後輩の子と共演しても10以上離れたことはなかったので」と、しみじみ。すると松田は、「（瑞樹は）伝説で存在するのかというくらいなので」と、大きく持ち上げ瑞樹は「若干悪口になってないか！？」と、言いつつニコニコで、「最近僕のことをおもしろおじさんって認識してくれて」と、うまくコミュニケーションをとれているようだった。
さらに、本作といえば振付にジャニーズ事務所の屋良朝幸もクレジットされているが、大樹が「屋良くんに助けてもらって、世界観をブラッシュアップしてくれて、完成度を上げてくれた」と、感謝を。瑞樹も「予想以上でしたね。格好いい振付をしてくれるのはある程度予想していたんですけど、こんなに作品の意図を汲み取ってくれて、歌詞もちゃんと考えてくれて、踊りの中にも役の気持ちを入れてくれてすごいなって。いつの間にそんなにすごい人になっちゃったんだろうって」と、絶賛する。
その屋良から、松田は「動きも大事だけど、目線というか『目！目！！』って」と、目の動きでの演技をアドバイスされたそうだが、瑞樹は「見すぎると笑い出すんですよ」と、意外な苦労（？）もあったよう。さらに、話題に上がった屋良とは縁があるという岡は、「屋良の初舞台が一緒で初主演も一緒で。今回スタッフに屋良が入ると聞いて個人的に楽しみにしていたんですよ。屋良、屋良と言ってたのが、いつの間にか先生になっちゃって」と、目を細めることもあった。
「WBBならではのミュージカルに仕上がったと思います。観たらこんなミュージカルもあるんだという気持ちになってもらえると思いますし、虫の世界なので小さなお子様にも喜んでもらえると思います」と瑞樹から呼びかけていた舞台『ミクロワールド・ファンタジア』東京公演は26日から8月1日まで紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて、大阪公演はグランフロント大阪北館4階「ナレッジシアター」にて8月4日から6日まで上演！
■出演
佐野瑞樹、松田元太、北園涼、荒木健太朗、原嶋元久、山崎晶吾、小野友広、佐野大樹、岡幸二郎
