（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
グローバルボーイズグループ『JO1』川西拓実が4月15日に東京・イイノホールで映画『バジーノイズ』（監督：風間太樹／配給：ギャガ）完成披露試写会に俳優・桜田ひより、井之脇海、栁俊太郎、円井わん、風間太樹監督とともに登壇した。
漫画家・むつき潤氏が2020年まで『週刊ビッグコミックスピリッツ』（小学館）に連載していた長編デビュー作が原作。DTM（デスクトップミュージック）を題材に、登場人物たちの心理描写のリアルさ、独特な音楽表現など、音楽コミックスとして大きな話題を呼んだ。川西は、マンション管理人をしながら住み込みで1人暮らしをしている清澄（きよすみ）役、桜田演じる潮と出会ってしまったことによって、閉じた世界に強烈なノイズが流れ込んで葛藤を続ける……。
スーツのようなフォーマル目なグレーの衣装で登場した川西。緊張しているのか、第一声を出す前にはにかむような笑みを見せつつ、「清澄を演じさせて頂きました。川西拓実です。ちょっと早めに観れる日ですのでよろしくお願いします」と手堅いあいさつ。
第一声は笑顔も表情は少し硬い川西
ここで司会から、「緊張されてますか？」との問いかけがされ、「見ての通り緊張しています」と、硬めの笑顔を浮かべていたが、緊張以外でのいまの心境としては、「すごく楽しみだったんです。初めての主演の映画ということで、思い入れが本当にあって。僕の一生忘れない作品になると思います。それをみなさんには初めて観て頂きたいという気持ちです」と、イベントのスタートを切った。
1枚目
撮影中の写真3枚キャストの後ろのモニターに映しての振り返りトークも開催。まずは1枚め、ライブシーン撮影直前にフィルムカメラで撮ったものだそうで、川西が『JO1』の活動ではおなじみの“Go to the Top”のポーズをほかのキャスト陣としているというもの。このポーズをしているのも“Go to the Top”ポーズをキャスト陣の中でも「流行らせてもらえないかなって」という気持ちからだったそう。その現場での川西は愛されていたようで、ポーズをやってもらえたり「なんかわざと間違えてさ、ちゃうやんってこともやってました」と、コミュニケーションのきっかけにもなったそうだ。
さらに、3枚目は川西が頭に氷嚢（ひょうのう）を乗せて頭を冷やしているカット。ここは「アパートのシーンで、すごく暑かったんです。こうやって頭に乗せると冷えていいですよって言ったら、そっからもうずっと乗せてました。正直やっていけなかったぐらい暑かったので、結構救われましました」と、首もとに手を当てるジェスチャーも見せその撮影の過酷さを窺わせていた。
氷嚢カット
また、「音楽さえあればいい」という本作の主人公にかけ、キャストの「〇〇さえあればいい」を発表するコーナーも開催。川西は『音楽』としたためていたが、「僕は昔から音楽を聴くのが大好きで、歌うことも大好きだったんです。今こうして『JO1』になって、もちろん歌は歌えますし、聴きもします。曲を作りもしますし、僕も清澄と同じように、家に帰ったら必ず作曲の練習したり、曲を作ったりっていうのを繰り返す毎日なんです。なんか僕にとってこう、いつもそばにある音楽っていうものを、本当にそれぐらい大切だなと心から思って音楽と書きました」と、気持ちを込めて話した。
ここで風間監督が『推し』としており、川西の方を見ながら、「僕、人生で推しができたことがなかったんですよ。でも、最近推しができたんです。推しがあれば何もいらないかなって」と、“これはもしや川西のことを言っているのでは……”という空気を醸し出していたが、焦らしに焦らしてその名前を挙げたのは「栁さんです。金髪の演奏シーンが本当にすごくて」と言うと、川西がコテコテのずっこけリアクションを見せ、会場は大爆笑なうえ、栁からも「ごめんな！」と謝られる姿が。そんなオーバーリアクションに川西は「関西ではあれくらいやれっていう教えなので」と、楽しげに話していた。
コテコテのずっこけを披露する川西
そして川西から「今回僕が初主演の映画ということで、僕にとって一生心に残る作品になりました。監督・キャストのみなさん、そしてスタッフのみなさんが本当に死ぬ気で撮影した映画です。ぜひ劇場で公開したら観に行って頂けたらなと思います。そして、この映画は音楽映画なので、 映像と音楽と聴いてみて楽しんでいただけたらなと思います。今日はありがとうございました」と、メッセージを寄せていた。
映画『バジーノイズ』は5月3日より全国公開予定！
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
わざとやらない柳を注意も
ポーズが違うと注意したポーズ