人気舞台シリーズ『イケメン戦国THE STAGE 番外編〜はじまりの物語』の報道陣向け公開稽古が26日、都内・銀座博品館劇場で行われ、顕如役を務める主演の中村誠治郎（39）が「この作品のチケットが発売後すぐに完売したと聞き、すごく注目されている作品だと思った。全力で演じて少しでもお客さんに伝わるような作品にしていきたい」と熱烈PRした。
『イケメン戦国◆時をかける恋』のシリーズ第5弾。本編の主人公である水崎舞が戦国時代にタイムスリップをする4年前、そのときに乱世では何が起きていたのか？ これまで描かれることのなかった戦国武将たちの過去、本編へと繋がる背景を描くストーリー。
この日は中村をはじめ、早乙女じょうじ（33）、星元裕月（22）、秋沢健太朗（31）、橘龍丸（28）、小笠原健（33）が稽古前の取材に出席。今回、帰蝶役でシリーズ初登場の秋沢が「稽古初日に（中村）誠治郎さんの殺陣を見て、メチャクチャ速くて、これオレ、（現場で）死ぬな、って思った。とんでもない現場に来てしまったと思って、おそるおそる誠治郎さんに話しかけてみたら『嬉しい』って可愛らしいチャーミングな人だった」と暴露すると、中村は苦笑いしつつ、「この座組は年齢が若くて、僕がダントツ年上。でも現場では年齢関係なく、みんな自分の役を愛していて、レベルの高い稽古ができたと思う。きょう、いよいよ初日を迎えるが、いまの2.5次元作品としてすごく質の高い作品になった。しっかり初日を終えて、千秋楽に向かっていきたい」と決意を新たにした。
自身の役どころについては「イケメン戦国の顕如がどうやって生まれたのか。いままでのシリーズでは（原作のゲームを）模倣していたが、今回はゲームとは違う顕如、でもそれがどうやってゲームの顕如になっていたのか、そこが見どころ」としみじみ。そのほか、猿飛佐助役の早乙女は「佐助が戦国時代にいて、なぜ（上杉）謙信と出会ったのかが見どころ」、「森蘭丸役の星元も「蘭丸といえば史実では織田信長の小姓だが、イケメン戦国では違って顕如と行動をともにし、その背景が鮮明に描かれている。現実の歴史では語られることのない、イケメン戦国の世界を感じて欲しい」とそれぞれPRしていた。
作品は同日夜、同所にて開幕！チケットは完売だが、日によって若干の予備席があるとのこと。
