AKB48チームA 4年半ぶりの単独コンサートに2000人！横山由依＆向井地美音の“総監督”デュエットや小栗有以お神輿で登場演出も

　アイドルグループ『AKB48』のチームAメンバーが12日、東京ドームシティホールで『AKB48 チームA単独コンサート～美しき者たち～』を開き、集まった約2000人の観客を熱狂させた。

　新春のAKB48のコンサートウィークで15公演あるなかで、その1番最初となって先陣を切る公演で、チームAによる単独コンサートは実に4年半ぶりとなる。この日は岡部麟、奥本陽菜、小栗有以、加藤玲奈、下尾みう、篠崎彩奈、鈴木くるみ、田口愛佳、谷川聖、千葉恵里、長久玲奈、西川怜、人見古都音、前田彩佳、宮崎美穂、向井地美音、山根涼羽、横山由依、吉田華恋の20人が登場した。

　おなじみのovertureが会場に響き、そのまま楽曲パフォーマンスかと思われたが、映像演出からとなり、今回のコンサートのコンセプトがお城の20人のお姫様たちがいる“王国”ということが伝えられ、そのお城に1席しかないという椅子に小栗が座っているということが伝えられる。

　そして1曲目の楽曲『美しき者』のパフォーマンスがスタート。メンバーたちは赤いドレス衣装となったが、なかでも小栗は“お姫様の中のお姫様”なのか、マッチョな男性たち4人がかつぐお神輿に乗って歌唱するという珍しい光景となり、観客たちの度肝を抜いた。

　そのまま、『Ruby』、『胡桃とダイアローグ』、『フライングゲット』の歌唱の後にMCに突入。まずは総監督の横山が、姉妹グループ『NGT48』メンバーの山口真帆（23）の暴行被害で騒動となっていることについて言及（AKB48総監督・横山由依 NGT48山口真帆暴行被害騒動へ言及「運営に厳しく言わせて頂きました」）。

　その後、自己紹介とともに今年の抱負を1人1人コメントしていく。中でも小栗は今年こそ選抜総選挙で選抜入りすることを目標に掲げたり、横山がキャプテンの岡部麟をはじめとした希望者にご飯をおごる約束をさせられたり、次期総監督に指名されている向井地が総監督修行の1年にしたいなど、夢に胸を膨らませる。

　コンサート中盤はユニットコーナーへ。序盤に明かされた1席の椅子をめぐって歌唱とともにコミカルな展開が連発。現総監督の横山と次期総監督の向井地による『出逢いの日、別れの日』では、曲の中盤で向井地が「横山さん私にはやっぱり荷が重すぎます……こんなに大きなグループをまとめていくなんて」と横山に気持ちを吐露すれば、横山が「美音なら守ってくれる。そう思ったから」と返して、椅子に向井地を座らせるというエモーショナルな演出もあり、これには場内も拍手であふれた。

　中盤のMCでは、若手メンバーがトークをつなぎ、“王様ゲーム”の女王様版が開催され変顔を披露するメンバーや、ベテランメンバーの宮崎とどう絡んでいくのかが話し合われたり、本コンサートの会場入りするのにエレベーターを利用しているのがベテランメンバーという“区分け”が語られたりと楽しげなトークが。一方、ベテランメンバーのMCでは、公演直前にメンバーから“ハンドパワー”を受けた向井地が“変調”をきたしはじまりの影ナレーションで「昼公演なのに『こんばんは！』ってあいさつしちゃった」と、苦笑いしていた。

　アンコール後は、メンバーたちが客席に降りてのパフォーマンスもあったりと賑わい、ラストは『Overtake』を披露して、熱気あふれるまま終演を迎えていた。

　■セットリスト
　overture
　M1：美しき者
　M2：Ruby
　M3：胡桃とダイアローグ
　M4：フライングゲット
　M5：ハートの独占権
　M6：She’s gone
　M7：唇触れず…
　M8：ツンデレ！
　M9：出逢いの日、別れの日
　M10：君と僕の関係
　M11：月の裏側
　M12：背中から抱きしめて
　M13：NO WAY MAN
　M14：従順なSlave
　M15：だらしない愛し方
　M16：大声ダイヤモンド
　M17：ずっとずっと
　M18：ラベンダーフィールド
　M19：摩天楼の距離
　M20：なんて素敵な世界に生まれたのだろう
　M21：Party is over