『ゴ・エ・ミヨ 2024』授賞式が3月18日に都内ホテルで開かれ幻冬舎の代表取締役社長の見城徹氏をはじめ、受賞者らが登壇した。
『ゴ・エ・ミヨ（Gault＆Millau) 』は、フランス人ジャーナリスト、 アンリ・ゴ（Gault) とクリスチャン・ミヨ (Millau) が 1972年に刊行したパリ生まれのレストランガイドブック。食の新しい才能や注目すべき食材をより広く世界にアピールしていることで知られる。2024年度日本版では『ゴ・エ・ミヨ』が大切にしている「テロワール（地域性）」や「新しい才能の発見」をキーワードに47都道府県の特色ある店舗を532店舗のレストランを紹介している。
会場内では、「今年のシェフ賞」 「明日のグランシェフ賞」 「期待の若手シェフ賞」「ベストパティシエ賞」 「ベストソムリエ賞」「ベストサービス・ホスピタリティ賞」「テロワール賞」 「トラディション賞」「トラスミッション賞」「イノベーション賞」の受賞者がそれぞれ表彰を受けた。
この様子を見守ったゲストの見城氏。日本版の『ゴ・エ・ミヨ』の権利を株式会社ONODERA GROUP代表取締役会長兼社長を務める小野寺裕司氏から2018年に日本での出版の権利を相談されたエピソードから始まり、ミシュランだけではなく『ゴ・エ・ミヨ』日本版があることで「刺激があり（食の）発展につながるなと思っています」と、期待を寄せる。
さらに見城氏はさまざまなところから『ゴ・エ・ミヨ』の点数を上げるよう働きかけの相談が来るそうだが、そこで動いてみても「何回も働きかけましたが一切無視されました。『ゴ・エ・ミヨ』の最大の部分は潔癖さです。小野寺の希望も私の希望も一切入りません」と、恣意的なものが入る隙間がないものだと言葉を重ねていた。
■今年のシェフ賞
関谷健一朗
■明日のグランシェフ賞
川嶋亨、中村英利
■期待の若手シェフ賞
大野尚斗、熊切大地、陳内翼
■ベストパティシエ賞
ミケーレ・アッバテマルコ
■ベストソムリエ賞
井黒卓
■ベストサービス・ホスピタリティ賞
牧村玉芳
■テロワール賞
佐藤治樹、長谷川博紀
■トラディション賞
山根一朗
■トラスミッション賞
樋口宏江
■イノベーション賞
長谷川大樹