島﨑信長「劇場版 Free!」前編へ熱い思いあふれるスピーチで「一緒に成長してきた」と万感!宮野真守「本当に幸せだなって思いながら携わっております」や内山昂輝は魅力アピール【コメントロングめ】

島﨑信長「劇場版 Free!」前編へ熱い思いあふれるスピーチで「一緒に成長してきた」と万感!宮野真守「本当に幸せだなって思いながら携わっております」や内山昂輝は魅力アピール【コメントロングめ】1

 アニメーション「『劇場版 Free!-the Final Stroke-』前編」(監督:河浪栄作/配給:松竹)公開2日目舞台あいさつが18日、東京・新宿ピカデリーで開催され七瀬遙役の島﨑信長、松岡凛役の宮野真守、桐嶋郁弥役の内山昂輝が登壇した。

 京都アニメーション制作の2013年から続くアニメシリーズ『Free!』。本作でシリーズの七瀬遙の物語が最終章を迎える作品で、世界を目指した先にあるものが描かれている。

 公開を迎えた気持ちへ、島﨑は「僕は幸い、みなさんより先に劇場の環境で作品を観ることができました。観ていたときに思ったのが『ずっと観ていたいな』って思っちゃったんですよね。1カット1カット本当にすごく愛が込もっているなって思って、すごく幸せな気持ちになりました。公開ってワクワクもあるんですけど、ドキドキだったりみなさんにどう受け止めてもらえるかなってあったりもするんですけど、試写で僕が愛と熱意をいっぱい感じたので、ひたすらみなさんに早く観て欲しい、どんなふうに楽しんでもらえるかなって。ラストがラストなのでみなさん心がぐちゃぐちゃになってるかもしれないんですが、僕はそこすら含めて、悲しいシーン・すれ違いすら含めて幸せな気持ちになってました。今日はとても嬉しくて、みなさんと感想を共有したい気持ちでいっぱいです」と、熱い思いの丈を。

 宮野も胸に秘める思いが多く「8年間、(後編が公開する)来年を含めると9年間ずっと応援していただけたっていうのがすごいことだなと感じるんですよね。8年前に始まったときは彼らはまだ高校生だったわけで、そこで本来終わるかもしれない作品だったのが、皆さんの応援があったからこそ8年間も続けることができたっていうのは僕らとして感謝しかないです。ここまで年齢を追って成長して行く物語を演じられるってなかなか稀有なことだと思うんです。みなさんのおかげで僕らもずっと彼らの成長を見守ることができて、その時々でつぶさにそれを感じることができて本当に幸せだなって思いながら携わっております。遙が第1期から言っておりました
“十で神童、十五で天才、二十歳過ぎればただの人”という印象的なセリフなんですけど、その二十歳に差し掛かるまで演じられるってすごいことだなって思うんですよね。まさかのこんなに大きな伏線になるとは。大人になる手前で、繊細な気持ちが揺れ動くところを今まさに演じられるっていうのはすごく感慨深いものがあるし、嬉しいし、大事に、これから後編に向けて演じて行きたいなと思います」と、意気込みとともにコメント。

 そして内山は「作品をやっとみなさんにお届けできるという、本当にお待たせしましたという気持ちがまず1つあるのと、僕は家で完成した作品を見たのですが、劇場ほど良い視聴環境ではなく画質も荒かったので、多分皆さんのほうが良い鑑賞体験になったんではないかなと。ぜひぜひその気持ちを友達とかに『よかったよ』と伝えていただきたいと思います」と、アピールした。

 続けて作品の感想へ。島﨑は、「ずっと成長を描いていただいたっていうのは本当にありがたい作品だなと思いますし、全部が繋がっているなって思ったんですよね。今までの思い出だったり、過去のシーンだったり、一番最初のTVシリーズの予告の映像が出てきたり、あの時からずっと繋がってるんだなって」と、長年のシリーズの集大成であることに感無量。

 宮野は「今回面白かったのがアフレコが始まる前に監督とお話ししたときに、今回遙が苦悩する話で、凛は逆に大人への一歩ステップを登る話だよって聞いていて、実際に台本を読んで『ああ、なるほどな』って。凛はちゃんと自分の人生というものを考え始めたんだな、そこは大人の決断に差し掛かっているんだなと思って。今までのシリーズは10代の青春だったっていうのを感じていて、今回のFSは人生を描いているんだなって思いました。どう生きていくかを描いていく作品なんだなって。だから“二十歳になったらただの人”っていうワードが突き刺さるのだと思いました」と、これまでの作品との違いを感じたという。

 内山は「今回は世界大会に出ても厳しい流れが続いたり、見ていて悲しくなったり、緊迫感があった場面もありつつ、序盤は文化祭があって、和やかなホッとするみんなの日常生活が垣間見れるようなシーンがあったり、そういう部分が面白かったですね。大会以外の部分、水泳以外の部分が魅力的に描かれていて印象的でした」と、魅力を伝えた。

 そして、あらためて本作について1人1人が語っていくことに。

 内山はは「あっという間に終わりの時間になってしまいました。本当にお待たせしたなかで作品を届けることができた上で、また早く次を観たいということになっているんじゃないかなと推察しますが、またみんなで面白いエキサイティングな作品がお届けできるように、頑張ってアフレコをしていきたいと思います」と、後編への意気込みを。

 宮野は、「僕らの思いを込めて作った映画をこうしてみなさんに観て頂けることが本当に嬉しいです。前編が衝撃的な終わりを見せたので、後編がどうなるかとドキドキしているところじゃないかと思うんですけど、僕らもそれは一緒で。僕らもまだ内容を知らないのでドキドキワクワクしながら待っています。この先どうなっていくのかというのを僕も期待しつつ、それを全力で演じて行きたいと思います。今までは彼の青春を見守っていただきましたが、これからは彼の人生を見ていただくことになりますので、彼らの生きざまをぜひ今後とも応援していただけたらいいなと思います」と、呼びかける。

 トリを飾ることになった島﨑は、「本当に先が楽しみだなって、みなさんの愛と応援のおかげでこんなに長く関わらせていただくことができて、そしてずっと最高の景色を見せることができているんじゃないかと今回あらためて思っております。芸歴のほとんどを遙と一緒に過ごして、一緒に成長してきた感があります。気がついたら『Free!』のTV放送が始まった頃の宮野さんの歳を越えているんです。あのときみなさんがやられているものを、僕はその歳越えちゃっているんだなって思っちゃったり。そんなことも思いつつ、ずっと過ごしてきてとても僕にとって大好きで
幸せな作品なんです。主人公として関わらせていただいている人間が、こんなにこの作品を好きで、今回の作品も幸せだなって思えたっていう事が、ひとつの答えというか。スタッフの皆さんも、ものすごい愛と情熱を込めて作ってくださっているのをでき上がりを見て感じましたし、作品自体が面白いのはもちろんですけど、そこに込もった想いというものが伝わり続けて今があるんじゃないかなって思ってました。あらためてずっと『Free!』を愛していただきまして、愛していただいた分だけ、今までもお返してきたと思うんですけど、後編でも絶対にみなさまの愛と期待と応援にお応えするものを届けますので。ひたすら思いっきり楽しみに前向きな気持ちで、絶対に幸せな景色をみなさんに観ていただけると僕も確信しておりますので、どうか楽しみにしていただければ、これからも『Free!』シリーズを愛していただければ幸いです」と、再び熱い気持ちをぶつけていた。

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 ※記事内写真は(C)おおじこうじ・京都アニメーション/岩鳶町後援会2021