西明日香「オープニングから泣きそう」や東山奈央が感じた「エンジョイする」?「きんいろモザイクThank you!!」公開記念舞台挨拶開催で種田梨沙「“きんモザ”は永遠」

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 劇場版『きんいろモザイクThank you!!』(監督:名和宗則/配給:ショウゲート)公開記念舞台あいさつが21日、東京・新宿バルト9で開かれ大宮忍役の西明日香、アリス・カータレット役の田中真奈美、小路綾役の種田梨沙、猪熊陽子役の内山夕実、九条カレン役の東山奈央が登壇した。

 漫画家・原悠衣氏が2010年から2020年にかけ月刊4コマ誌『まんがタイムきららMAX』(芳文社)連載し2020年7月号から2021年5月号まで『きんいろモザイク Best wishes.』としても連載した“きんモザ”の略称でも親しまれた『きんいろモザイク』が原作。イギリスでのホームステイを通じて心を通わせた忍と、金髪碧眼の英国少女・アリスの少女たちが日本で再会して同級生として再会し、幼馴染たちも巻き込んで繰り広げられる日常を描いたハートフルコメディ。2013年に第1期、2015年に第2期のTVアニメシリーズが放送され、16年にはスペシャルエピソードアニメが劇場上映され人気を博した。本作は、その集大成となるファイナルエピソードが描かれている。

 全国70館でライブビューイングがされるなか、キャスト陣がドレスアップして登壇。声を合わせて「ハロー!コンニチハー!『Rhodanthe*(ローダンセ)』です!」と、華やかにスタートを切った。

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 本作を試写で観たという西からは「オープニングのところから泣きそうになって」とこみ上げてくるものがあったというと、内山は「積み重ねてきたものがあるからこそ、最初から来るものがあったなって」とうなずく。東山は同じことを観客たちに尋ね、観客たちの多くが同じ気持ちになったという様子も窺わせた。

 続けてアフレコの話題へ。名和監督、明田川音響監督からの演技指導で印象的だったこととして西は、「アニメで自分たちのキャラを演じるのが久しぶりだったんですけど、本編を録っていくうちに明田川音響監督が、『しの(忍の愛称)はアホの子だったんだ……』と言われて。ギャグパートのときはもっとボケてと言われたのが印象的でした(笑)」と、スタッフ陣も収録が進む間に思い出していったと話せば、内山からは「PVのときも同じことを言われてたよね(笑)」と、明かし笑い合っていた。

 さらに、内山は、劇中ほかのキャラクターによくツッコミを入れる陽子を演じたが、新型コロナウイルス禍での収録ということもあってか、全員そろってではないアフレコだったということで「いくら付き合いが長いとはいえ、みんなが先に行っていた収録でいろんなボケをしていたから、後から入れるツッコミも大変だなと」という苦労をしみじみと明かしていた。

 トーク中盤には、劇中のキャラクター文字は担当キャストが直筆していることが明かされ、西は劇中のあるシーンで使われた『アリスはね 金髪碧眼 プリンセス』という文字をしたためたことや田中は手紙のシーンに使われたことと、劇中に印象的に出てくる『Thank you!!』も手書きだったといい、西が、「めっちゃいいThank youだったよ」と称えることも。ちなみに、2016年11月に公開された『きんいろモザイク Pretty Days』の“See You”という文字も田中直筆だったことが明かされたが、これはほかのキャスト陣もこれまで知らず、この日初めて知って驚いたそうだ。

 見どころとしては田中が忍の姉の大宮勇(cv.田村ゆかり)によるギャグシーンをあげたり、西はカレンのクラスメイトの松原穂乃花(cv.諏訪彩花)と忍がユニゾンするシーンに胸を張り、「結構長いセリフだったんですけど、1発でOKだったんです。ここでブレスを取ろうねとだけ打合せして。完成を観たときに、なんて綺麗なユニゾンなんだ!って」と、出来にうっとりしたのだとか。東山は、「カレンがアリスに頬をすりよせるシーンで、ほっぺのモチモチ感が表現できるのがすごい!」と熱弁していた。

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 また、本作中にはあるキャラクターによる“舞”があるということで、これに西が音頭を取って歌い出すと、全員で声を重ねていくなか4人もわちゃわちゃしながら歌い踊ることに。ノリノリの西と田中や、ちょっと戸惑い気味に小さく踊る種田、思い切りダンスする内山と東山と止まらなくなるキャスト陣に司会もついつい、「静まってください!」と止めに入るほどの歌と“乱舞”ぶりを見せ、大盛りあがりとなっていた。

 しかも、そのノリは止まらず、司会から終演時間が近づいたとのアナウンスで、キャスト陣が(終わりたくなくて)「えー!」という反応からの、拍手を3回で締めるポージングをしたりと息の合った感じと仲の良さが伝わるような一幕も見られた。

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 そして終演に近づき1人1人からあいさつへ。東山は「“きんモザ”のフィナーレということで、映画が楽しみだけど、ちょっとさみしいなという想いを持ってくださっている方も多いんじゃないかと思います。私もレコーディングをしていて、楽しいけど、知らないうちに声色が暗くなっていたみたいなんです。そんなときにスタッフさんに言ってもらったことが印象に残っていて『東山、もっと楽しんで!カレンなりに卒業をエンジョイして』と言われて。エンジョイするといっても、ヘラヘラと何も考えないで行事を楽しむということではなくて一緒にいられて楽しいのも、離れる寂しさも全部ひっくるめて一緒にいれて嬉しい、出会えてありがとうということを体いっぱいに感じるということがエンジョイするということなんだなと解釈したんです。だから私はいますごいいろんなことが楽しくて、幸せでいっぱいです。フィナーレということで、みなさんも体いっぱいに感じて、エンジョイしてもらえたら嬉しいです!」。

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 内山は「すごく幸せな時間を過ごさせて頂きました。時が経っても、みんなでそろうと、来てくださったみなさんも含めて、変わらない空気感があって。その空気感になれることが、“きんモザ”の魅力なのかなと感じました。ここまで演じさせて頂いていて、日常のありがたみを感じつつ、しのたちの友情関係というのが、場所を変えようとも環境が変わろうとも本当に変わらないものなんだなと、すごくひしひしと感じています。私達の関係性もそうだし、ファンのみなさま方との関係性も顔を合わせる機会が少なくなるかもしれないですけど、きっと心と心の距離というものはずっと、つながっていくものなんだなと再確認することができました。フィナーレを迎えた作品ですが、ぜひ、これからも、心の中に“きんモザ”愛を宿していって頂けたらと思います!」。

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 種田からは、「フィナーレということですが、なんだかまだまだ続くんじゃないかという、未来のあるエンディングが感慨深かったです。原作が完結したときにも思ったんですけど、みなさんがこの作品のことを忘れずに、キャラクターを愛し続けてくださったり、時々でいいから思い出してくださるだけで、その記憶の中でキャラクターたちは生き続けると思います。“きんモザ”は永遠です!」。

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 田中は、「“きんモザ”とのお付き合いはもう10年弱くらいになりますけど、みなさんと直接お会いできるときは、みなさんの表情からたくさんエネルギーをもらえます。直接お会いできなくても“きんモザ”が好きという気持ちでつながっていれば、一緒に温かい気持ちを共有して幸せになれるんだなということを実感できた『きんいろモザイクThank you!!』のプロジェクトでした。これからもみなさんも、“きんモザ”を愛し続けてくださると嬉しいです!」。

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 そして西。「このシリーズが2013年から続いて、いま2021年と、相当な月日が経っているのですが、原作も最後までしっかり描き続けてくださって、劇場版の方でもみんなの行く先を演じることができて本当に幸せなことだなと心から思いました。私たちが『きんいろモザイク』にずっと関わり続けられているのも、“きんモザ”を愛してくださるみなさんのおかげだなと思います。何か落ち込んだときとか、しんどいなと思ったときには『きんいろモザイク』シリーズや本作を観て頂きたいなと思います。これからもずっと『きんいろモザイク』を愛し続けてください!」と、メッセージを寄せていた。

 最後の記念撮影前には5人で「きんいろモザイク サーンキュ!!」と、声をそろえることになったが、あいさつ前に西からの提案で、5人で手首を回してポーズをとるレクチャーをして、会場一体となってポーズする温かな雰囲気のなか終演を迎えていた。

 劇場版『きんいろモザイクThank you!!』は公開中!なお、8月29日に新宿バルト9とイオンシネマシアタス調布で舞台あいさつが開催され申し込みは22日午前11時からとなることもアナウンスされた。

 ■ストーリー
 金髪と外国が大好きな女子高生・忍。
 忍の家には金髪碧眼の英国少女・アリスがホームステイ中!

 「シノブに会いに来たよ!」
 中学生のときに出会った二人が再会できたのは、高校1年生の春にアリスが日本の高校へ編入してきたから。忍の幼馴染で凸凹コンビの綾&陽子、アリスを追いかけてきたもう一人のイギリス人留学生・カレンも加わって、仲良し5人組の毎日はきらきら輝いています。

 高校3年生の春を迎えた忍たちは修学旅行へ出発!
 行き先は奈良と京都。初めてのお泊り旅行にわくわくが止まらない!
 忍はイギリス旅行じゃないことにショックを受けるけど、アリスは日本文化に触れられて大喜び。
 綾は夜の恋バナに執念を燃やし、陽子はツッコミが忙しく、4人と別のクラスなのにカレンもいつの間にか一緒にいて……?

 引率の烏丸先生と久世橋先生、カレンに憧れる穂乃花とその部活仲間の香奈も一緒になって、楽しい時間を満喫する。

 そして修学旅行が終わり、
 いよいよそれぞれの進路について考えるときがやってくる。
 5人の選ぶ未来とは?

 ※記事内画像は(c)原悠衣・芳文社/劇場版きんいろモザイクThank you!!製作委員会

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