小室哲哉『君と僕の5分』イベサプライズ登場!作品に「世界で一番僕が感謝しています」【公式レポート】

小室哲哉『君と僕の5分』イベサプライズ登場!作品に「世界で一番僕が感謝しています」【公式レポート】4

 音楽プロデューサー・小室哲哉が6月7日に東京・YEBISU GARDEN CINEMAで開催された映画『君と僕の5分』(監督・脚本:オム・ハヌル/配給:SPOTTEDPRODUCTIONS/TWIN)公開記念舞台あいさつにサプライズゲストとして登壇した。

 2001年、韓国で最も保守的な街といわれた大邱(テグ)に転校してきた高校生のギョンファンは、当時まだタブーだった日本の音楽やアニメの大ファン。昼休みには一人で日本の楽曲を MP3 プレイヤーで聴いていた。皆には「オタク」とからかわれるが、隣の席の学級委員ジェミンも実は日本のカルチャーが好きだと知る。学校帰りのバスの中でイヤフォンを分け合いながらJ-POPを聴き、次第に距離を近づける二人。放課後のゲームセンター、CDショップ、映画館。ギョンファンはジェミンにある秘密を告白するが、彼の態度はその日を境に一変する。

 以下、公式レポート部分。

 大阪アジアン映画祭で「ボーイ・ミーツ・ボーイの傑作」として話題を呼んだ韓国映画『君と僕の5分』が、6月5日(金)に満を辞して全国公開を迎えた。本作は、日本の大衆文化流入が規制されていた2001年の韓国を舞台に、J-POPを通して心を寄せ合う孤独な男子高校生たちを瑞々しく描いた青春映画。劇中ではglobeの楽曲が挿入歌として使用されるなど、90年代の多彩な日本カルチャーが登場する。

 公開にあわせて来日したオム・ハヌル監督は、公開初日から3日間にわたり都内近郊の劇場を訪れ、舞台挨拶に登壇。さらに6月7日(日)、YEBISU GARDEN CINEMAで行われた舞台挨拶には、音楽家・小室哲哉がサプライズゲストとして登壇し、会場を大いに沸かせた。

 昨年3月の大阪アジアン映画祭以来の来日となったオム監督は、観客を前に「劇場公開されるとは考えたこともなかったので、たくさんの方に見に来ていただいて、そしてこのように皆さんの前に立ちご挨拶する機会をいただき、本当に嬉しく思います」と、日本公開への喜びを語った。

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 本作で長編デビューを果たした、1988年生まれのオム監督は、シナリオを2011年に書き始め、2014年に書き上げたという。劇中の重要なモチーフとなっているglobeとの出会いについて、「20歳ぐらいの時に、globeの楽曲に初めて接しました。初めて聴いた時に、久しぶりに素晴らしい音楽に出会えたと思ったんです。それから数年間、globeの音楽を何度も頻繁に聴くような日々を過ごしました」と回想。「『君と僕の5分』のシナリオを書くことになった時に、globeの楽曲を聴きながら、シナリオを書き進めたので、自然と主人公たち2人が好きな音楽としてglobeの曲が選ばれました」と振り返った。

 劇中では、内気な転校生ギョンファンと人気者の学級委員ジェミンの主人公2人がそれぞれ好きな曲として、globeの名曲「DEPARTURES」と「FACES PLACES」の2曲が登場。この楽曲を選んだ理由について、「私が思うギョンファンのキャラクターが『DEPARTURES』の歌詞とぴったり合うと思ったんです。未来は不確実だけれども、あなたと一緒にこの冬を過ごし始めたいという思いが込められた歌詞を見た時に、ギョンファンがジェミンに向かって前に進んでいく姿が、その歌詞と本当にとてもマッチしていると思いました」と説明。続けて、「ジェミンは、特定の年や場所、人を探してさまよっているキャラクターなので、『FACES PLACES』にとても似合うなと思いました」と話し、この2曲がそれぞれのキャラクター性やその対比として使用されていることを明らかにした。

 globeへの熱い思いが語られる中、司会者より「実は監督には秘密にしていたのですが、今日は小室哲哉さんがいらっしゃっています」と告げられると、客席から小室哲哉がサプライズで登場。突然の出来事に監督は驚きを隠せず、会場からもどよめきが。

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 映画を観客と一緒に鑑賞していたという小室は、「すごく大事な曲として扱っていただいて、作詞家、作曲編曲家として、多分、世界で一番僕が感謝しています」と第一声。それを聞いたオム・ハヌル監督は、敬愛する小室との初対面に「手が震えています…」と緊張しながらも、感激した様子で「実際にお会いできるとは想像もしていなかったので、直接このようにお会いできて、本当に嬉しいです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と応えた。

 小室は、映画の舞台となった2000年初頭の日韓の状況を「2002年の日韓ワールドカップの時に、やっと日本の音楽、J-POPが解禁になったというのを知って、それまで(韓国では)聞いてもらえない環境だったというのは、いろいろな音楽関係者からは聞いていました」と振り返り、当時を再現した本作について「この映画のような設定は、やっぱりそういった環境がないと作れない。すごくリアリティのある、監督にしか作れない作品だと思います」と賛辞を贈った。

 そして、自身が手がけた楽曲が使われたことに対して、「ここまで深い解釈をしてくれて、それを映画の台詞にしてもらったりすることも、僕なりに一生懸命作って残しておいてよかったな」としみじみ。「(楽曲の)リリースは90年代ですが、20世紀から21世紀にかけて、おかげさまで活動をまだ現役でやれている。だからこういう映画に触れることができるし、こうやって監督とお話しさせていただくこともできている。ただただ長くやっているだけじゃなくて、いろんな感動をもらえて本当に嬉しいと思っています」と喜びを語った。

 最後まで感激した様子のオム・ハヌル監督は「サプライズでこのようにステージに登場していただき、感想を伝えてくださった小室哲哉さん、そしてお越しいただいた皆さん、本当にありがとうございます」と改めて感謝を伝え、「皆さん、帰り道ではglobeの曲を聴きながら、昔のことを思い出すような気分に浸って、お帰りいただければと思います」と締め括ると、会場は温かい拍手に包まれ、大盛況のうちに幕を閉じた。

 映画『君と僕の5分』は6月5日より新宿武蔵野館、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開中!

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