お笑いコンビ『野性爆弾』くっきー!、京藍染師・松﨑陸氏が1月10日に大阪・難波のLaugh & Peace Art Galleryで『-Laugh in Kyoai ~京藍の中で笑う京藍染師・松﨑陸 個展 ~』トークイベントを前に取材会を開催した。
100年前に途絶えた京都原種の「京藍」を古文献を紐解き復活させForbes JAPAN “Culture-Preneurs”世界を動かす30人に選出もされている松﨑氏。一方、これまで京提灯、京都老舗綿布商のてぬぐいブランドとのコラボレーション等、伝統工芸もアートでエンターテインメントも交えて伝えてきたくっきー!によるトークショーを行う。
Laugh & Peace Art Galleryの設立にもかかわり吉本興業アート事業に携わった社員の方たちの呼びかけで今回のコラボがスタートしたそう。しかし、くっきー!にコラボの経緯を尋ねると「街で出会って」とボケて会場を一気に明るくした。
松﨑氏はくっきー!について「やっぱり奇抜というか、ちょっと規格外な絵を描かれてるんで、希少の『奇』と、芸人さんなんで笑いっていう部分で、『奇笑』(きしょう)っていう言葉を作らせていただいて、『京藍×奇笑』っていうのをテーマに展示をさせていただいてます」と、コンセプトを話す。さらに、くっきー!と接してみての印象へ「フラットに接してくださるんで、話しやすいし多才だと思っています。テレビで見ると、ちょっと怖い人かな……って思うんですけど、実際喋るとめちゃくちゃ優しいんです」と話し、これにはくっきー!も「ギャップ萌えってやつですよ」と、笑みが漏れた。
逆にくっきー!は松﨑氏の印象として、「僕、初めてお会いさせてもらった時、手が(藍染をしていることから)真っ青やったんですよ。きょうも青いですけど、その倍ぐらい。ほんま、手とか気にせずやってはる職人さん、アーティストさんなんだなと思って。背筋が伸びるというか、美川憲一ばりに」と、襟を正したという。
そのくっきー!の気持ちは、2人がコラボした作品(すでに売約済み)にも現れているようで、コラボ作品の完成までの時間を尋ねると、くっきー!は具体的な時間の明言は避けつつも「僕は早い方なんです。早描きタイプですね。それでも通常の5倍は時間がかかりました」という。なぜそんなにかかったかといえば「通常、キャンバスやったら一発でギュンって入るやつが、5回ぐらい塗り重ねなあかんかったんで、通常の5倍かかってます。初めて定規も使って真ん中を測って。一番丁寧に描いた、人生で。人さまのもんに描くのは、これでラストにしようと思うくらい。すり減るんで。究極の一枚ですよ。もう終了です。終わりですよ、終わり」というほど、松﨑氏の作品の雰囲気を壊さないように気を使ったそうだ。
松﨑氏はコラボにあたり、「くっきー!さんをどう表現したらいいんだろうって」と考えた結果、数種類を用意してそのなかでくっきー!が気にいりそうなものを渡したという。その上に絵を描いたくっきー!に絵の説明を求めると「難しいっすね」と苦笑いしつつ、松﨑氏の作品が「猛々しかったんで、とことんカワイイのを描きたいと思って“イチゴ”を描きました」というと松﨑氏は「植物を発酵して染めてもいるので」と話し、くっきー!も「植物つながりです」と共通部分を話した。
作品の出来へ、くっきー!は「それはもう100点でしょう。初めてちゃいます?100点を超えようとしたん。100点(満点)の天井からちょっとだけ出てます。今まで大体、地面からちょっと離れた下におったんですけど、初めて超えました」と、大満足といった様子だった。
『-Laugh in Kyoai ~京藍の中で笑う京藍染師・松﨑陸 個展 ~』は1月8日から1月18日まで、13時から18時までオープンで、火・水 定休日。入場料は無料となっている。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ








