俳優・田中圭（38）が10日、都内で主演ドラマ『死神さん2』配信記念イベントを俳優・山本舞香（24）、堤幸彦監督（66）とともに行った。
本作は、作家・大倉崇裕氏の同名小説が原作で、昨年9月に田中主演で初ドラマ化。田中が演じる主人公・儀藤堅忍（ぎどうけんにん）は、警視庁内にある謎の部署でたったひとり、無罪確定となった事件を再捜査するという変わった刑事。警察組織が掘り返されたくない事件の証言と証拠を徹底的に洗い直して、事件を180度転換させ、真犯人を検挙していく男となっている。それゆえ、彼の相棒になる者も組織から疎まれ、出世の道を閉ざされる……。こういった背景から組織内で「死神」とあだ名され、感謝も愛されもしない状況の中、誰とも群れない儀藤は相棒を常に変えながら、闇に葬られた真相をあぶり出していくという物語となる。続編となる本作は山本が儀藤の2代目”パシリ”として出演となる。
昨年の同時期に開催された本作第1作めのイベントの際に、「もう1度儀藤をやれるように」と語っていただけに、田中は「またイベントができることに喜びを感じております」と、感無量といった様子で、生配信のカメラに向かって大きく手を振って喜びを表現する。
（参照記事：田中圭「死神さん」で演じた儀藤に惚れ込み「続編やりたい……暴れたい……」と心情！竹中直人からは「強い意志」感じたエピソードや前田敦子から「長台詞」証言）
司会が「本作をずばり一言でいうと？」と振ると田中は「一言ですか！？」と、魅力が多いだけに逡巡しつつ、「面白い作品です」と言いつつ、「毎話相棒を替えて、事件の解決していくというシンプルな作品です。この作品最大の“相棒が替わる”によって、魅力的なキャラクターが出演するところです」と、アピール。
再びの儀藤を演じることになる田中だが、「2が公開される前から3を熱望してて」というほど、さらなる続編を期待しているそう。それだけに、「2の撮影が楽しみで、ちょっと楽しみすぎたところがあるなと思って」と待ちに待っての撮影だったのだとか。
そんな本作だが、田中は「1のときよりポップになっていて、見やすくなっていると思います」というと、堤監督は「笑い方変わってるよね」「腰の曲げ方も前より深くなったよね」と、変化した部分を挙げる。これに田中は「ちょっと1のときと変えたいところがあって、そんなに忘れているというところもなかったし、自分的に忘れているというところもなくて」と、前回の“宿題”を表現に落とし込んでいたという。
これに堤監督も「まさにパワーアップしていますね。いろんなところが儀藤化してるという感じで、儀藤を自分のものにしている感じで。表情とか目線とかすごく面白くなっているので見比べてほしいです」と、たたえていた。
吉田もVTR登場
続けて、ゲストに7代目相棒・灰田優人役を演じた吉田鋼太郎の話題へ。田中と吉田といえばドラマ『おっさんずラブ』でタッグを組み大きな話題となったが、吉田はこの日VTR映像を通して、「あの頃の感触といいますか、良いコンビネーションの現場をやらせていただいたと思います」と感慨深げな様子が。
そんな吉田を意識した？との声に田中は、「さすがに僕は意識していないです。一瞬あれっ……？というのもありましたけど……」というと、堤監督もこのキャスティングへ、「共演は意識してなくて、しばらくしてそういいえばこの2人共演長いなというので」という状況だったのだとか。
続けて、吉田との撮影へ田中は「我慢するより開放するという感じではっちゃけちゃってます」といい、そのたとえとして、吉田が間違った動きをしそうになり、それを自分でフォローするという姿を見かけたという田中が、「アクシデントに自分のミスをミスとさせない感じが入っていて、笑いそうになってしまって。そのカットも入っています」と、楽しげに振り返っていた。
ほかにも、ギャルピースのような儀藤ピースもあったといい、その実演をステージ上でして3人で盛り上がったり、自身の癖として「この現場はカツラをかぶるから許されたんですけど、寝癖を直さない癖があるんです。朝鏡を見ずに出たりもして」と、告白することもあった。
そして田中から「何回でも観れるスルメドラマだと思います。1と2行き来すると時代が変わっているところもあります。『死神さん』という世界を何度でも楽しんでもらえれば」と話しつつ、「それと、みなさんに受け入れてもらえるかどうかで3があるか変わってくるので、観てもらえれば」と、願望も口にしていた。
ドラマ『死神さん2』は17日よりHuluにて全6話で毎週1話ずつ配信予定！
※田中圭過去記事
・田中圭ニッコニコ“相棒・ハウ”お散歩！キューン「たまらない」
・田中圭 20日深夜にオールナイトニッポン0パーソナリティに
・田中圭「振り切れると思うなよ」！映画「ハウ」イベでペロッも
・田中圭主演作「女子高生に殺されたい」は「自信作どころじゃないですよ！！」と声張り上げる！他人に理解されないのは「サンダルからサンダルに履き替える」
記念撮影前に山本と談笑しながら爽やかに登壇
ギャルピースから着想？の儀藤ピース
レーザーピース？
深々とお辞儀する田中
第1話カット（（C）HJ ホールディングス）