古舘伊知郎 平井理央と「FOR JAPAN」司会起用!収録通じて「自分の価値観が変わる」

古舘伊知郎 平井理央と「FOR JAPAN」司会起用!収録通じて「自分の価値観が変わる」3

取材会が開催

 フリーアナウンサーの古舘伊知郎、平井理央が4月2日に都内スタジオで4月5日より配信される新番組『FOR JAPAN―日本を経営せよ―』(ABEMA)制作発表記者会見を開いた。

 2023年にBS11で放送された情報バラエティ番組『FOR JAPAN』がパワーアップしてABEMAに移籍。「日本を経営せよ」という副題のもと、結果を出している経営者たちが日本の「運営・経営」に対して意見を討論していく番組となる。

 番組2回目の収録後に会見を開催。2人は番組MCという立ち位置での起用。古舘は今回のオファーが来たときに、「ちょっとよく分からかなったんです。どういう番組か分からなくて」と困惑したという。しかし、実際に収録してみて、魅力にあふれる経営者や学者らと意見を交わしてみて「1回目の収録で、あっ、おもしろい番組だなって無責任に思ったんです。2回目の収録もまた楽しくなっちゃって。僕と年齢が近い社長さんも居ますし、僕から見たら若い30代の社長さんたちが男性も女性も含めて、非常にやる気がある。僕みたいな年の人間にも教育をしてくれるような、タメになれる話をサラリとカジュアルにしてくれるんです。それが刺激になるんです」という古舘。

 実際に2回目の収録で「自分の価値観が変わることがあって」と大きく価値観を揺さぶられたそう。

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熱弁を振るう

 「経営学の先生や社長の方々から教わった感じがしたんです。たとえば日本人は同調圧力に弱かったり空気を読む力はあるけど、あえて違う意見を言う、水を差すっていう正反対の行動を取りづらいとか、このグローバルスタンダードは当たり前の世の中にあると思うんです。けれどちょっと待てよと。実は、日本人のそういう控えめさとか、あえてやる気持ちを前面に出さないとかいうのは悪いことじゃなくて、1周回って世界の潮流になりうるんだよと。グローバルスタンダード経済が行き着くところまで行き着いて、逆に日本の良さみたいなものがもうすでにアメリカの研究で始まってるということを教えてくれたんです。GDPもドイツに抜かれてやがてインドに抜かれるとか色々言われてネガティブな情報が飛び交うけれど、もしかしたら日本の可能性さや良さを発揮できる場所があるかもしれないと、小難しくなく出てきたりするんです。これはTVの地上波ではやっていない。日本人がグローバルスタンダードに合わない精神性みたいにネガティブに言われるけれど、そういうことをポジティブに捉えて良いんだと反転していくところが面白い」

 と番組の魅力を熱弁。平井もうなずきながら、2度の収録を経て「経営者の方のお話や解説の方のお話がすごく自分の生活の役にも立つと思うんです。この考え方やスピリットを知ってもらえる機会があったらいいのかなって」と語った。

 経営者らと語らう番組ということで、古舘がいままでにインタビューした経営者の中で1番印象の残った方は?という問いかけが。これに現京セラ株式会社の創業者の稲盛和夫氏を挙げ「『生きる』というベストセラーがありまして、それを読んですごく共鳴したんです。いつかインタビューをと思っていたときに、(2004年から2016年まで司会を務めた)『報道ステーション』を辞めるとなったタイミングで、もう辞めるんだからとオファーしたら『京都までお見えになられるなら』と受けて頂いたんです」と回想。その際に公益財団法人稲盛財団の創設した日本の国際賞である京都賞での学者へ向けた社会貢献をしていることを聞き、「その生き方に勝手ながら共鳴して。ロングインタビューして、『報道ステーション」でも流しました。それが1番印象に残ってるかな」と懐かしげに語っていた。

 今後の番組の意気込みとしては「あんまりないんです」という古舘。「意気込んでもしょうがないと思っていて。毎回出演いただく社長さんの人となりプロフィールを理解しつつ、淡々と臨んでいくのが良いのかなって思います」と、スタンスを話していた。

 撮影・文:水華舞

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