安田章大「みなさんはどの真実を信じますか?」と問いかけや「翻弄され過ぎませんように」!主演舞台「リボルバー」初日迎えキャスト陣らメッセージ

安田章大「みなさんはどの真実を信じますか?」と問いかけや「翻弄され過ぎませんように」!主演舞台「リボルバー」初日迎えキャスト陣らメッセージ1

 アイドルグループ『関ジャニ∞』安田章大主演舞台『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』(演出:行定勲)が10日、開幕した。

 作家・原田マハ氏が2020年2月から21年2月まで『小説幻冬』(幻冬舎)で連載していた、フィンセント・ファン・ゴッホと彼にまつわる物語を、現代に生きるオークショニストの目線で描いた小説『リボルバー』。本作を舞台化するにあたり、原田氏自らが手を入れ、小説版とは異なる新たな物語として立ち上げたものとなっており、ゴッホが実際に活躍した19世紀当時を物語の舞台とし、謎に満ちたゴッホとゴーギャンの愛憎入り混じる関係にフォーカスしていく。くしくもゴッホの享年と同じく今年37歳となる安田が、孤高のアーティスト・ゴッホの謎に満ちた生涯を、等身大の人物を演じていく。

 ポスト印象派の画家としてフランスで活動し、20世紀の美術に大きな影響をもたらしたフィンセント・ファン・ゴッホを安田。ゴッホのライバルであり一時期はともに創作活動をしていたポール・ゴーギャン役に池内博之、画商としてゴッホを献身的に支える弟のテオ役に大鶴佐助、ゴッホとゴーギャンの謎に迫るオークショニスト・冴役に北乃きい、ともに謎を解き明かす社長・ギロー役に相島一之、同僚・JP役に細田善彦、医師・レイ役ほかに金子岳憲、謎の少女クロエとゴーギャンの妻ヴァエホの二役に東野絢香がキャスティングされている。

 安田からは、「作品を通して、これまでの過去にない、みなの創造を越えた人間らしい19世紀の人達が生き還りました。『19世紀と21世紀が織り混ざりいつの間にか観てる自分も引き込まれている』というのが印象的です」と、演じてみての感想とともに「僕自身の役柄的見どころといえば、神格化されていない人間・ゴッホが、現代口語を使って会話しているところかもしれませんね。作品全体の魅力は19世紀の人々、21世紀の人々を演じる役者8人が絶妙に絡み合う事で物語が加速していき、気がつけば知らない時空に、誰もが当事者としてタイムトリップしていくと思います」ともアピール。

 さらに、「みなさんはどの真実を信じますか?」と、投げかけつつ「あなたが“視て、聴いて、感じた確かなモノ”を“人生の糧の種を”を手に入れるチャンスかもしれません。リボルバーに翻弄され過ぎませんように」と、安田らしさ感じるメッセージを寄せている。

 舞台『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』東京公演は10日から8月1日までPARCO劇場にて、大阪公演は8月6日から同15日まで東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールにて上演予定!なお、チケット発売は東京公演は6月12日、大阪公演は7月3日より開始予定としている。

 ■キャスト・スタッフコメント
 ○原田マハ氏
 文字の世界で生まれた登場人物たちが、舞台上で立ち上がり、動き出す。まるで夢を見ているよう。ゴッホとゴーギャンの間に何が起こったのか、歴史の目撃者になる気分です。ゴッホの圧倒的な魂の叫び、ゴーギャンのゴッホに対する嫉妬と賛美、テオと冴のゴッホの絵を巡るデュエット、ギローのオークションさばき、JP のオタク炸裂の長セリフ、医師レイと警官が放つ真逆のゴッホ評、ヴァエホの切ない涙。いずれのシーンもそれぞれに圧巻です。
 けいこ場を見学した際に、ゴッホとゴーギャンが反発し合いながらも最終的には心を通わせ、パラレルに進む現代のゴッホ研究者・冴と仲間たちが次第に彼らに心を寄り添わせていく。微妙な心情の変化が演技によって醸し出されるのには引きつけられました。演劇ならではの臨場感と、けいこを重ねていくほどに進化する様子には心が躍りました。
ゴッホとゴーギャンとともに濃厚な時間を共有し、彼らの情熱を受け止めてくだされば嬉しく思います。

 ○行定勲
 けいこ期間は、ゴッホとゴーギャンを歴史に残る偉人として描くのではなく、俳優たちと共に彼らの心情を探りながら意見を交わし、ひとりの人間として純粋に芸術に向き合う姿を追い求める貴重な時間でした。
 この作品は、芸術家や表現者なら誰しもが共感するような苦悩が描かれています。そして、人間は何をみて価値を決めるのか、
その尊さや愚かさを感じて頂けたら嬉しいです。
 この状況下で大変なときに、足を運んでくださる観客の皆様に感謝します。この一年は、芸術は本当に必要なのか?何のためにあるのか?と真剣に、考えてきました。くしくもこの作品が、今上演されることに大きな意味を感じます。芸術の価値はどうやってつけられるのか、観たあとに考えてみて欲しいです。出来れば画集を開いて劇中に登場するゴッホやゴーギャンの残した絵画を改めて観て欲しいです。きっと、今までにない感情が湧き起こるはずだと信じています。

 ○池内博之
 日々のけいこでいろいろな発見があり、常に進化しているのではないかと思っています。
 お恥ずかしい話、ゴッホやゴーギャン、ひまわりの絵や名前は知っていましたが、詳しくは知らなかったので、原田マハさんの小説は非常に面白く、勉強になりました。けいこ期間中にみなさんで、美術館へ『ひまわり』を見に行ったのですが、まさかこんな近いところにあるなんて!と、びっくりしました。確かに、当時の他の作品と全く違う、なんとも言えない強さと怖さ、そしてキャンバスから今にも飛び出しているかのような不思議さを感じました。
 私が演じるゴーギャンはもう完全にゴッホとは真逆のタイプですよね。僕が好きなのは2人の共同生活の場面。たった2ヶ月だけど、これが歴史に残る程にまでなった期間です。もう凄すぎます。最終的にはバラバラになってしまうタイプの違う2人がここで色々と刺激し合うわけです。確かに、2人の作品を見るとそれがよく分かるし、そんなドラマがあったのかと知りながら実物を見たらたまりませんね。
 ぜひとも公演を観た後、美術館へ足を運んで、本物のゴッホ、ゴーギャンの作品に触れてみてください。あの絵の前に立つとほんと引き込まれていきそうです。アートになじみがない方にも、よくご存知な方にも楽しめる作品になっていると思います。ぜひ楽しんでいってもらえると嬉しいです。

 ○大鶴佐助
 まずは無事幕が開けられる事に感謝の気持ちでいっぱいです。
 けいこ場では、安田さん池内さんと毎日沢山ディスカッションし、21世紀メンバーの皆さんとも意見交換をし、マハさんの地図を頼りに行定さんの舵取りを信じ、みんなで初日に漕ぎ着けたと思います。でもここからが本当の船出で、公演ごとにみなさんと一緒にどんな旅ができるのか楽しみです。
 世界で初めてゴッホの作品を目撃し、魅了され、愛し、苦悩したテオの兄への愛憎。
 ゴーギャンに「星月夜」を情念の炎を燃やし冴と共に語りかけるシーン、ゴッホの生きざま、ゴーギャンの後悔、ギローJPの心の変化、絵では無くリボルバーを通して21世紀の人達が彼等と繋がっていくのがとても儚くも美しく感じました。
 たった1つのリボルバーが時空を超え人々を翻弄する。皆さんもその翻弄される人の1人にする事ができれば嬉しいです。劇場でお会いしましょう。

 ○北乃きい
 この状況下でのおけいこだからこそ絆や結束力がより深まったと思います。美術館でキャストの皆様とゴッホのひまわりを鑑賞したり、ゴーギャンの作品を観に行った時に、マハさんに解説をして頂いたのですが、そのお姿を観察して冴の役作りとして、ゴッホとゴーギャンに対する情熱や純度を上げていく上でとても良い経験になりました。
 そして、繊細で迫力があり、いつまでも心に残り続ける作品を作られる行定さんの演出によって、毎日少しずつ冴ができあがっていくのがとても嬉しいですし、そこにしがみついていくのに必死ですが、そんな時間が幸せです。作品だけではなく、登場人物1人1人のキャラクターも心に残ると思います。彼ら全員が夢に向かって生きています。そうやって、人が何かを追い求めて一生懸命生きている姿は、観ている人に何かを伝える力になると思います。彼らの姿、そしてゴッホの生きざまを観て頂きたいです。
 キャスト、スタッフ全員、全身全霊で取り組み、作り上げたこの作品をみなさまに届けられる事をとても嬉しく思います。お客さまの心にどう届くのか。それがとても楽しみです。

 ○細田善彦
 行定さんに「フランス人の役なのに、全然フランス人にみえない」と言われたのがスタートでした。そこから、自分なりのフランス人研究が始まりました。フランス映画を見たり、フランス人と話したり、フランスパンを食べたり、、、行定さんは演出の際に「実際にこういう人いるじゃない?」と、エピソードを交えて話してくださります。それが面白いし、的確だし、ほかの方へのコメントも耳をそば立てて聞いて、僕にとってはとても幸せな時間でした。
 ギロー役の相島さんが舞台のセリフの掛け合いをサッカーのパス回しに例えて話してくださったのが、すごく印象的で。21世紀パートの多くはリボルバーの前で腕を組んでリボルバーについて考える体勢から始まるのですが、その瞬間、僕の心の中でキックオフのホイッスルが鳴っています。生の舞台で毎回、今日はどんなパス回しが展開されるのかワクワクしています。
 この作品の1番の魅力はゴッホとゴーギャンという“無名”の画家のほとばしる情熱だと思います。現代を生きる我々には馴染みのない、評価される前の2人。37歳という若さで亡くなったゴッホの生きざまは全ての方に衝撃を与えることでしょう。
 ある種、お客さまを代表して北乃さんと相島さんと僕はステージ上にいます。みなさんと一緒にゴッホとゴーギャンの世界を感じる旅を楽しみたいと思っています。よろしくお願いします。

 ○金子岳憲
 まだ何かないかなぁ、と探し物をしているような、青い果実のような状態で本番に入って、更に熟していくようなとても良い状態だと思います。本番がはじまって、さらにどう熟していくのか楽しみです。
 今回の舞台はさまざまな人物の人生がクロスするのが魅力の1つだと思います。僕が演じる複数の役の人物も舞台上でゴッホたちとクロスしますが、その前後の人生の時間を夢想しました。彼らの映画のような人生の時間を。「レナードの朝」、「ゴスフォード・パーク」、「二十日鼠と人間」、「銀河鉄道 999」、「北の零年」、「ギャルソン」等のいろいろな映画のシーンをごちゃ混ぜに夢想した彼らの人生の時間を全部盛り込んでやったら、上演時間が12時間を超えてしまったので、みなさんに助けてもらってなんとか2時間ちょっとにまとまりました。心強いみなさんがいてホッとしています。そんな素敵なチームワークに思い入れがあります。
 ゴッホやゴーギャンの絵画を生でご覧になったことがない方は、先に生でご覧になってから観劇することをお勧めします。想像が広がって、より楽しめると思います。

 ○東野絢香
 私自身こんなに大きな劇場に立たせて頂く事は初めてで、濃密な約1ヶ月間のけいこは、毎日が勉強であり、戦いであり、何度も心臓が縮こまりそうになりました。猛者たちが熱量をぶつけ合っているのを目の前で体感し、そこに飛び込み何ができるのかを常に考えるけいこでした。自分の芝居で迷いが生じた際、行定さんに観て頂いたり、出演者のみなさんがアドバイスをくださったり。何往復したか分からないほど失敗を繰り返して、自分が今まで経験してきた芝居の枠組みを全て破壊したような気持ちです。“初舞台”の時のように緊張しておりますが、思う存分、素敵な作品をお届けしたいです。
 私はヴァエホとクロエの2役を中心に出演させて頂きます。2人とも10代の少女ですが、時代や境遇によって全く違う人生を歩んでいます。湿度の高いシーンもあったり、カラッとしているシーンもあったり、とても生命力の強い作品です。ひとつのリボルバーをめぐり、登場人物が巻き込まれて変化していく様子や、芸術家達の魂のやりとりを肌で感じて頂きたいです。
 舞台は観てくださる方と共に作られる空間で、生き物のように毎回変化するものだと思っております。たくさんの方に観て頂けるように、そして何かを感じたり受け取ったりして頂けるように、大千穐楽まで走り抜けていきます。登場人物とともに、“リボルバー”の魔力に、ぜひ巻き込まれてください!

 ○相島一之
 映像で共演した方もいらっしゃいますが全員舞台初共演。そして最年長。とても刺激的で、40年芝居をやってきた者はこのメンバーの中でどう立ったらいいのだろうか?そんなことを探していたけいこでした。
 マハさんの脚本は手強くて、大事なエッセンスをズバッと切り取ってボン!と僕らの前に投げられる。僕たちはセリフの奥にある大切なものをきちんと拾ってお客さまに届けたいと思います。
 そして、行定さんの演出は鋭く、うかうかしてると笑顔で斬られる。自分は映像の人間だからとおっしゃりながらどれだけ演劇が好きなんだ!とツッコミを入れたくなってしまいます。粘り強く『リボルバー』の世界を探っていかれるけいこ場はとても面白かったです。
 この状況下なのでけいこ期間中もメンバーと飲みにも行けませんでした(笑)。その代わりけいこ場でいろんな話をしました。犬を飼ってる人が多く犬の話題で盛り上がり、畑をやってる話とか、昨日は何を食べてきょうは何を食べるんだとか、たわいのない話ですがそんな会話から一座になっていくんだと思います。とても素敵なメンバーでこれからのひと月半がとても楽しみです。

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 ※記事内写真は『撮影:宮川舞子』

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