東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依「ゆるキャン△」挨拶

東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依「ゆるキャン△」挨拶6

 映画『ゆるキャン△』(監督:京極義昭/配給:松竹)舞台あいさつが10日、東京・丸の内ピカデリーで開かれ、志摩リン役・東山奈央、大垣千明役・原紗友里、犬山あおい役・豊崎愛生、斉藤恵那役・高橋李依が登壇した。

 マンガアプリ『COMIC FUZ』(芳文社)にて漫画家・あfろ氏が連載中のアウトドア系ガールズストーリー『ゆるキャン△』が原作。アウトドアブームの盛り上げに一役買っている本作は、2018年にTVアニメーションシリーズが放映され、20年にスピンオフ作品『へやキャン△』、21年に『ゆるキャン△ SEASON2』が放映され本作はシリーズ最新作となる。あfろ氏監修の完全オリジナルストーリーとなっており、高校時代に、キャンプを通じて関係を育んでいったキャラクターらが時を経てそれぞれの道を歩んだ先で、キャンプ場を作るという物語となっている。

 以下、公式レポート部分。

 なでしこのイラスト色紙を持って登壇した東山が、本日登壇の叶わなかった各務原なでしこ役・花守ゆみりについて触れ「ゆみりの分も言わせていただきます!」と前置きした上で、『キャンにちは!』とあいさつし元気よくイベントがスタート。

 先週7月1日(金)より公開がスタートした本作の反響について東山は「いつも以上に『観たよ』という連絡をもらった」と言い、「父が早速13.5巻をゲットしていました!感想を口にすると思い出し泣きしてしまうようで、『最後のシーン……リンの一言が……大人になったなって感じたよ』」と涙ながらに言葉にしていたことを明かしました。

 原は、「普段アニメを観ない周囲の人が(本作を)観てくれた」上で、「ご好評いただいているみたいで……(笑)」とにこやかに発し、会場からは大きな拍手が沸き上がりました。豊崎は、知り合い家族のお子さんから『みんなが大人になっても頑張っていると思いました』と感想をもらい、「頑張っている『ゆるキャン△』メンバーの姿はいろんな世代で響く作品だなと思いました」と世代を問わず『ゆるキャン△』が愛されている様子を話しました。

 高橋は、5人同様に年を重ねたちくわについて言及。「走る速度だったり、疲れる姿でちくわも大人になったんだなって思うんですけど、速度を合わせる恵那ちゃんを見ると、優しい世界が続いているんだなと思いました」と月日が流れた上での映画『ゆるキャン△』の魅力をアピールしました。

 劇中ではキャンプ場づくりに奔走する5人が描かれます。もし、実際にキャンプ場を作るなら……?という質問には、
 高橋が「私、ペットにロボットを飼っていまして…充電できる、自分で持ち運べるポータブル電原よりももっと大きな電源が置いてあるキャンプ場!」と提案すると、「手厚いサービス」と全員が大納得。

 キャンパーという一面も持つ豊崎は「いろんな夢がある」中でも設置したいのは『顔はめパネル』で、自身も好きだと言う『顔はめパネル』への熱い想いを語りました。一方の原は「食べる方に関心があるので、調理をするのに良い場所を作ってほしいですね。水道設備とかを厳重にして欲しいです」とコメント。東山も食に注目し、「銀杏が好きで、いちょうの木を植えておいて欲しい」と言うと「現地で収穫?!」と驚かれながらも「穫れたてのものがそのまま食べれるのはいいですね」と賛同の声も。また、「ゆみりも果物が好きだと言ってて、近くにいちご狩りとかができる場所が併設されているといいなと言っていました」と花守とも以前キャンプ場への夢を話したことを明かしました。

 また、自分自身が”大人になったな”と感じた瞬間については、

 高橋「千明とリンがタクシーに乗るところで、大人になったなって。今という時間を大事にしたい、というのは大人ならでは」

 豊崎「働くなでしこのシーンが好きで。TVシリーズのときはみんなに心配されたり見守られていたんですけど、キャンプ道具を女子高生に勧めるシーンは、相談している子たちを可愛いっておもいながら接客しているなでしこがいて、自分でも学生を見て『可愛いな』って思う時に大人になったなと感じます」

 原「あおいちゃんが先生をしているシーン。昔だったら生徒側の立場で『こういう先生いたな』って観てたけど、あおいちゃん側からの目線でこの映画を見ました」

 東山「刈谷先輩が、リンの代わりに多く仕事を受け持ってくれて、フォローしてくれているシーン。自分もいま、先輩であり後輩でありって立場になってきていて。知らぬ間に先輩に助けられてきたんだなって改めて感謝をしながら、後輩の子に対してできることはあるかな?って思ったり、両方の気持ちを考えられるシーンがありました」とそれぞれに心に刺さったシーンを挙げながら、色々な目線で楽しめる本作の見所を語り合いました。

 イベント最後には、

 高橋「今作の中で、細かなシーンで『これ恵那ちゃんっぽい』とか本当にたくさんあるので、まずは皆さんの好きなキャラクター目線で楽しんでもらうもいいですし、私的にはオンライン会議の背景を宇宙にしている恵那ちゃんがすごいツボで(笑)本当に細かいところまで楽しめるので、ぜひ何度も観ていただいて、楽しんでもらえたら嬉しいです」

 豊崎「監督はじめアニメチームが伝えたかったこと、原作の雰囲気のよさ、先生のメッセージだったり、映画になることで改めて皆さんに届いているという今が幸せでいっぱいです。大人にいくらなっても、上には上の大人がいるというか。どこかで必ず誰かが自分を見ていてくれるんだなって希望が詰まった作品だと魅力に感じでいるので、『ゆるキャン△』の映画の世界とご自身のリアルに生きている世界を重ねて、人のことを想ったり、優しい気持ちで過ごしてくれたら嬉しいです」

 原「大人になるってこうやって変わっていくことなんだって思ったシーンと、結局集まったら昔のままじゃん、変わらないところもあるじゃん!と思っていただけたところもあると思います。変わるところ・変わらないところ、両方の良さをこの映画で感じて、日常の中で、変わらないことを恐れる必要もないし、変わらないことをつまらないと思う必要もないんだって、より普段の生活を楽しいなって思ってもらうきっかけになったらいいなと思っています」

 東山「本当に見どころがたくさんあって、みんなの大好きな『ゆるキャン△』がたくさん詰まっていると思います。いろんなメッセージだったり、愛が詰まっていて。見どころしかないなって感じていますし、なでしこのシーンですごく好きだったのが、冒頭のシーンで。楽しいを伝えていくって今回の一番大事なテーマを、はじめからなでしこは実践していて伝えていて、本当にどんどんみんなのことが大好きになっていくなって感じたんです。元々大好きだった『ゆるキャン△』のみんなが映画を観終わったらもっと大好きになっている、素敵な映画になっていると思います!」

 と感謝とともにメッセージを送り、イベントは幕を閉じました。

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 ※記事内写真は(c)あfろ・芳文社/野外活動委員会

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