羽佐間道夫&野沢雅子&若本規夫&山寺宏一らが熱演!したコメ声優口演「没後40年チャップリン特集」開催で会場は大盛り上がり

羽佐間道夫&野沢雅子&若本規夫&山寺宏一らが熱演!したコメ声優口演「没後40年チャップリン特集」開催で会場は大盛り上がり1

声優口演「没後40年チャップリン特集」開催で会場は大盛り上がり!

 声優口演『没後40年チャップリン特集』が18日、東京・上野の不忍池水上音楽堂で開かれ、キャスト陣の笑いあり、人情味たっぷりな熱演に観客たちは酔いしれる一夜となった。

 15日から18日まで東京・上野や浅草周辺で行われる“したコメ”の愛称で親しまれている『第10回したまちコメディ映画祭in台東』。その大団円を締めくくるプログラムの1つとして、今年もサイレント映画に生アテレコする声優口演が開催となった。

 壇上には声優・羽佐間道夫、野沢雅子、山寺宏一とおなじみのメンバーに、ゲストの若本規夫、田原アルノ、中野裕斗、たなか久美らとともに新人の今村一誌洋、文山勝友、虎島貴明、杉山シンヤ、窪田カン、皆川壱毅、日本チャップリン協会会長の大野裕之氏も姿を見せた。

 イベントが始まると、駆け出し声優の仕事の1つが“ガヤ”ということで、観客たちをガヤとして巻き込む演出の練習をすることに。その最中に、したコメ総合プロデューサーのいとうせいこうが登場。いとうから、羽佐間へしたコメ10年間の皆勤賞を表彰するというサプライズが!

 賞状、したコメサポーターたちの手作りのトロフィー、ベルトがプレゼント。そのベルトに羽佐間は「ロッキーだ!」と、往年の名作『ロッキー』シリーズのロッキー役を演じている羽佐間らしいコメント。さらに、「エイドリア~ン!」と、雄たけびをあげ、「表彰状、嬉しいです。大事にしたいです。ここまで生きてきてよかった!」と、ニッコリ。いとう&羽佐間へ万雷の拍手が寄せられ、したコメらしい粋を感じさせる一幕となっていた。

 そして1本目の『チャップリンの勇敢』の口演がスタート。同作はスラム街を体験したチャップリンが、宗教や薬物中毒者、都会の暴力のイメージを描いており、シリアスな世界をチャップリンがコミカルに駆け抜けていくというもので、若本による「おめえら全員ナマハゲにしてやる!」という渋くかつお茶目かつ迫力のあるセリフに場内がドッと沸き返るなど、大盛り上がりとなった。

 2本目の『犬の生活』口演は、山寺の1人でさまざまなキャラクターを演じ分け、女性の声まで出したりと、1人で20分以上にわたり演じ続けることに。日本の時事ネタも交えたりと大暴れで、場内を爆笑させ続けていた。

 終演後にはトークへ。『犬の生活』の権利関係について、羽佐間から「契約を結んで、山寺がやるんだったらOKというコントラクトができたんです。私たちも誇りに思う」という裏話が披露され、山寺は照れ隠しからか不発だったギャグのことなどを話したが、観客たちも拍手で祝福。そこに羽佐間が「本当は僕の方がもうちょっとうまいよ(笑)。でも、あえて山寺宏一のみだから」と、“羽佐間節”もさく裂させた。

 また、少々時間も残ったようで、羽佐間からなんと観客との質疑応答タイムが!観客とキャスト陣の丁々発止なやりとりが繰り広げられる、キャストと観客の距離の近い光景のも見られるものとなった。

 宴もたけなわ、羽佐間は「私たちの狙いは、本当に小さい子供さんから、お父さんからお母さんまで一緒に劇場に来て頂いて観て頂きたいというのが発端だったんです。その通りになって、おじいちゃんおばあちゃんがチャップリンを見たことがあると。そのお孫さんが一緒になってきたときに、きょういるみなさんは声優として人気だから来る。それで会話が生まれて、おじいちゃんおばあちゃんの話を聴く、お孫さんの話を聴くという劇場空間を作りたくて、それは図に当たりました。私達が頑張れば頑張るほど、家庭の中の雰囲気が生まれてこないかと。みなさんもお年寄りになられたら、お孫さんを連れて観に来て頂ければ」と、スピーチし、熱気にあふれるまま終演を迎えていた。

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