新田恵海「みんなとの青春ずっと聞こえてるよ」!スペシャルトークショーに熱気

新田恵海「みんなとの青春ずっと聞こえてるよ」!スペシャルトークショーに熱気1

 『TVアニメ放送10周年記念 LoveLive! Special Talk Session』Day2昼公演が24日、東京ガーデンシアターで開かれ高坂穂乃果役の新田恵海、南ことり役の内田彩、園田海未役の三森すずこ、星空凛役の飯田里穂、西木野真姫役のPileが登場。トークに歌唱にと、集まったファンたちと一緒に楽しんだ。

 3月30、31日に開催される人気コンテンツ『ラブライブ!』シリーズ初のオーケストラコンサート『TVアニメ放送10周年記念 LoveLive! Orchestra Concert』。同イベントに先立って『ラブライブ!』シリーズの第1作『ラブライブ!』に登場する9人組スクールアイドルグループ『μ’s』(ミューズ)のキャスト陣が、『ラブライブ!』の歩みをトークするというコンセプトのイベントとなっている。

 Day1の白い衣装から本公演では黒衣装にチェンジしつつ、楽曲は“ぼららら”の通称でも呼ばれる1stシングル『僕らのLIVE 君とのLIFE』の歌唱から幕開けし、新田から「2日目も盛り上がっていくよ~!」と歌唱をスタート。

 (開演前後の詳報記事:新田恵海&内田彩&飯田里穂&Pile“にっこにっこにー”アレンジ!「『μ’s』です!」

 歌い終えてから、自己紹介をかねたあいさつへ。三森以外の4人はDay1に引き続きの出演ということで緊張もほぐれている様子だったが、本公演から参加の三森は「久しぶりすぎる」と懐かしげ。海未おなじみの“ラブアローシュート”で観客たちを撃ち抜く様子を見せた。

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 会場には、どんな観客が訪れているのか5人は興味津々。そんななか、事前に寄せられたおたよりを読む『音ノ木坂学院 投書箱コーナー』では、父親が持っているTVアニメ『ラブライブ!』の映像作品を観てファンになった小学生の女の子が配信で参加しており、その魅力として「凛ちゃんが大好き!好きなものを『好き』って言っていいんだって」という部分に共感したとのメッセージが。これに飯田が反応し、凛として反応を返したりと、いまだにファンを広げている様子を窺わせる瞬間も。

 続けて、TVアニメシリーズのアフレコで忘れられないエピソードについて質問が。これに新田は、『μ’s』キャストがアフレコ中の食事でインスタントのお味噌汁を飲んで奮闘していたと明かし、キャスト陣の間では飯田がそのお味噌汁を入れるのがうまい“味噌汁お姉さん”と呼ばれるほどだったと話す。すると飯田はその思い出に紐づいて、アフレコへ「そのときは声優さんとしての経験が0で、何回やってもOKが出なくて。うまくできなくて泣いちゃって。でも、みんなの前で泣くのが恥ずかしくて」と、お手洗いに行って涙をぬぐったと告白。

 すると新田も、TVアニメ第1期1話のアフレコが夕方から始まって、午前0時を超えるまでの長丁場になったことを回想しつつ、そのときに「みんなが最後まで待っててくれて」と、感激したエピソード。さらに飯田は、重要な話数のシーン撮影の直前に「“シカちゃん”(『μ’s』小泉花陽役の久保ユリカの愛称)とカラオケで練習してから」アフレコに臨んだという、今だからこそ話せるようなエピソードが次々に飛び出していた。

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 続けてのコーナーは『μ’sイメージアンケート』と題したコーナーへ。たとえば『人狼ゲームをμ’sメンバーがプレーしたときに真っ先に脱落しそうなメンバーは?』というお題に対して、ファンが事前にアンケートに答えており、その集計結果を5人が予想するという展開。ちなみにこの質問は3位が高坂穂乃果、2位が矢澤にこ、1位が園田海未という結果に。とくに海未は自分が人狼と分かった瞬間に「どうしてなのですか!?」と言ってしまいそうなどメンバーの性格が反映されていそうな意見が飛び出して沸き立つ様子も。

 さらに『僕らのクイズ 君とのクイズ』という4択のクイズコーナーも展開。飯田が事前にスタッフから激ムズの難易度になっているらしいと話していた通り、1問目からTVアニメ第1期第1話の穂乃果の歌いだしから始まる楽曲『ススメ→トゥモロウ』を歌い始めたときに、横を通ったタクシーのナンバーを当てるというマニアックなものに。観客たちの意見も大きく割れるなか、2問目はファーストフード店で入っていたロゴのマーク、3問目は楽曲『どんなときも』のジャケットに描かれている猫の数と、全問正解できた観客も少ない難易度となっていた。

 イベント後半はライブパートへ。楽曲『僕らのLIVE 君とのLIFE』から幕開けとなり、歌唱中に内田が東條希のパネルの頭をナデナデしたかと思えば手でハートを作ったり、新田&飯田が肩を組んで歌唱したりと遊び心満載。

 そこからさらにDay1から楽曲が変化しているスペシャルメドレーへ。その1曲目は『ススメ→トゥモロウ』となり曲の冒頭にステージが暗転。新田1人にスポットライトが当たり穂乃果のソロでの歌いだしをバッチリ決める。2曲目は『ユメノトビラ』、3曲目は第2期最終話の挿入歌『Happy maker!』、4曲目は新田の「みんなとの青春ずっと聞こえてるよ!」との気持ちを伝えてから始まった『きっと青春が聞こえる』となり、ここは前日と同じく飯田がカラフルなマラカスを持ってパフォーマンス。そのまま本編ラストのロック調でポップな楽曲『No brand girls』で締めくくった。

 アンコールでは、振付を観客にレクチャーしてからのパーティーソング『ミはμ’sicのミ』を披露。歌唱中には三森&飯田、新田&内田が手繋ぎを見せたりと楽しげな様子も。

 そして1人1人からイベントの感想へ。

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 Pileは「ライブをみんなでして盛り上げられて嬉しかったです」とお礼を。

 内田は「10年経っても、こうしてみんなで盛り上がれるって素敵なことだと思います。これからも『μ’s』のみんなをよろしくお願いします!」と言い、鳥が羽を広げるようなポーズとともに「ちゅん」と発声して、愛嬌たっぷりな姿が。

 飯田はこの場にはスケジュールの都合で来れなかった『μ’s』のキャストの名前を愛称で挙げて、そのキャスト陣も「“おめでとう”って気持ちでいっぱいだと思うの」と代弁しつつ、ファンたちへも「温かく見守ってくれて、一緒に成長しているから」こそのイベントになったと感謝。

 三森は、ゲームの収録で園田海未の声を当てることはあっても、どう届いているのか、メンバーたちの心境はどうなのかと想像しながらなど手探りだったそうだが、本公演に参加して、ダイレクトにリアクションが返ってくるこの空間が、「実際に会えたこの感動が素晴らしいです。ありがとうございます」と気持ちを伝えると、「楽しく続いていけるように私達も頑張りたいと思います」と、気持ちも新たに。

 新田からは、「10周年でいろんな思い出もあるし、楽しかったことも、乗り越えてきたこともあります。アニメを見返しても素敵な物語で、青春が詰まっていてグッと来るときもあります」と感慨深げに話すとともに「『μ’s』のみんなと一緒に過ごす時間が楽しくて、泣く暇なんかないくらい、楽しいというのが『μ’s』だなって実感しています」と、感じたことを伝えた。そして、温かな拍手が送られるなか5人は、夜公演へ向けステージを後にしていた。

 ■セットリスト
 OP:僕らは今のなかで(TVアニメサイズ)
 【トークパート】
 M1:僕らのLIVE 君とのLIFE
 M2:TVアニメ放送10周年記念メドレー
 ① ススメ→トゥモロウ(TVアニメサイズ)
 ② ユメノトビラ(TVアニメサイズ)
 ③ Happy maker!(TVアニメサイズ)
 ④ きっと青春が聞こえる(TVアニメサイズ)
 ――MC――
 M3:No brand girls

 EN:ミはμ’sicのミ

 ※記事内写真は(C) 2013 プロジェクトラブライブ!

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