GENERATIONS from EXILE TRIBE「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER」に登場!白濱亜嵐の突然の涙や佐野玲於「毎回『明日死んでもいい』と思って踊っています」などメンバーの想いも【ロングレポ】

GENERATIONS from EXILE TRIBE「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER」に登場!白濱亜嵐の突然の涙や佐野玲於「毎回『明日死んでもいい』と思って踊っています」などメンバーの想いも【ロングレポ】1

 ダンス&ボーカルグループ『GENERATIONS from EXILE TRIBE』白濱亜嵐、片寄涼太、数原龍友、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太が27日、エンタテインメント『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』に登場し、画面の前のファンと一緒に盛り上がった。

 『LIVE×ONLINE』は、オンラインならではの演出や映像を体験できる有料配信ライブで、22日からスタートし、連日LDHのアーティストが工夫を凝らした個性あふれるライブを展開している。

  オーケストラをバックに、メンバーが円陣を組んだところからスタート。ピアノの弾き語りで片寄が披露した1曲目は『空』。同じくLDH所属の『DEEP SQUAD』がゲストとしてコーラスで参加し、ライブに華を添える。本曲はもともとDEEP『SORA~この声が届くまで~』をカバーし、ファンから人気の楽曲。

 続く『ヒラヒラ』ではパイプオルガンが加わり、バンドサウンドで疾走感あるビートが印象的だった本来の楽曲とはまた違った雰囲気のパフォーマンスを見せた。「アイディアがすごい!」「いつもと全然違う!」「『DEEP SQUAD』のハモリ最高!」など、これまでになかった演出やアレンジに興奮するコメントが殺到することとなった。

 『One in a Million -奇跡の夜に-』『Always with you』と続き、EXILE『Lovers Again』をカバー。『DEEP SQUAD』のコーラスが加わることとで歌声に厚みが出る。『涙』をしっとりと歌い上げると、ORANGE RANGE『花』をカバー。たくさんの花に囲まれる中、片寄は再びピアノの弾き語りを披露した。ステージを移動しながら『Love You More』をパフォーマンスし、『Star Traveling』と続く。

 パフォーマー・白濱亜嵐が初の作詞作曲を担当した楽曲『Lonely』では、『DEEP SQUAD』のコーラスから始まり、ボーカルはスタンドマイクで歌唱。パフォーマーはジャケットを脱いで感情を込めたダンスを披露し、楽曲の世界観を表現。バイオリンの音色のみで踊るパフォーマー・中務から始まったのは『Stupid ~真っ赤なブレスレット~』。『My Only Love』と続いた。

 ここまで楽曲の魅力を際立たせるハーモニーを奏でてきた『DEEP SQUAD』が『Good Love Your Love』を歌唱。DEEP『君じゃない誰かなんて~Tejina~』では、本ライブのロゴにある石像や大理石調をイメージした柄の衣装に身を包んだ数原、片寄が加わり、この日限りのコラボレーションを披露。『片想い』では、『DEEP SQUAD』から宇原雄飛、杉山亮司、比嘉涼樹が加わり、これまでボーカル2人で歌唱していた楽曲を5人で歌った。

 後半戦に入り、1曲ごとにパフォーマーが1人ずつ登場するメドレーがスタート。ファンからのリクエストに応え、ライブ初パフォーマンスとなった『Fallin’』では佐野、「懐かしいこの曲で盛り上がっていきましょう!」という数原のコメントで披露した『Into You』では白濱、『ECHO』では中務、『Tell Me Why』では関口メンディー、『Rainy Room』では小森隼が思い思いにソロダンスを披露してみせた。パフォーマーが全員そろい、椅子を使ったパフォーマンスが印象的だった「何もかもがせつない」は、オーケストラバージョンにアレンジされたことで楽曲の持つ“切なさ”が増していた。

 映像で、白濱は「自分の新たな価値観を気付かせてくれた1曲です」、片寄は「大切な人の曲です」、小森は「僕にとっての“You & I”は、僕の周りにいてくれる全ての人たちです」、関口は「“You & I”は、僕と出会ったすべての人たち」、中務は「ファンのみなさんがあらためて僕たちの希望であるということに気付かせてくれた大切な楽曲」、数原は「“You & I”は、僕たちGENERATIONSとあなたを繋ぐ、そんな自分の人生において大切な言葉になりました」、佐野は「“You=みなさん”は、僕がパフォーマンスする、表現する理由です。“I=GENERATIONS”は自分の生きがいであり、夢を叶えてくれる仲間です」と、それぞれが楽曲への想いを語り、『You & I』をパフォーマンスした。

 ライブも終盤へとさしかかると、これまでのオーケストラバージョンから離れて、メンディーのラップから始まる『Hard Knock Days』『AGEHA』『Make It Real』とアップテンポの楽曲が続く。『DREAMERS』では、メンバー同士がアイコンタクトを取って笑い合うなど、仲睦まじい姿を見せながらパフォーマンス。楽曲の最後には、『GENERATIONS』からファンへ、メッセージが贈られた。再びオーケストラバージョンに戻ってパフォーマンスした『少年』では、片寄がピアノを演奏し、オンラインで学生がコーラスに参加。冠番組『GENERATIONS高校TV』(Abema TV)を持つ彼ららしい演出に仕上げ、ライブ本編が終了した。

 今月発表された2021年2月10日発売シングル「雨のち晴れ」をアンコール1曲目に初披露し、傘を使ったパフォーマンスを盛り込みタイトルをそのまま表現。サプライズとも言えるパフォーマンスに、ファンからは驚きと、「いい曲」「爽やか」「リリースが待ち遠しい」など絶賛するコメントが多く寄せられた。そして数原が「僕たちのたくさんの想いとともにこの曲を贈ります!」と言って、EXILE『時の描片 ~トキノカケラ~』を披露。これまでのGENERATIONSのさまざまな写真が飾られる通路を歌いながら歩き、ステージへ戻るとバースデーケーキが用意。

 ライブ翌日の12月28日が数原の28歳の誕生日ということで、メンバーがサプライズでお祝い。曲中に突然のサプライズを用意された数原は「歌いづらいよ~!」と嘆きつつも笑みをこぼしながら〈踏みしめる時の描片を〉という歌詞を〈踏みしめるGENEとの時間を〉に変えて歌った。佐野と数原がロケで訪れた店で、渋々買うのを諦めていたというヴィンテージのデニムパンツがメンバーからのプレゼントとして贈られ、これまでパフォーマンスで見せていたカッコいい姿から一変、素に戻って仲良く盛り上がる姿を見せた。

 MCで、白濱は4回目となる『LIVE×ONLINE』について、2日後には自身が所属する『EXILE』でのライブが控えていることもあり「本当に大変だった」と、振り返った。「みんなに支えられながら……」と話し始めたところで突然涙を見せ、「何も言うことがない!」と、涙をぬぐい話し終えると、メンバーを驚かせていた。

 佐野は「生き方を考えるようになって、普通にダンスだけをやっていたら食っていけなかった」と、新型コロナウイルスの影響を受けて、自身がGENERATIONSとしてLDHに所属していることで生かされているのだと実感したと吐露。「LDHの生き方が好きで(この世界に)入った人間だから、その生き方を自分に投影して踊ることが、ダンサーとアーティストの違いだと思っています。だから、毎回『明日死んでもいい』と思って踊っています。みなさんにも死ぬ気で楽しんでほしいなと思いながら、みんなで切磋琢磨しながらいろいろなステージを作り上げています。今回のライブも本当に挑戦でしたが、リハーサルしていても家で練習していても、自分がステージに立っていることを思い浮かべながら踊るし、自分のダンスに対する向き合い方に嘘はないし、EXILEから学んだから自信を持ってステージに立って(パフォーマンスを)お届けできているんだな、と今年1年を通して改めて感じました。来年、“RISING TO THE WORLD”というテーマを掲げて、先輩から若手まで総出で盛り上げさせていただくんですけど、ただのお祭りじゃなくて自分たちアーティストは、みなさんに心から元気になってもらいたいと思って、毎日、自分の身を削りながらみなさんにエンタテインメントを届けています。だから、心から今回のライブも楽しんで欲しいですし、来年のツアーや『EXILE TRIBE』の動向をこれからも見守っていただきたいし、全力で楽しんでいただきたいです! みんなの熱量が本当にハンパないので期待して待っていてください!」と、熱い想いを語り続けた。

 小森は、年末にさしかかり、今年を振り返っていたそうで「ポジティブなことだけじゃなかったです。すごくネガティブな気持ちも多かったです。つらかった、不安だった気持ちもあるし、焦っていた自分も心の中にはいました」と、明かす。「2020年って、みんなで“一歩止まれ”という状態になった時に、周りを見渡すとGENERATIONSがいて。ひとりじゃなかったんだな」と、あらためてメンバーのありがたみを感じたという。また、今年10月から『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)のレギュラーに抜てきされ、ラジオやAbema TVでもレギュラー出演するなど、個人での活動の現場で「周りの人に“GENERATIONS”という言葉はずっと言われていましたし、グループのみんながいたから自分がここにいるんだな、と一歩(グループから)離れて感じることがすごく大きくありました」とも語った。

 関口は「みなさん、盛り上がっていますかー!」と声を上げ、「自分たちにとってものすごく新しい挑戦でしたし、こういうふうに毎回『LIVE×ONLINE』を通して挑戦させていただいて、成長させていただけているなと感じています。リハーサルを進めていく中でメンバー1人1人のアイデアやみんなの想いが1つになってライブを迎えることができて、ものすごく嬉しく思っています」と、ライブを振り返った。続けて「コロナ渦で“当たり前”だった生活が、また新しい“当たり前”になって今までとは違う生活がありますけど、そんな想いを『You & I』の後のラップコーナーでやらせていただきました。ウサギとカメの話を歌詞にしているんですけど、ライブを見ているみなさんの中には悩んでいる人がいるかもしれませんが、自分のペースでいいと思います。コツコツとやっていれば絶対に良いことがあります。前を向いて一緒に頑張っていきたいなと心から思っていますし、これからもその背中を押し続けられるような存在になりたいと思っています。ライブは残りわずかですが、最後まで楽しんでいきましょう!」と、笑顔でコメント締めくくった。

 続く中務は、メンバーの熱いコメントを受けて「みんなの(コメントを)聞いていたら泣けてきた……」と、心境を明かしながら自身の思いの丈を語り始める。「新型コロナウイルスの影響で皆さんに会える場所がなくなってしまい、自分自身で考えることも多くなり、芝居ができるわけでもないし、歌が歌えるわけでもないし、存在意義が分からなくなった」と不安を抱えていたという。また、「自分にはダンスしかないけど、ダンスを届けられる場所がなくなったということで『GENERATIONS』にいていいのか、と考えたことがあった。でも、横を見るとメンバーのみんながいつも支えてくれていて、『裕太くんのダンスすごいよ』って言ってくれて、自分にはダンスしかない、ダンスを一生懸命届けていくことが自分の使命なのかな、と改めて感じました。普段、ダンスの時しか自分を開放できない性格なんですけど、そんな自分を輝かせくれる場所をメンバーが作ってくれますし、スタッフさんやマネージャーチームが常に支えてくれますし、自分が今ここに存在しています」と、声を震わせながら語った。さらに、「普段疲れた顔を見せない亜嵐くんが、この前めちゃくちゃ疲れた顔を見せていて『今回、本当に大変だな』と感じています。そんな中でも7人で手を取り合って、スタッフさんが力を貸してくださって素敵なライブを作ることができました。これからもGENERATIONS7人で歌とダンスを届けていきますので、応援をお願いします!」と深々と頭を下げた。

 片寄は「新たな挑戦だったんですけど、『GENERATIONS』の楽曲がストリングスのアレンジなどメロディックな雰囲気にも合うんだなと再発見することができて、面白い可能性が見いだせたんじゃないかなと思っています。(ライブの)タイトルからいってハードルが上がっていた分、見てくださっている方のご期待に添えられているライブになっていたら、と心から思っています。来年も少しでも成長して、元気になってもらえるようなグループを目指して頑張っていきたいと思います」と、コメントを。

 数原は「『LIVE×ONLINE』という新しい形に挑戦していくことで存在価値を見出だせましたし、自分たちがやっていることがみなさんの人生に少しでも華を添えられることなんだな、と再認識できるきっかけがたくさんあった1年になりました。亜嵐くんの涙が出てしまうくらいつらかった想い、玲於のパフォーマンスに対する想い、隼の熱い想い、そして裕太くんの想い、メンディーさんが言葉に込めた想い、今日1日一緒に歌ってくれた涼太の想いを聞いて、みなさんに1つだけお伝えたいことがあります」と、声帯にポリープができていることを明かした。ある時から声を出しづらい状況にあり、来年には手術を受ける予定があることを告白。この日のためにケアをしたそうで「画面の向こうにたくさんのみなさんがこのライブを見てくださっていると感じた時に、ここ最近で1番歌うことができましたし、このメンバーと一緒にパフォーマンスできていることが心から楽しいと感じました」と心境を告白しつつ「ファンのみなさんの応援が僕たちを突き動かす原動力だ」と、画面の前のファンへ感謝の気持ちを語った。そして「来年は“RISING TO THE WORLD”という皆さんを元気にする大きなプロジェクトが待っています。LDH総出でみなさんの心に暖かい太陽が昇るようにエンタテインメントをお届けして参りたいと思います。今日は短い時間でしたが、たくさんのGENERATIONSの音楽を聴いてくださり、ありがとうございました!」と、メンバー全員で深くお辞儀をした。

 最後の楽曲となる『いつか晴れ渡る空の下で』では、メンバー全員が椅子に座り、それぞれがこれまでのGENERATIONSの活動や今回のライブを思い返しているようで、感慨深い表情を見せていた。数原が涙を堪えて歌えなくなった時、隣にいた白濱と中務がそっと肩に手を置くと、メンバーいち男らしく、いつも歌で『GENERATIONS』を引っ張ってきた数原が涙する場面も。メンバーの目には涙が浮かび、しんみりした雰囲気の中、「今日は1日ありがとうございました」という数原の言葉で、約2時間30分、全30曲に渡るライブが終了した。

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