お笑いコンビ『オール阪神・巨人』のオール阪神とオール巨人が1月10日に大阪ミナミ周辺で開催された『宝恵駕行列』に参加した。
『宝恵駕行列』(ほえかごぎょうれつ)は江戸時代・元禄期にミナミの芸妓さんが縁起物で飾り立てられた籠(かご)に乗り、今宮戎神社に参詣したことに起源を持つ。その伝統を引き継ぎ、宝恵駕振興会主催で大阪ミナミを巡行し今宮戎神社に参詣している。
『宝恵駕』に乗り込む前に、2人で囲み会見を開催。現在、『オール阪神・巨人』活動50周年として全国ツアーでめぐっている2人だが、3月15日にはツアー千穐楽公演を大阪・なんばグランド花月で予定しているという。
そんななか50年目の活動では2025年2月に巨人が6度目の頚椎(けいつい)を手術したり昨年末は2人とも「体調が非常に悪かった」そう。“下し”てもいたそうで2人でオムツしながら劇場に立ったといい巨人は「そこまで似んでもええのにね。変なコンビですわ」と笑った。続けて巨人は、「運がいいのか、公演があったり劇場に出る時だけは、元気が出るんです。気持ちの問題なのかな」と言いつつ、「まあ、3月15日までやらないかんのですけど」と気持ちを入れ直す。
巨人は体調の悪い日は“引退”も頭をよぎるそうで、「毎日ね、毎日やっぱり気持ちが変わるんですよ。調子のいいときは『よし、まだまだいける!』と思うんやけど、ちょっと弱ったり、正月に体調を崩したときには、ずっと考えてて『これはもう俺はあかんな』とか思ったり。春になって温かくなったら、頑張るという気持ちはもっと出てくるかもわかりませんけど。まあ、それはどうなるかわかりませんね」という。そんな状況でも巨人は舞台に立ってお客さんが笑ってくれるのを見ると「でも、まだまだやっぱり劇場で需要があるんやったらね。お客さんも笑ってくださるし。本当によく気持ちが揺らぎます。喜んでもらって、笑ってもらって、こっちも気持ちいいし。お金もらえるし、こんなええ仕事ないんですけど」と、複雑な心境を。
その率直な気持ちは阪神にも伝えているそうだが、阪神は「僕は答えは出しません。辞められたら困りますんで。そういう話が出てきたら『あー、僕も体調悪いな、まあぼちぼちやりましょうか』って」とやりとりしているのだそうだ。
そんな満身創痍の2人だが、巨人は「これはほんまにそうなるか分かりませんけど、テレビではもう、漫才はやらないかも分かりません。舞台だけ。テレビはやっぱりいろんな縛りがありますし緊張するんですよ」と、TV出演への気持ちが変化しているという。阪神も「せやから年末まではテレビで漫才させてもらいましたけど、今年は珍しく“お正月やな”という気分でした」とゆっくりしたそうだ。
本日乗る『宝恵駕籠』は、デビュー時のころと2020年の3度目という。巨人は「本当にありがたいですね。50年もやらしてもらって、『オール阪神・巨人さんで、ぜひ乗ってください』と言われて“ありがとう”ということで乗らしてもらえるし」と厚い感謝をすると阪神も「50年で3回目の宝恵駕籠なんですけどね。楽しんできます」と語っていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ




