稲垣吾郎 コロナ禍中止舞台「再始動」喜び!「ある意味イチャイチャ」

稲垣吾郎 コロナ禍中止舞台「再始動」喜び!「ある意味イチャイチャ」9

 『新しい地図』稲垣吾郎が13日、東京・池袋の東京建物BrilliaHALLで主演舞台『サンソン ―ルイ16世の首を刎ねた男―』(演出:白井晃)ゲネプロを前に囲み会見を俳優・大鶴佐助、崎山つばさ、佐藤寛太とともに開いた。

 本作で稲垣が演じるのは、18世紀のフランスに実在した4代目の死刑執行人として激動のフランス革命期を生きた死刑執行人シャルル=アンリ・サンソン。代々続く死刑執行人という宿命を背負いながらも「人間の生死を決められるのは神だけではないのか」、「死刑制度はなくさなければならない」と死刑廃止論を唱え、自問自答を続けたシャルル=アンリ・サンソン 。処刑人でもあり医師でもあった彼の、内面にうごめく葛藤を表現する。

 会見には、舞台衣装で登場した稲垣。会場ロビーでの会見となったが、衣装へ「ここで見せるものではないですね。舞台のセットの中で立つために作られたので、このロビーの照明のなかで立っていてもとても恥ずかしいです」と、照れ笑い。

 記者から衣装がビジュアル系バンドのようにも見えるとも降られると、「“台本”には新しいバンドを作ったと言ってくれって書いてあったんです」と、嘘か真かひょうひょうと話をして、稲垣ワールドを展開して記者たちを驚かせることも。

 けいこ中の雰囲気として、稲垣自身としては「僕話しかけづらい雰囲気なので」と、積極的にコミュニケーションをとることはなかった……ように見えたが、すかさず佐藤が「ワインの話をしましたよね!」といい、大鶴も「どこの品種が好きという話をしていましたよ」と、案外趣味の話は止まらずに行っていた様子を窺わせる。とくに大鶴とは、「ある意味イチャイチャしているんです。見方によってはラブストーリー」と笑みを見せた。

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 続けて、稲垣の印象の話題に。佐藤は、「本人を前にして言いづらい」と恐縮気味だったが、稲垣から促され「すごくほんわかされていて話しやす方ですけどね。話しづらいという印象がないんです」というと、この返答は満点だったのか稲垣もニッコリ。崎山も「細かい部分のお芝居を観てくださっていて」といい、これにも稲垣はニコニコで、「人の命がテーマなので重々しい感じになっていますけど、終わったら3人にかわいがってもらってワインをごちそうになりたい」とのコメントまで飛び出し、逆に3人を“戦々恐々”とさせ「おごってくださいよ!」と声をあげさせ翻弄していた。

 本舞台といえば、2021年の同時期に上演を予定していたが、新型コロナウイルス禍が直撃し「緊急事態宣言」出たことから、イベント開催制限、施設使用制限を受け、わずか数公演で上演中止を余儀なくされた。当時の心境として「本当に悔しい思いをしたんです。突然のストップがかかって。今回こうして、再演というか、演出の白井さんからは『再始動』と言っていて、また動かせることを嬉しく思います」と、喜びの笑みが浮かんだ。

 ほかにも、自身にとって舞台は「自分が1番自分らしくいられる場所というか、ムリもなく違和感もなく自由でいられる場所かな。どうしても違和感を感じること、迷いを感じることってあるじゃないですか。舞台に関してはとても素直に自分でいられる。本当に自分の場所だなって思いますね」と、しみじみだった。

 舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』東京公演は14日から30日まで東京建物Brillia HALLにて、大阪公演は5月12日から14日までオリックス劇場にて、長野公演は5月20、21日にまつもと市民芸術館 主ホールにて上演予定!

 ※稲垣吾郎過去記事
 ・稲垣吾郎56個質問答える!「『舞いあがれ!』を観たい」
 ・稲垣吾郎「美しさ」は「常に追い求め続けている」
 ・稲垣吾郎エレクトロン頭皮ケアラインアンバサダー!髪型こだわり

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