「チョコボール」の「キョロちゃん」が目印!表参道に日本初となるIoT活用のスマートゴミ箱「SmaGO」設置

「チョコボール」の「キョロちゃん」が目印!表参道に日本初となるIoT活用のスマートゴミ箱「SmaGO」設置

 タピオカ入りドリンクやコーヒーの飲み歩きの横行により、プラスチックカップが道路にポイ捨てされたり、ゴミ箱に入りきらずにその周辺にあふれてしまうなどゴミ問題が深刻化している。

 そこで、原宿表参道に設置された「チョコボール」のキャラクター「キョロちゃん」がラッピングされたゴミ箱が、話題になっている。

 このゴミ箱は、森永製菓株式会社と株式会社フォーステックが提供するIoT技術(※1)を活用したスマートゴミ箱「SmaGO」(スマゴ)と言われるもので、上部のソーラーパネルで発電し3G回線を通じてゴミの蓄積状況をクラウド上でリアルタイムに把握できるとともに、ゴミ箱が満杯になると自動的に圧縮され約5~6倍の容量を捨てることが可能というもの。

 それにより、ゴミの収集作業を効率化でき、回収コストや、回収作業に伴うCO2削減が期待できる。ゴミ箱の動力はすべて、太陽光発電でまかなうため、電気代はゼロです。また、ゴミ箱のふたは足で踏むと開く非接触型で、ふたに触れなくてもゴミを捨てられる。

「チョコボール」の「キョロちゃん」が目印!表参道に日本初となるIoT活用のスマートゴミ箱「SmaGO」設置

 この「SmaGO」(スマゴ)は、表参道沿いの歩道に13 ヶ所34 台設置(内訳は、一般可燃用21 台、資源ごみ(ペットボトル、かん、びん)用13 台)。10月8日から日本で初めて正式運用が開始された。

 今回のスマートゴミ箱の設置への取り組みをサポートした森永製菓では、SDGs(※2)への取り組みの一環で、「SmaGO」のオフィシャルパートナーとして費用の支援を行うとともに、ゴミ箱をラッピングしてゴミの分別やリサイクルの大切さを伝えていく。プラスチックを排出する食品会社として、提供時のプラスチックの削減だけでなく、お客さんが購入した後も、ゴミを正しく処理しやすい環境づくりをすることで、海洋資源の保全にもつながると考えたため。

 ■Sma GO について
 「 SmaGO 」は、米BigBelly Solar 社が開発したスマートゴミ箱を活用した、株式会社フォーステックが展開するソリューション。(日本への輸入・保守・クラウドの管理は日本システムウエア株式会社が実施している。)ニューヨークのタイムズスクエアやフランス、イギリス、アイルランド、ドイツなど世界50カ国以上の自治体で導入されており、ゴミの回収作業を効率化し、回収コスト圧縮に貢献している。

「チョコボール」の「キョロちゃん」が目印!表参道に日本初となるIoT活用のスマートゴミ箱「SmaGO」設置

 <SmaGOのメリット>
 ゴミの蓄積状況は、クラウド上でリアルタイムに把握できるとともに、ゴミを自動圧縮する機能を装備しており、回収頻度の削減を実現します。ゴミ箱ごとの回収状況がわかるため、ゴミがあまり溜まらない場所にあるゴミ箱を撤去したり、溜まりやすい場所にゴミ箱を増設したりと配置を最適化することも可能。

 ※1)IoT技術とは、Internet of Thingsの略で、直訳すると「モノのインターネット」という意味。要するにモノにセンサーを付け、インターネットとつなぐことにより、センサーが取得した情報を活用できるようにすること

 ※2)SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、2015年9月の国連総会で採択された『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』と題する成果文書で示された、2030年までに達成すべき17の目標のこと。

「チョコボール」の「キョロちゃん」が目印!表参道に日本初となるIoT活用のスマートゴミ箱「SmaGO」設置


「チョコボール」の「キョロちゃん」が目印!表参道に日本初となるIoT活用のスマートゴミ箱「SmaGO」設置


「チョコボール」の「キョロちゃん」が目印!表参道に日本初となるIoT活用のスマートゴミ箱「SmaGO」設置