タレントのマツコ・デラックスと『TEAM NACS』森崎博之が10月22日に都内で令和7年度北海道米『新米発表会』に登場した。
ホクレン農業協同組合連合会/北海道米販売拡大委員会がななつぼし、ゆめぴりか、ふっくりんこ、きらら397、おぼろづき、きたくりん、えみまる、ほしのゆめ、そらきらりといった新米をアピール。マツコは北海道米CMイメージキャラクターを、森崎はホクレンアンバサダーを務めていることからゲストとなった。
マツコは今年8月8日に北海道・岩見沢市民会館「まなみーる」で『北海道米生産者交流会 in 岩見沢』にマツコが出演予定だったものの腰からお尻にかけた関節の亜脱臼で羽田空港から急きょ引き返し、北海道に来ることを断念するという事態が発生。その代打として森崎が登場したという“貸し借り”がある関係となっている。
(参考記事:TEAM NACS・森崎博之 マツコ・デラックス代打!「北海道米生産者交流会」で「北海道のお米を愛している」)
この日も、まずはマツコ1人で登場したときにそのことに触れることに。「ホクレンさんのイベントに出る日よ、空港で亜脱臼して……なかなかでっかいホールの前でイベントに出ることないのに……。ななつぼし、ゆめぴりかとかのこれから起こる悪いことをすべて私が引き受けた……冗談ですよ!」と、この日も“舌好調”なマツコ。
マツコは森崎について、自身が出演する北海道米のCMは「彼にやって頂いた方が、そろそろ気づくでしょ。“おまえ北海道関係ねーだろ”とならない?」と言いつつ、「顔面の威圧感がすごいのよ」と、イジることも。
続けて森崎が登場。マツコが8月に緊急事態に陥った際に、すぐに連絡したのが森崎だったそうだが、森崎は「農作業していたので」と、すぐに駆けつけられたという。さらに、イベント当時の思い出としてマツコがオンライン出演し「オンラインでも毒舌でしたよ」と笑う。普段ならこうした発言にも言い返すマツコだが“借り”があることもあり「そう言われると毒舌を出せない」と、頭が上がらないといった様子。
北海道については、「いまはこんなバカみたいに仕事するようになりましたけど、それまでは夏冬2回行ってました。ものを食べに」と行くことを楽しみにしていたそう。行った際に、カニや貝類などを知人が心配するくらい多く食べたこともあってか「カニもカキなど貝類もアレルギーになってしまって」と、いまは食べられなくなってしまったという。そんなマツコだが、両親も亡くなっていることを告白しつつ、今後北海道への移住も考えているそうで、「死んでもいいから食べようかなって。最期にもう1回食べたいなって。もう十分生きた」と、漏らすことも。森崎は「食えないのはつらいですね」と、同情を寄せていた。
記念撮影では、ムービー撮影しているスタッフに北海道から来たメディアかどうか尋ね、北海道からのメディアだとブンブンと2人で手を振ったりと北海道へ思いを寄せていた。
その後トークショーを開催。森崎は自身も農業を行っている身として、今年の農業の状況として、「楽な年はないですけど米農家さんは本当に大変だったと思います。それでも、お米が立派に育ってくれて」と、思いを馳せるとともに、「各地の新米をいち早くお仕事で食べさせて頂きました。役得ですいません。それでも、今年のお米は、どれもおいしくて。今年、農家さんが流した汗の量はいつもよりもっと、もっと、もっと多くて……。味わい深くておいしいと感じたんですが、お米にストーリーがあるんだと。酷暑だったことも、農家さんが大変だったということも、TVをつけたら、お米が大変だと偉い方々が言っていました。これほどお米お米と言う年はなくて、今年お米元年じゃないかと思うんです。ほとんどの物価と同様に高値です。でも、ちゃんとおいしさを味わいながら、“これがわれわれの主食なんだ”という気持ちで。どのお米もおいしいので、おいしくおいしく食べたいなと思っています」と、気持ちをスピーチしていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ