稲垣吾郎「窓辺にて」イベ!恋愛観話題に「こんな感じで」と微笑

稲垣吾郎「窓辺にて」イベ!恋愛観話題に「こんな感じで」と微笑3

 『新しい地図』稲垣吾郎(48)が11日、都内で主演映画『窓辺にて』(監督:今泉力哉/配給:東京テアトル)完成報告イベントを俳優・中村ゆり(40)、玉城ティナ(25)、今泉監督(41)とともに開いた。

 映画『愛がなんだ』『街の上で』などを手掛けた今泉力哉監督による17作目の完全オリジナル作品。<等身大の恋愛模様>に加え、これまで以上に<好きという感情そのもの>について深く掘り下げて描き切った、大人のラブストーリー。稲垣にとって今泉監督作品出演は初。妻が売れっ子小説家と浮気しているのを知っていながらある感情に悩む、フリーライター市川茂巳役を稲垣が演じる。

 ブラックコーデで登場した稲垣。「去年の夏に撮影していた映画がみなさんに披露できる日が来て嬉しく思います。試写で拝見させて頂きましたが、今泉監督の繊細で美しい映画になっていると思います。みなさんにも早く観て頂きたいです」と、微笑を浮かべアピール。

 まずは今泉監督と稲垣の出会いのところから。稲垣が「映画のコラムを書いている雑誌で今泉監督と対談させて頂いて」というと今泉監督は「その対談で『僕を主役にするならどんな映画ですか?』と聞かれて、いま準備中!だったんです(笑)」と焦ったという思い出を。

 稲垣は台本を読んで「ある程度僕をイメージして作られたと思うんですけど、僕のことなんでこんなに分かってもらっているんだろうと、スピリチュアルなくらいのものを感じて。心の内側まで分かってるなって印象でした」と、驚いたそう。そこで稲垣が「監督どういうことなんでしょうか?」と詰め寄ると今泉監督は、「TVや雑誌を観させて頂いて、そうなっているんだろうと思っただけで」と、さらりと話す。

 これを聞いて稲垣は、「自分でも『自分ってこういうイメージでしょ』というところを決めつけていたところがあったんですけど、そうではない部分があふれ出てしまう、漏れているというところを汲み取ってくれたのかなって思って。監督は僕のことが好きだったんだと思います」と、理解されたことへの喜びを口にしていた。

 劇中で印象的なセリフへ稲垣は、「印象に残るセリフが映画とか文学で見たことないセリフがあって。監督は喜怒哀楽だけで描かれないと感じたセリフが『理解なんかされないほうがいいよ』『理解されることはときに残酷だから』というセリフなんです。そこは分かるなって。この仕事をしていると、いろんな期待をされたりとかするんです。たしかに理解をされるのは嬉しいですけど、それがときにプレッシャーになって。僕もこの世界で30年くらいやっているので、それは感じています」と、心境を口にしていた。

 ほかにも、恋愛観の話題が振られ稲垣は本作での共感したポイントとして「相手がいると、冷静になってしまったり、浮気をされててもショックを受けないという感情が共感できるというか」としみじみ。さらに自身の恋愛へは、「自然な成り行きに任せるというか、迷わない、恋愛に関しては無邪気かも」と、率直な気持ちを話すとともに、報道陣向けに「今年で49なのでそろそろやっぱり最後の恋を……」とリップサービスしだす。ちなみに司会が「最後?」と問いかけると、「やっぱりそれは嫌だなぁ(笑)。みなさんこんな感じでどうですか?」と、報道陣にニコリと笑顔を向けていた。

 そして稲垣から「この映画いろんな登場人物がいて自分に共感できるような思いを拾い上げて頂いて、この映画を楽しんでもらえれば」と、メッセージを寄せていた。

 映画『窓辺にて』は11月4日より全国ロードショー予定!

 ※稲垣吾郎過去記事
 ・稲垣吾郎 草なぎ剛気づかず?香取慎吾は刺激に
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 ・稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾 三宅弘城と西田尚美の舞台に特化した“あるある”をテーマに質問でどれだけ共感?ななにーに美川憲一、研ナオコ、梅沢富美男登場も

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