安藤サクラ&山田涼介「バッド・ランズ」新場面写!「美しいものには毒がある」

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 俳優・安藤サクラ主演で、アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』山田涼介らが共演し29日より全国ロードショー予定の映画『BAD LANDS バッド・ランズ』(監督:原田眞人/配給:東映/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)。本作の新場面写真が6日、公開となった。

 第151回直木賞受賞の『破門』や小説『後妻業』などで知られる作家・黒川博行氏の小説『勁草』を、『検察側の罪人』や『関ケ原』などを手掛けた原田監督メガホンで映画化。<持たざる者>が<持つ者>から生きる糧を掠め取り生き延び、特殊詐欺に加担する主人公・ネリ(安藤)と弟・ジョー(山田)。2人はある夜、思いがけず“億を超える大金”を手にしてしまう。金を引き出す……ただそれだけだったはずの2人に迫るさまざまな巨悪。2人は果たして<危険な地>から逃れられるのか……をスリリングに描く。

 公開された場面写真は、社会の最底辺に生きる姉弟・ネリとジョーを描いたもの。金髪に黒いキャップ姿が印象的なネリは安藤が原田監督と話し合いながら作り上げたキャラクターとなっており、その雰囲気が垣間見えるカットも。さらにネリへ、本番前に独自の発声をして喉をほぐしたり、柔軟体操のように体を動かしたりしながら、コンディションを整えていたそうで、それを目にした原田監督は劇中のネリの言動として採用したとも。安藤も「監督はその場で思いついたことをも味方につけて演出されるので、どんなハプニングや出会いがあっても楽しめるように、監督の発想に対応できるよう常に“漂っている”状態でいることを、一番大切にしていました」と、振り返っている。

 一方、黒い革ジャンがトレードマークのジョーはネリの前では可愛げのある表情を見せるも、姉のいないところでは一転しサイコパス全開で狂気に満ちた表情を見せるのが魅力的なキャラクター。山田は「自称“サイコパス”なんですけど、ネリ姉といるときはどこか可愛い弟でありたいなという思いが、常に頭の中にあって。可愛いけど危ない人、みたいな。美しいものには毒があるじゃないですか(笑)。脚本からジョーのバックグラウンドを想像したりもしましたね。漢字の読み書きが苦手なのに、数字にだけ異常に強いのは、小さいころから悪さばかりしてきたからだろうなとか。そういうところは大切に演じようと思っていました」と演じるうえで意識した点を語っている。

 ※記事内画像は(C)2023「BAD LANDS」製作委員会

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